\わたしたちの想い/
vol. 8 2019-07-30 0
クラウドファンディングご支援ありがとうございます。
おかげさまで、目標金額の80万円を突破し、さらにその後もご支援いただき残り2日のところまで来ました。
はじめは、
「こんな多額の金額、本当に集まるのだろうか」
と不安もあり、そして何より今までの自分たちと、これからの自分たちのやろうとしていることが試されているような
そんな感覚すらありました。
それでも、プロジェクト開始から毎日、少しずつ少しずつ増える支援の数。
金額や動機にかかわらず、本当にお一人お一人へ感謝の気持ちでいっぱいの毎日でした。
今ではプロジェクトに踏み切ってよかったなという気持ちばかりです。
本当にありがとうございました。
わたしたちは今、オープンに向けて自分たちとお手伝いに来てくれた方の手で古民家を改装していますが
手を入れるごとに、家がふっと命を吹き返すような感覚になることがあります。
素人仕事でやっているので、多少不格好なところもあります。
ペンキが養生をはみ出したり、漆喰がうまく塗れていなかったり。
柱が曲がったり、下地の板にちょっとの隙間ができたり。
少し床板に段差ができていたり、それを手仕事でなんとかしたり。
でも、なんだかそれがすごくいい。
一つ一つ、ここは誰々がやってくれたところだと、見るたびその人のことを思い出します。
ここをやった時、こんな気持ちだったなあ、こんな話をしたなあと思い出します。
そしてここに、どんな人が足を踏み入れてくれるんだろうと思います。
一つ部屋が出来上がる度、そこに愛着が湧いて
わたしはいつしか、この家が大好きになっていました。
そして、もう一つ。
この土地を選べたこと、わたしはとても嬉しく、そして奇跡のことのように思っています。
毎日外を一歩歩くたび、この町が好きになります。
えのんへの路地を夜歩くたび、そこから見える星空にうっとりします。
なんでこんなにこの町は気持ちがいいんだろう。
「阿武町って何があるの?」
移住を決めた当初は、何も知らず何となくで答えてしまっていましたが
今は紹介できるところが増えました。
そしてそれは、ありきたりな観光スポットではなく、
「この海のここがいい」、とか「この通りのこの路地」とか
それは写真では伝わらない、この音と、気持ちのいい匂いと、すれ違う町の人と交わす挨拶と
ここに暮らさなければわからなかったことばかり。
そんなまちに自分たちの拠点ができる。こんな幸せはないなと思います。
どうかここが、訪れる方のもう一つのふるさとみたいになれたらな。
気持ちがよくて、優しく時間が流れるまちです。
プロジェクト開始時、お金が集まること以上に、わたしたちの想いがより多くの人に届くこと
そして、新たなご縁が繫がることを目的としていましたが、
実際にそれが届いたことが実感できて、とても嬉しく、そしてありがたく思っています。
そして、支援ありがとうとメッセージを送ると、出来上がりを楽しみにしていてくれる方、
遊びに行くねと言ってくださる方が多く、そんな方達からご支援頂けたこと、
その資金でまたこの家を喜ばせられることを嬉しく思っています。本当にありがとうございます。
この家の玄関の戸と縁側の窓を開け放った時の気持ちのいい風
こんなふうに優しく、私たちの想いが届いていきますようにと願うばかりです。
ここからが始まり。
どうかこれからも、えのんを一緒に育てていっていただけたら嬉しいです。