コロナ禍に於いて映画を作り、海外へ伝えるという事。
vol. 33 2020-11-30 0
「コロナ」という言葉を聞かない日がない日常。
それにより、ソーシャルディスタンスやら、緊急事態宣言やら、外出自粛、自宅待機、という事をみんなが体験してきました。
そんな中で、皆さんが拠り所のひとつとしたのが「エンターテインメント」ではないでしょうか。
本を読む、音楽を聴く、テレビを見る、そして、映画を観る。
家で観たものの中には、海外ドラマを一気に見たとか、海外の映画を観た、という方も多いでしょう。
そういった形で海外に触れる機会は多いはずです。
それは、逆もまた然りなのではないか、と僕は考えます。
ニンジャやゲイシャやサムライではない日本の今ある日常の姿。
過去作「RICE BALL」では、そこを切り取りつつ、日本人らしさ、のようなものを描きました。
それが、日本の映画祭よりも海外の映画祭で評価された点かなと思っています。
そして、海外で上映された時にお客様から掛けてもらった言葉で嬉しかったのが、
「今は離れている家族に連絡してみようと思ったよ」
「今日は家族にやさしくしなきゃね」
というような言葉です。
「ああ、伝わった」と思いました。
僕は英語が話せないので、その言葉は通訳さんが伝えてくれたのですが、そんな今目の前にいる人との言葉のやり取りもままならないけど、映画で伝える事ができる、という実感を強く味わった瞬間でした。
海外の作品から学んだ事、感動した事、笑った事、皆さんも多くあるでしょう。
だからこそ、今回の映画でもその逆に挑戦したい、伝えたい、共感してほしいと思っています。
そのためのクラウドファンディングを行っています。
今は、海外旅行も簡単にはできない状態となってしまいました。
世界中の人が、交流を絶たれた状態になっています。
でも、映画は海を越えます。
越える力を持っているんです。
そして、皆さまのご支援がその力の源となっています。
一緒に、そのチャレンジをしてみませんか?
よろしくお願い致します。