ユカクロアップデイト #23
vol. 24 2016-07-20 0
コレクターの皆さま、そしてMotionGalleryサイトをご覧の皆さま、こんばんは。
プログレッシヴ・ロック・バンド "Yuka & Chronoship"(ユカ・アンド・クロノシップ)です。
本日のユカクロアップデイトは "Yuka & Chronoship"(以下、Y&C)のギタリスト・宮澤崇についてご紹介いたします。
これまでY&Cのライヴをご覧になった方はご存知のとおり、彼のギタリストとしての演奏技術の高さは言うまでもなく、特に「ライト・ハンド奏法」(右手の指でフィンガー・ボードをタッピングして音を出す奏法)は見る者を釘付けにします。
しかし、彼の才能はそれだけにとどまらず、実は2ndアルバム『DINO ROCKET OXYGEN』、3rdアルバム『The 3rd Planetary Chronicles(第三惑星年代記)』ともに、ミックス(複数の音声ファイルを混ぜてバランスよく、音楽的に仕上げること)を担当しています。
以前、Shun(田口俊)は2ndアルバム完成後、雑誌のインタビューでこう語っています。
『(2ndアルバムの)楽曲も宮澤のライト・ハンドのテクニックも世界に出しても恥ずかしくない仕上がりだと思っています。そして、今回がその第一歩だと思っています。』
その言葉を受け、宮澤本人は『Yukaさんの持っているイメージを元にして、行き過ぎないようにしています。ミックスは3人にも相談して僕なりのイメージを加えました。このアルバムでは現在のY&Cにできることは全部やったと思います。』と話しています。
~『ストレンジ・デイズ』164号より~
「楽曲やバンドの印象はミックス次第で大きく変わる」と言っても過言ではなく、バンド・サウンドが際立った2枚のアルバムが、国内のみならず海外においても高く評価されていることは、彼のミキシング・エンジニアとしての高い技術を証明していると言えます。
そして、今回は日本初公開のインタビュー記事をご紹介します。
Y&Cは2014年8月にフランスのプログレッシヴ・ロック・フェス "Crescendo Festival 2014"に出演しましたが、これは、その後、フランスの音楽雑誌『Highlands Magazine』67号に掲載されたものです。
Q1. 「TAKASHI、あなたはY&Cのギタリストですが、あなたはいつ頃からギターを弾き始めましたか?また、現在のバンドの前は他のバンドで活動されていましたか?」
A1. 「ギターを弾き始めたのは遅く、18歳から始めました。Y&Cの前はいろんなバンド(J-PopやRockなど)のサポートをしていました。それは現在も変わりません。元々はRockが好きでギターを始めたのですが、両親の影響でJazzやFusionも好きで聴いていたので、学生時代はJazzやFusionのバンドをやっていました。卒業後から現在はJ-PopやRock等のサポートを行う傍ら、ゲーム音楽やラジオ番組等の作編曲やギター講師を務めています。」
Q2. 「Y&Cは昨年(2013年)フランスで開催された"Prog’Sud"でのライヴに続き、今年は"Crescendo Festival"で演奏されましたが、今回のフェスでの思い出は何ですか?」
A2. 「温かいスタッフ、出演者、素晴らしい景色、そしてお客さんです。あと個人的には、大好きなギタリストの一人でもあるロイネ・ストルトに会えた事と、The EnidのギタリストJason Duckerと友達になれた事も。」
<宮澤崇Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%BE%A4%E5%B4%87
ギタリストとしてのみならず、ミキシング・エンジニアに加え、プライベートでは写真撮影や編集など、多彩な才能を持つ宮澤崇。これからも様々な分野で活躍してくれることでしょう。
次回7月25日は、Yukaこと船越由佳についてご紹介いたします。どうぞお楽しみに!
【お詫びと訂正】
昨日ご案内しましたワンマンライヴの開催曜日に誤りがありました。正しくは「12月3日(土)」です。皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、訂正いたします。