ユカクロアップデイト #60
vol. 60 2015-05-15 0
皆さま、こんばんは。
今日も暑い一日になりましたね。
ユカクロアップデイトも残すところ、あと10回余りとなりました。
今日から3回にわたって、Yuka & Chronoshipにとって2回目の海外ステージとなりました”Crescendo Festival 2014”についてご紹介いたします。
Yuka & Chronoshipは昨年8月に開催された第16回目のフェスに出演しました。
ステージの前に果てしなく広がる大西洋、ライブの間に沈みゆく太陽、会場を包み込む音楽。
前回の"Prog'Sud"のステージ同様、メンバー4人は当日会場に訪れたオーディエンスと一緒に、90分のステージを思いっきり楽しみました。
そんなライブの様子をぜひお楽しみください。
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ライブ・レポート(文:Shiori Albert) ~『ストレンジ・デイズ』180号より~
Yuka & Chronoshipの2回目となる海外遠征は、フランス大西洋岸で毎年開催されるプログレッシヴ・ロック・フェス「クレシェンド・フェスティバル」のステージだった。
彼らが参加した第16回目となるクレシェンド・フェスは8月21日から23日の3日間にかけて大西洋に面した街、サンパレシュルメールで行われ、エニドやアラニスらの参加を得て盛り上がりを見せていた。
その中でYuka & Chronoshipは、初の海外公演となった昨年のマルセイユ"Prog'Sud 2013"のステージ以上に完璧なパフォーマンスを披露し、セカンドアルバムを中心に構成した1時間半のステージは会場に集まったオーディエンスを完全に打ちのめしたようだった。ライブを信条とする彼らが奏でる美しい旋律と巧みな演奏に身を乗り出す人、驚きの眼差しで見つめる人、リズムに合わせ身体を揺らす人…。当日、会場に詰めかけた満員の観客の誰もが、Yuka & Chronoshipの世界に魅了されていたことは明白だった。アンコール後にはYuka & Chronoshipのメンバーに対し、"Merci"の大声援がオーディエンスの中から巻き起こっていた。
終演後にYuka & Chronoshipは、バラクーダ名義で出演したフラワー・キングスのギタリスト、ロイネ・ストルトをはじめ、ヘッドライナーであるイギリスのエニドや多くの共演バンドから、あふれるほどの称賛の言葉を贈られていた。彼らが持参したCDは約2時間で完売。
長年フェスを担当するPAスタッフが語った「今まで担当したライブの中で、最高のステージだったよ」という言葉が、彼らの未来を物語っているように感じた。
クレシェンド・フェスティバル(Crescendo Festival)とは
フランス西海岸に位置する国際的な海岸リゾート地、サンパレシュルメールで毎年開催されている野外プログレッシヴ・ロック・フェスティバル。1999年の初開催以来、今年で17回目を迎える。入場料無料のこのフェスには、毎年、各地からバケーションを兼ねた数百人規模のファンが訪れ、大変な賑わいを見せている。