プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
映画「風に立つ愛子さん」の応援をクラウドファンディングで実現!
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
2021年よりミニシアター系の作品を中心に邦画洋画問わずソリッドな映画の配給宣伝を行っています。
東日本大震災の後、石巻で一人暮らしをしていた愛子さんを8年間、寄り添い見つめてきたドキュメンタリー映画「風に立つ愛子さん」が完成しました。本作を東北から日本全国、そして世界に届ける応援プロジェクトです!
あの大震災の後の14年で何が見えたのか。
津波に遭っても、ひとりで自分らしく生きてきた愛子さんの言葉を伝えたい。
監督の藤川佳三です。私は、2011年3月11日に起きた東日本大地震で大きな被害のあった石巻市の湊小学校避難所に震災から1ヶ月半後の4月末に行きました。避難所が、テレビや新聞の報道と違うことに驚きました。騒然とした中で頑張っている人たちがいました。この目の前に起きている非現実とも思える非常事態の避難所を、すぐに撮影することを決めました。10月までの約半年間、避難所に滞在し、一緒に生活しながら撮影をしました。校庭に停めた車で数ヶ月寝ました。震災当時は、私が参加した映画「ヘヴンズ ストーリー」が公開された後で、瀬々敬久監督が後押しをしてくれました。その記録が映画「石巻市立湊小学校避難所」です。全国の劇場や自主上映会で上映をして約20000人の方に見ていただきました。この映画の主要な人物として出演していただいたのが、村上愛子さん(当時69歳)、今回の映画「風に立つ愛子さん」の主人公です。「石巻市立湊小学校避難所」の続編の作品にもなります。2011年から2018年まで8年間の愛子さんの日常を見つめました。いわゆる震災を扱った映画の中でもひときわ異色で、心と言葉に焦点をあてた作品になりました。
震災の2日後の湊小学校の写真
避難所だった湊小学校
2012年に公開された映画「石巻市湊小学校避難所」
★2013年 台湾国際ドキュメンタリー映画祭、ドバイ国際映画祭正式出品
藤川圭三著「石巻市立湊小学校避難所」書影(竹書房新書)
私は、普段商業ベースの映画、テレビドラマのスタッフの仕事をしていますが、自分の作品を作る時には、完全に自主制作の体制でドキュメンタリー映画を作っています。理由は、こだわるドキュメンタリーの作り方があるからです。できるだけ撮影対象の方のそばにいて、時間と空間を共有しながら撮影する方法です。長く時間を共にすることで、当事者の生活を知り、思いを感じていきます。信頼関係も生まれます。自ずと真実の瞬間が映る映画ができるのだと、私は信じてやっています。このような方法は商業ベースの作品ではできません。なので、自己資金を使い、一人でカメラを回しながら映画を作ってきました。
「風に立つ愛子さん」は、撮影に8年、製作全体で13年かかりました。編集や整音、実景の撮影、音楽などは、別の方にお願いしました。その費用も、自己資金で賄っています。なので、配給や宣伝の資金が足りないのです.
「石巻市立湊小学校避難所」は、台湾ドキュメンタリー映画祭、ドバイ国際映画祭、ロサンゼルス、フィレンツェなど海外でも上映されました。日本の未曾有の大震災が、映画としても大きな関心を持って受け入れられました。「風に立つ愛子さん」も字幕をつけて映画祭に出品したり海外上映ができるよう拡大してきたいと思います。
私がなぜ、愛子さんを撮影しようと思ったのか。理由は3つあります。一つは、愛子さんの言葉や語りがとても魅力的で、また明るくユーモアのある人だったからです。二つ目は、愛子さんは震災前から一人暮らしをしていたことです。一人暮らしの老齢の女性が、どのように生きてきて、津波の被害を受けた後にどう生きていくのかを見つめたかった。三つ目は、愛子さんと私の関係性です。これが一番重要かもしれません。愛子さんは避難所でいつもカメラを持っていた私を、守ってくれました。「記録で残すのは大事なお仕事」と言ってくれました。それで私は愛子さんが仮設住宅に入るときに、保証人になりました。高齢者のひとり暮らしは保証人が必要と言われ、すぐに対応できる人がいなかったからです。愛子さんは、私にいつも感謝を伝えてきました。それで私は、愛子さんのそばにずっといないといけないと思いました。そこから8年間の付き合いになりました。愛子さんは私に大きな愛情をくれました。うまく言えないけれど、私は救われたように思いました。ドキュメンタリー映画を作ることは、孤独だからです。愛子さんがいることで、私は共に戦う同志を得たような気持ちでした。そして、愛子さんの日常に中にふと出る言葉や生き様や心に、私はいつも胸を打たれました。なぜ心を打たれたのか、その理由が、映画「風に立つ愛子さん」に描かれています。
石巻に住んでいた愛子さんの震災の後8年の物語。私は、愛子さんをずっと見つめてきました。
愛子さんは、ずっと一人暮らしでした。
69歳の時に、震災に遭いました。
4ヶ月間、避難所での生活を余儀なくされ、その後仮設住宅に7年暮らしました。
そして復興住宅に移っていきました。
愛子さんにとっては、避難所での生活が心のつながるかけがえのない時間でした。
さまざまな人の出会いがありました。
出会った人への想いが、愛子さんの生きる糧になりました。
<なぜ今、3.11のその後を伝えたいのか>
津波を体験した人の多くは、心にぽっかりと虚無の穴が存在しています。
普段は心の奥にしまっているので見えにくいのです。
震災であまり語られていないのは、「心」ではないかと考えるようになりました。
その心を伝えたいです。
<誰に伝えたいか。>
あの大震災が起きた時に心を寄せた人に伝えたい。心を痛めてしまった人に伝えたい。
私たちは、あの大災害のその後14年を整理する必要があるのではないだろうか。
未来のためにも。
この映画を作っている時に出会った本が2冊ありました。「東北モノローグ」と「小山さんノート」です。
「東北モノローグ」は、震災に関わる話を東北の方々15人に話を聞いて、いとうせいこうさんが聞き取りした本でした。なぜこの本を読みたくなったかとうと、いとうせいこうさんが人の語る言葉には、意味がある。たくさん聞くほどいい、 今、震災で描かれていないのは「心」だと答えていたからです。
もう一冊は「小山さんノート」
「小山さん」と呼ばれる高齢のホームレスの女性が遺したノートです。
日記のように日々の生活がつづられています。家のない生活の中で、生きることの本質のようなことが語られます。
「時間の許される限り、私は私自身でありたい」と書かれていました。なぜこのノートが書かれたのか。それは、「小山」さんの生きた証でした。同じようなことを愛子さんにも感じました。愛子さんがしゃべっていたのは生きた証ではないか。
二冊の本からは、共通するものを感じました。
それは言葉の力でした。
私は、自分がやってきたことを信じたいと思っています。私は愛子さんの震災後の8年間を見てきました。そこには愛子さんが、その都度感じたこと、思い出、感情、人への思いやり、ユーモア、生きる勇気、いろいろな言葉がありました。その言葉がいつも私につき刺さってきました。それを映画にして伝えたいと思ったのです。愛子さんを知ってほしいと心の底から思っています。
それから大きな問題になりますが、日本では、震災にかかわらず高齢者の一人暮らしの問題があります。「おひとりさま」という言葉が流行るように大きな社会問題になっています。まして愛子さんは、津波によって家も物も何もかも無くした人です。高齢になって避難所、仮設住宅、復興住宅へと今までの生活圏とは違う場所に移り住むことになりました。愛子さんにとって想像以上に負担を強いるものだったと思います。その気持ちや辛さ。
きっと被災した方の中には、そういう状況の人がたくさんいると思います。愛子さんを通して、そういう方々を想像してもらいたい気持ちもあるのです。
愛子さんが私に書いてくれた手紙です。愛子さんがあの津波を、波瀾万丈な人生を、どう生き抜いてきたのか。言葉の力を感じていただけると思います。
藤川佳三(ふじかわけいぞう)
1968年 香川県生まれ。中央大学社会学科卒。映画を志し映像業界に入る。
以後劇映画、テレビの仕事に従事する。
2001年自主企画で「STILL LIFE」を製作。PFFで入選。2005年離婚した妻や家族と向き合うセルフドキュメンタリー映画「サオヤの月」を発表(劇場公開)。2012年東日本大震災で宮城県石巻市の避難所に半年住み込み制作した「石巻市立湊小学校避難所」を発表。全国で公開された。また台湾ドキュメンタリー映画祭、ドバイ映画祭に招待された。映画「菊とギロチン」(2018年瀬々敬久監督作品)プロデューサー。
著書に「石巻市立湊小学校避難所」(竹書房新書)。
現在、退去問題で揺れる京都大学吉田寮のドキュメンタリー映画を製作中。
10,000円以上支援いただいた方に 【座談会付き先行上映会】にご招待します。
【10,000円①】【30,000円】【100,000円】【150,000円】です。
上映後は座談会も開催します。この機会に改めて震災の記憶を紐解き、いままでのこと、これからのこと、被災と日常について、この映画をひとつのきっかけとして出席者の方々と意見を交わせればと思います。場所は東京都内にて12月と来年1月下旬に2回開催します。(日程は後日発表します/12月上映会の参加受付締切は11月25日)※参加できない方には、期間限定のオンライン視聴リンク(視聴期間は2週間)をお送りします。
【5,000円】
監督からの御礼メール、愛子さんからのポストカード、公式HPにご芳名を掲載
【10,000円①】
5,000円のリターン+映画「風に立つ愛子さん」座談会付き先行上映会にご招待(又は期間限定オンライン視聴リンク) 、公式パンフレット
【10,000円②】
5,000円のリターン+映画「石巻市立湊小学校避難所」期間限定オンライン視聴リンク、公式パンフレット
【30,000円】
10,000円①②のリターン+お世話になっている石巻の特産品(木の屋石巻水産の缶詰+相澤さんちの海苔(海の恵しお))
木の屋水産
「鯨大和煮7号缶」
「金華サーモン 缶詰」
「相澤さんちの海苔(海の恵しお)」
【100,000円】
30,000円のリターン+映画「風に立つ愛子さん」上映権
【150,000円】
30,000円のリターン+映画「風に立つ愛子さん」「石巻市立湊小学校避難所」上映権
両作品の上映権について
上映時期については、近隣ミニシアターの公開時期を優先して調整させてください。開催は
【2025年8月以降順次~2026年3月末】を期限としてお願いします。会場は100席以下のキャパ、場所は日本国内に限ります。
映画を東北で上映するために、全国で上映するために、下記に使わせていただきます。
上映素材(DCP、ブルーレイ)制作費 15万円
試写会場費 10万円
チラシ、ポスター他宣材費(デザイナー費含) 30万円
予告編編集費 15万円
ホームページ制作・維持費 20万円
イベント費 30万円
郵送費(宣材物・試写状郵送費含む) 20万円
宣伝人件費 50万円
寄稿・コメント費 10万円
英語字幕費 30万円
国際映画祭参加費 20万円
合計 250万円
スケジュール
2025年2月 東京公開
2025年3月 英語字幕版の制作開始(翻訳の依頼)
2025年5月~ 京阪神・東北エリアから順次公開
2025年6月~ 英語字幕版完成。海外映画祭への出品開始
東京では来年2月(予定)よりポレポレ東中野にて公開が決定しています。今回のクラウドファンディングが目標額に達成しなかった場合でも、現時点で決定しているポレポレ東中野をはじめとします公開は必ず行うとともに、不足分は自己資金で補い、全国上映への拡大、国際映画祭への出品を行い、ひとりでも多くの方に本映画を届けられるよう、努めます。またリターンも必ずお届けします。
このプロジェクトについて、最後まで読んでいただきありがとうございます。
みなさんは、愛子さんを想像できますか。
是非、映画で愛子さんに出会ってください。
もう愛子さんには直接は会えないけれど、映画の中には存在しています。
なんとしても、映画「風に立つ愛子さん」を東北から発信して、全国、世界に拡げたい。
愛子さんが「生きた証」を、たくさんに方に見ていただきたい。
~プロジェクト責任者より
2021年よりミニシアター系の作品を中心に小規模、独立系の映画の配給宣伝を行っています。
ちょうど1年ほどまえに藤川監督から連絡があり映画「風に立つ愛子さん」について相談されました。たった1人で8年間、石巻に通い続けた作品があるとのことでした。前作の「石巻市立湊小学校避難所」については、震災後の翌年に公開された映画でしたが、今回はもう13年も経っています。しかも、まったく無名の一般女性を追い続けた映画です。なかなか厳しい勝負になると思いました。しかし、その後、能登の震災もあり、被災について改めて考える時期にきていると考えました。是非一般公開したいと思いました。配給宣伝予算も乏しいなか、藤川監督を応援するつもりでクラウンドファンディングを立ち上げました。このプロジェクトが成功して皆様のもとに無事、本作を届けられるよう頑張ってまいります。何卒宜しくお願い致します。
ブライトホース・フィルム 岩井秀世
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「あの大震災から14年。生き抜いた愛子さんの言葉を伝えたい。東北から世界へ!映画「風に立つ愛子さん」応援プロジェクト」は、独立映画鍋メンバーのプロジェクトです。独立映画鍋は多様な映画を支え育む為に活動しているNPOです
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
5000 円
10000 円
10000 円
30000 円
100000 円
150000 円