『沈黙の春のソネット 2021年1月 長野その2』
vol. 5 2021-05-11 0
皆さんこんにちは。
TSUMUZI 事務局 & 撮影担当の竹内です。
今回は僕の視点からミュージックビデオ撮影のバックストーリーをお届けします。
長野撮影2日目。
1日目で事前に期待していたカットが撮影できていたので
2日目はとりあえず何か良いカットが撮れるか探しに行こう、、
といった感じで早朝からTSUMUZIと二人で車で散策していました。
途中山中で出会った鹿↓
そうこうしているうちに御射鹿池に到着。
時刻は7時過ぎ。人は誰も居ない。
池に積もった雪は真っ平らで、美しい雪原が広がっていて
思わずTSUMUZIと顔を見合わせました。
考えていたことは一緒w ここで撮影しよう!ということになり
恐る恐る凍った池の上に歩を進めていきました。
広がる雪原で撮影開始。
日本で真っ平らの雪原というのは
地面に凸凹があったり広い場所が無いことがあり
かなり貴重なのです。
凍った池の上は正にうってつけの場所でした。
マイナス10度を下回る外気温の中で、薄いタキシード一枚で震えながらバイオリンを演奏するツムジに、僕は遠くから表情や動きの指示をしながら、ドローンを操縦して撮影を行いました。
バイオリンを弾く手が震え過ぎていて、良いカットが撮れずに何度も何度も撮影し直しました。ツムジ本人はかなり過酷な状況だったと思いますが、ここは執念みたいな気迫で極寒の雪原で撮影を続行。
撮影終了した今でも雲一つない青空と、雪が積もった山々に囲まれた
誰もいない真っ白な雪原の静寂の中で
『沈黙の春のソネット』のバイオリンが
鳴り響いている光景が鮮明に脳裏に残っています。
それではまた投稿しますね!
プロジェクトの方も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。