【残り2日】100%達成出来ましたーー!!
vol. 8 2018-06-13 0
皆様のお陰様で何とか達成することが出来ました!!
しかーし!!
平均達成率《140%》を目指して最後まで頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します!!
ボートに乗ってボーッとする
会場となる白雲の池は、私が雲仙に来てから凄く好きな場所なんです。
どこが好きかって、ここからは雲仙の自然の全てが見られるので大好きなんです。
平成新山・国見岳・妙見岳が見え、湖畔の静かな水面に映る木々は私の心を癒してくれます。
秋になると、一面紅葉し、見るもの誰もが息を呑む美しさなんです。
この場所を会場とした選んだ理由は、景色だけではなく歴史も深く関わっています。
白雲の池で楽しそうにパーティを開く様子。
昔の雲仙の歴史を少し紹介させていただきます。
昭和8(1933)年から昭和14(1939)年まで発行された季刊誌「國際觀光」というのがあり、日本国内の外人避暑地についての記事がありました。
昭和7(1932)年夏には、
「圓安の影響もあって、雲仙におけるホテルのキャパシティは完全に避暑外客に占められ、なほ足りなかったのである。昭和七年八月中旬の調では雲仙には四八五名の外人避暑客が滞在した。その國籍別は次の如くである。イギリス人137名、アメリカ人74名、ドイツ人78名、フランス人58名、ロシヤ人14名、中華民國人25名、その他99名」という状況であったと記載されていたんです。
そんなに外国人来てたの?最初はビックリしました。
そして、次のように解説されてます。
「輕井澤、野尻等は先述のやうに本邦居住の外國人が多く來集するのであるが、雲仙はこれ等の地とは反對に、内地居住者は全體の一割であって、多くは上海、天津、北平、香港等に居住の外國公館乃至會社のクラーク階級の人が來るのであって、夏期休暇を利用し、居住の地におけると同額の、或る場合にはそれより廉い生活費を以て銷夏せんとするものなのである。宿泊の設備としては數軒のホテルがあり、日本旅館も大少併せて二十軒を超え、その他にバンガロー式宿泊設備がある。平均滞在期間は三週間。」
ラジオもねー!テレビもねー!wi-fiなんてあるはずねー!
そんな場所に3週間も滞在していたとは、、、、現代人には理解できないと思いますが、ここ雲仙温泉はそれを可能にしてしまいます。
そんな魅力がある場所なんです。
ここ、雲仙温泉は戦前のインバウンド・ツーリズムの核として日本全国に名を馳せていました。
そんな雲仙温泉にはあまりにも外国人避暑客が来るので、上記にあるようにホテルのキャパシティが足りなかったので、政府は下記のような施策を取りました。
「約二千五百圓を投じてカンバス・バンガロー十棟天幕十張を新に購入し、同局及門司鐵道管理局竝ジャパン・ツーリスト・ビューロー後援の下に、之を主催者たる雲仙國立公園協會及雲仙觀光協會に貸與して、七月二十日から九月五日迄、四十八日間同地絹笠山麓白雲池畔に、キャムプ場を開設した。」
ここは日本なのか?白雲の池に滞在する外国人
おそらく、これが日本初のグランピングだと思っています。
このような景色だけでなく、近隣の山々の山頂からは海洋美も望むことができ、まさに日本の中でも有数の風景美を望める場所として人気を博しました。
そして、昭和9年に日本初の国立公園として指定され現在に至ります。
それから大きな発展を遂げた温泉地。
今、私たちが目指している風景はこの時代だと思っています。
この時代の風景をUNZEN△FES.ではご覧いただけるように準備して参ります!!
当日お会いできることを楽しみにしております。
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