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旧尾崎邸保存プロジェクトをクラウドファンディングで実現!
世田谷区豪徳寺にある明治建築の洋館、旧尾崎邸は昨年取り壊されるはずでした。
何とか解体を免れましたが、百年以上の歳月ゆえ補修が必要です。守っていくためには、最低でも1億円はかかります。目標額は、1,234万円です。
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最新のお知らせは、FaceBookの「旧尾崎行雄邸保存プロジェクト」及び、ツイッター 「旧尾崎邸保存プロジェクト(公式)」 https://twitter.com/ozakitei1 をご覧ください。 *旧尾崎邸保存プロジェクトOfficial Site(公式サイト)作りました。 https://ozakitei.studio.site *旧尾崎邸保存プロジェクトご支援サイト(通販ショップ形式クラファン)作りました。https://ozakitei.official *山下和美のツイッターはこちら https://twitter.com/kazumiyamashita
世田谷区豪徳寺にある明治建築の洋館、旧尾崎邸は昨年取り壊されるはずでした。
何とか解体を免れましたが、百年以上の歳月ゆえ補修が必要です。守っていくためには、最低でも1億円はかかります。目標額は、1,234万円です。
Please scroll down for the English version.
世田谷区豪徳寺に、旧・尾崎邸と伝えられる水色の洋館があります。 この洋館は2020年夏に取り壊されるはずでした。
それを阻止できたのは、この洋館を愛する近隣住民の皆様と、ネットでの呼びかけに賛同されご署名をお寄せくださった4000人超の皆様のおかげと感謝いたします。 そして何より、私たちの気持ちをご理解いただき、本来の事業計画を断念してくださいました (株)田辺工務店様、並びに(株)ウルテック様の大変なご決断に、深く感謝申し上げます。
そのように皆様のご協力のもと解体を免れた洋館は、見事な建築としての姿とは裏腹に、建てられてから百年以上の歳月ゆえ、このままでは朽ちていくのは避けられない状態でした。
私たちは今後もこの洋館を守っていきたい、更に百年の命を与えたい。そのためにはたくさんの補修が必要です。
保存に至る経緯は、山下和美の漫画「世田谷イチ古い洋館の家主になる」(集英社『グランドジャンプ』にて連載中)でも語っております。今回の解体は免れましたが、問題は山積みです。
そこで、最低でも1億円はかかるという補修費の一部を、是非ご支援いただきたく、クラウドファンディングを立ち上げました。 目標額は、1,234万円。この数字には、保存活動はここから1、2、3、4と歩み始め、そしてこれからもずっと続けて行くという思いを込めています。
New! ストレッチゴールを設定いたしました。新たな目標額は1,500万円です! どうかご支援のほど、よろしくお願い致します。
旧尾崎邸保存プロジェクト一同
品物であれば、代金を払って入手すれば、それだけで保存できる。けれど建物は入手しただけでは保存ができず、絶え間なく保存をし続けなければなりません。
旧尾崎邸を守るためには、ランニングコストをかけ続け、固定資産税を払い続け、保全と管理をし続けなければなりません。
そして有限な命である私たちが、単に所有しているだけでは、将来間違いなくまた解体の危機が訪れます。そうならないようにするにはどうすればよいか、私たちは話し合い、考えています。そして行動に移さなければ、守り続けることはできません。
具体的には、水回りに使われていた一角の損傷が激しく、洋館本体と同じグレードで補修し調和させるのは、大変な費用がかかります。また、隙間が空いてしまった窓枠、痛んだ床やドア、電気系統もそのままでは使えず、照明などは明治に建てられた洋館に合うものを探して付け替えなければなりません。
そうして元の美しい洋館の姿に戻して、訪れる皆様に長く愛される場にすることで保存を続けたい。そのために必要な補修費を、どうかご支援お願いしたいのです。
長く言い伝えられていたのは、憲政の神様と言われた、かつての東京市長・尾崎行雄の旧宅ということでした。尾崎行雄が英国育ちのテオドラを妻に迎えた明治40年頃に、麻布に建てた英国風洋館である、と。
しかし今回の保存活動で詳しく調査した結果、建てられたのはもっと古い明治21年(1888年) という記録が出てきました。その時代で個人住宅として洋館を建てるのは珍しいことですが、やはりそれは英国育ちのテオドラのために建てられたということです(ただし建てたのはテオドラの父である男爵で、偶然にも彼の苗字も「尾崎」であるとのこと) 。
その後昭和8年に麻布から世田谷の豪徳寺2丁目の現在地へ移築され、英文学者の住居となりました。それについては、この町では「尾崎行雄から譲り受けた」と伝わっており、今後の研究や史料の発見を待ちたいと思います。
尾崎行雄は東京市長在任中、アメリカ合衆国へソメイヨシノを贈り、その返礼として日本へはハナミズキを贈られたエピソードを持つなど、日本と海外との交流に貢献しました。また憲政(立憲政治)を重んじ、東京の街を、暮らしを、市民と共に作っていき、戦時中は翼賛政治に対して正面から反対の論陣を張った気骨の人でした。
「人生の本舞台は常に将来にあり」
これは尾崎行雄が大切にしていた言葉です。妻を亡くし、戦禍の迫る中、自身も病床に伏せる中で浮かんだ言葉だといいます。この尾崎の言葉とともに明治から令和の今まで生き抜いたこの洋館を、将来に向けたよりよい活用の場にさせたいと思っています。近い将来の活用を可能にするとともに、遠い将来も活用され続けられるように。
撮影:川本聖哉
明治21年の建築ということは、おそらくは江戸時代生まれの職人たちが造ったこの洋館。大正の関東大震災や昭和の戦禍も乗り越え、平成の東日本大震災の時でも屋根瓦が数枚落ちただけの被害で済みました。
明治の時代、最高級の建材を使い、慣れないながらも西洋建築技法を学んだ職人たちがその技術をいかんなく発揮し、しっかりと丁寧に造られた洋館であることがわかります。
そして外観は目を引く水色の板壁。二階窓の上部は白く塗り分けられています。内部に足を踏み入れれば、華美になりすぎない上品さと、端正とも言える間取り、そして階段や窓のデザインの美しさは見飽きません。
この美しい洋館を皆様に開かれた場所にしたいと思います。近隣の方々が気軽に立ち寄れ、遠方からのお客様にも、館内や窓外の庭も楽しんでいただけるような活用法を探っています。まだ確定してはいませんが、たとえばある部屋はギャラリーに、ある部屋はカフェに。また、映像撮影やフォトスタジオなどにも利用していただけたらと思います。
撮影:川本聖哉
すでに申し上げたように、補修には1億円がかかります。ご支援金は全てを補修に回します。水回りの部屋の改築、傷んだ箇所の補修、電気系統の保全などが最優先となります。もしも目標金額を超えるご支援をいただき、それがさらに上記の補修を賄える金額を超えるような有難いことが実現しましたら、荒れた庭の整備や外塀の作り替えなど、これもまた必ずやらなければならないことに回させていただきます。
全く目標額には至らない場合もあるでしょう。幸いにして目標額に達したとしても補修金額の全ては賄い切れないでしょう。それでも私たちは旧尾崎邸を保存し続けることを諦めません。
洋館が建つ土地の代金として、私たちは個人の持つ資金のほぼ全てをつぎ込み、解体を防ぎました。そのため、残念ながら補修に回せる資金は不足しています。けれどこの先もずっと長く皆様に愛される洋館であるために、しっかりと守り続けていきますので、どうかお力添えをしてくださる仲間になってください。
・ダイレクト支援とは、リターンご不要の方向けのコースです。メールにて、山下和美イラスト付き感謝状をPDFファイルでお送りします。
・リターンありのコースは、クラウドファンディング限定グッズをお送りします。山下和美イラスト付き感謝状(紙に印刷)とリターンの送付は、2021年10月頃から順次発送を予定しています。
・各コースにて、金額にお気持ちを上乗せいただくことも可能です。
・5,000円コース以上のご支援をいただいた方のお名前を、山下和美・著「世田谷イチ古い洋館の家主になる」第2巻の巻末に掲載いたします。お名前は決済画面でご記入ください。ハンドルネームでも結構です。(最大15文字まで)
※お名前掲載を希望されない方はお知らせください。
※お名前以外の文言・メッセージ等はご遠慮ください。
山下和美「ランド」が手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したことを記念し、高精密複製原画(2種)のリターンを追加します!
【山下和美「朝顔」高精密複製画】45,000円コース。
柳沢教授と孫・華子の夏らしい一枚、「朝顔」です。クラウドファンディング限定の受注生産。エディションナンバー、直筆サイン入り。額装込み:509×394mmの額縁を予定。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。複製画は2021年11月お届け予定です)
【山下和美「不思議な少年」大判複製画&サイン本】8万円コース。
通常の原稿サイズの約2倍の大きな原画を原寸で再現。エディションナンバー、直筆サイン入り。クラウドファンディング限定の受注生産。額装込み:62.5cm×47.5cmの額縁を予定。(お名前掲載の単行本第2巻が2022年1月頃に発行され次第、サインを入れて発送いたします。複製画は2021年11月お届け予定です)
【ダイレクト支援】 3,000円、5,000円、100,000円のコースがあります。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です)
【ポストカード4枚セット】7,000円コース。青木俊直、永野のりこ、笹生那実、山下和美の描き下ろしイラストカードセット。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【クリアファイル2枚セット】7,000円コース。洋館と少女と子猫のイラストは永野のりこ描き下ろし。洋館のイラストは山下和美。実用性を考慮した透明部分の多いデザインです。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【第3弾!笹生那実サイン入り複製原画&ねこづくし和三盆】8,000円コース。《※これでラスト、第3弾の絵です》高精密複製原画。マット、台紙付き。表面にエディションナンバーとサイン、裏面台紙に直筆イラストとサインをお入れします。招き猫が有名な豪徳寺にある和菓子屋さんの和三盆もセットで。限定数:8(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【旧尾崎邸フォトブックレット】8,000円コース。補修前の洋館の姿を撮影、オフセット印刷の小冊子にしました。カメラマン:川本聖哉 20ページ中綴じ本。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【バンダナ「グリーン間取図」】8,000円コース。補修前の洋館の間取図面をバンダナにしました。綿100%なので大判ハンカチとしても。デザイン:青木俊直 (お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【バンダナ「モンドリアン風」】8,000円コース。補修前の洋館の間取図面を、20世紀の画家モンドリアン風にデザインしました。綿100% なので大判ハンカチとしても。デザイン:青木俊直 (お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【青木俊直デザイントートバッグ】1万円コース。丈夫な厚手キャンバス地でマチ付き。A4がゆったり入るサイズです。洋館のペンキ塗りをする女の子イラストは青木俊直描き下ろし。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【洋館ティータイム体験&世田谷みやげ】1万円コース。来年秋頃に洋館にオープン予定のカフェにてドリンクとスイーツをご用意致します。お帰りに世田谷みやげとしてスイーツセットをお渡し致します。(内容は季節により変わります)
※こちらから郵送する「ご支援証明チケット」に記載する連絡先に、ご来店のご予約希望日時をお知らせください。営業日・営業時間のご確認のためにも必ずご連絡をお願い致します。来年秋のリターンまでお待たせしてしまいますので、折々にメールでご連絡いたします。その間もしご来店できないご事情が生じた場合は、郵送にて返礼品をお送りします。(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。チケットの発送時期は、メールでお知らせ予定です)
【旧尾崎邸ハードカバーフォトアルバム】2万円コース。補修前の洋館の姿を撮影したフォトブックレットの内容を、高画質・高精細の写真印画紙仕上げの本格上製本にしてお届けします。カメラマン:川本聖哉 192mm×192mm 上限数:30(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【ほぼ全部セット】3万円コース。
・ポストカード4枚セット
・クリアファイル2枚セット
・バンダナ「グリーン間取図」
・バンダナ「モンドリアン風」
・トートバッグ
・旧尾崎邸フォトブックレット
※これらは全てクラウドファンディング限定の非売品です。クラウドファンディング終了後の販売はありません。上限数:150(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年10月お届け予定です)
【山下和美・画 複製掛軸「黒猫」】5万円コース。山下和美描き下ろし毛筆画の複製掛軸。掛軸の箱に直筆サイン(イラストなし)入り。ご支援が上限に達しなかった場合でも、受注した数以上は作らず、今回だけの限定品となります。掛軸全体サイズ:約 96cm× 40cm 上限数:100(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年11月お届け予定です)
【山下和美・画 複製掛軸「雨の日 神様は」】5万円コース。山下和美描き下ろし毛筆画の複製掛軸。掛軸の箱に直筆サイン(イラストなし)入り。ご支援が上限に達しなかった場合でも、受注した数以上は作らず、今回だけの限定品となります。掛軸全体サイズ:約 96cm× 40cm 上限数:100(お名前掲載は、単行本第2巻発行予定の2022年1月頃です。リターン品は2021年11月お届け予定です)
【山下和美・画/表装の掛軸「黒猫」&サイン本】60万円コース。山下和美描き下ろし直筆毛筆画を自ら表装した、世界でたったひとつの掛軸。山下和美の直筆イラストとサイン入りの「世田谷イチ古い洋館の家主になる」第2巻とセットで。掛軸全体サイズ: 約 103cm× 42cm 限定数:1(お名前掲載の単行本第2巻が2022年1月頃に発行され次第、サインを入れて発送いたします。掛軸は2021年11月お届け予定です)
【山下和美・画/表装の掛軸「雨の日 神様は」&サイン本】60万円コース。山下和美描き下ろし直筆毛筆画を自ら表装した、世界でたったひとつの掛軸。山下和美の直筆イラストとサイン入りの「世田谷イチ古い洋館の家主になる」第2巻とセットで。掛軸全体サイズ:約 100cm× 39cm 限定数:1(お名前掲載の単行本第2巻が2022年1月頃に発行され次第、サインを入れて発送いたします。掛軸は2021年11月お届け予定です)
【山下和美・画/表装の掛軸「和音」&サイン本】100万円コース。山下和美描き下ろし直筆毛筆画を自ら表装した、世界でたったひとつの掛軸。山下和美「数寄です!」にも描かれた、山下の記念すべき第一作掛軸。表装初心者だったためにシワができた箇所は、専門職に依頼してきれいに修復してからお送りします。山下和美の直筆イラストとサイン入り「世田谷イチ古い洋館の家主になる」第2巻とセットで。掛軸全体サイズ:約 174cm× 46cm 限定数:1(お名前掲載の単行本第2巻が2022年1月頃に発行され次第、サインを入れて発送いたします。掛軸は2021年11月お届け予定です)
・所得税などの税制上の優遇措置の対象とはなりませんので、ご了承ください。
・お支払い方法は3つ。クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ払いです。銀行振込手数料はご負担お願いいたします。
・お申込み後のキャンセルやコースの変更はできません。
・複数コースご支援も可能です。
・お名前を掲示するコースを選んだ方の中で、名前の指定がなく、ご希望を確認できない場合は「希望しない」とさせていただきます。
・確実にリターンをお届けするために、お申込み前に今一度、入力内容(お名前・ご住所・メールアドレスなど)をお確かめください。もし入力内容の不備により再発送が必要となった場合、着払いで送らせていただく場合もありますので、ご了承ください。
・リターン品の宛先は日本国内に限らせていただきます(海外発送不可)。
・本プロジェクトへのご質問や、リターンの受取までにご住所・メールアドレスの変更を行われた場合は、「MotionGallery」内のメール機能よりご連絡ください。
・ドメイン指定をされている方は「ozakiteiproject@gmail.com」「@motion-gallery.net」からのメールを受け取れるよう、設定をお願いいたします。
撮影:川本聖哉
高度成長期以降、数多くの美しい歴史的建造物が開発や持ち主が維持し切れなくなったなどの理由でその姿を消してきました。
明治21年築の水色の旧尾崎邸もその困難に直面しましたが、ギリギリのところで解体を免れることが出来ました。
これは本当に奇跡と言っていいと思います。
でも、ストーリーはそこで終わってはいません。
これからが始まりです。
この館は今現在所々劣化していますが、基礎はしっかりしています。
世田谷で一番古い、東京都でも5本の指に入る古い、美しい、かわいい洋館としてその姿をもう100年はとどめることが出来ると、私は信じています。
次の世代にこの館を美しい形で残すために、どうか皆様の力を貸してください。
宜しくお願い致します。
山下和美
私たちはこれまで、古い魅力的な建物が壊されて行くのを悲しく見るしかありませんでしたが、今回だけは全力を注いで解体を防ぎました。しかしこのままの状態では、20~30年内には必ず、次回の解体問題が待っています。
それを回避するためには今、洋館をしっかりと補修し、さまざまな活用が可能な建物とすることが、どうしても必要なのです。どうぞ、継続的な保存のためのご協力を、重ねてお願い申し上げます。
・三田 紀房
漫画家。代表作『ドラゴン桜』『インベスターZ』『エンゼルバンク』『クロカン』など。2005年第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。現在TBS系「日曜劇場」枠で『ドラゴン桜』第2シリーズが放送中。
「旧尾崎邸を残したい!」この思いで活動している方達を心から応援します。「保存すること」の意味や価値はあとで考える。いや今は、そんなものを考えなくていい。
「残す、次世代に繋げる」
これだけで十分活動の目的は達成されると思います。残しさえすれば建物に新たな物語が生まれる。活動を支えた皆様でそれを一緒に語り合いましょう。
是非ご賛同いただき、ご協力ください。よろしくお願いします。
・しまおまほ
作家。エッセイスト。高校生の時に描いた漫画『女子高生ゴリコ』でデビュー。
駅からしばらく歩いた住宅街に突然現れる洋館。それが、わたしが小学2年生まで住んだ共同住宅だった。近所の人たちからは「青いお家」と呼ばれていた。わたしたち家族はその家のことが大好きで、とても感謝していて、近くにある母の実家に越した後も部屋を30年借り続けた。
そんなシンプルな想いを持つわたしたちが、個人的な思い出や感謝の気持ちを理由に不特定多数の人々に対して建物の存続を訴えて良いものかという葛藤は今もなお、感じている。
ただ、「青いお家」がこの先100年またそこにいてくれることができたら。この家を大好きになる人が他にもいたら。それが未来に続く小さな希望の種になるんじゃないかと、考えたりしてもいるのだ。
・野沢正光
建築家。住宅遺産トラスト代表理事。
地域の記憶が積み重なって在ること、地域の歴史、歩みをそこにしかない風景から知ること、それがいかに大切なことかを考えます。
スクラップ&ビルドに慣れてしまったこの国に少しでも歴史の記憶としての建築物が残ることがいかに大切なことか、気づいてほしい。
私たちが取り組む「住宅遺産トラスト」もこうした意義を持つものと考えています。憲政の神様と呼ばれた尾崎幸雄に深く縁のあるこの建築がこの地にいつまでもあり続けることを信じます。
・保坂展人
2011年より世田谷区長。現在3期目。
豪徳寺に近い住宅街の一角に、その洋館はあります。その建物は、歴史の風雪に耐えて、どっしりとした存在感で街にとけこんでいます。衆議院議員でもあり、東京市長もつとめた「尾崎行雄ゆかりの洋館」として知られた建物ですが、解体の危機にあると聞いたのは1年前、コロナ禍のさなかの2020年6月でした。すでに、土地は元の持ち主から売却され、建物を解体した上で、敷地を分割して分譲する不動産開発が始まろうとしていた。
事態を知った地元在住の漫画家、山下和美さんや近隣住民の皆さんが危機感を持ち、保存の呼びかけを始めました。SNSを通して賛同の声は広がり、私のところにはオレゴン州ポートランドの友人から、また日米協会の藤崎一郎会長からもご連絡を頂きました。世田谷区は、オリンピック・パラリンピックでアメリカ選手団を迎えるホストタウンにもなっていて、尾崎行雄氏がワシントンに桜を送り、返礼にアメリカから日本にハナミズキを頂いたこともあります。
世田谷区としても、区に現存する最古の洋館として、歴史的文化的な価値があると考えて、東京都とも連絡を取りながら保存のために何が出来るのかを検討しました。まずは、区として洋館内部の調査と図面化をさせてもらいました。
昨年11月、山下さんの始められた保存運動の輪は広がり、漫画家の新田たつおさん、笹生那実さん御夫妻の協力で、「旧尾崎邸保存プロジェクト」で土地・建物を買い取ることが決まったと聞きました。歴史的文化的な価値ある洋館が解体直前に保存されるところまで到達した関係者の皆さんの御努力に心から敬意を表します。
先日、山下和美さん、笹生那実さんのお二人にお会いして、今後の課題も大きいと伺いました。洋館の価値を今後も維持していくためには、しっかりとした修繕や手入れが必要で、その資金も多額に及ぶといいます。クラウドファンディングを利用して寄金を募られていて、すでに448人の方が830万円が集まっているそうですが、目標額の1234万円までもう一息です。
コロナ禍の中で、「奇跡の保存」が成就した洋館を、地域にひらき雰囲気のいいコミュニティに貢献出来る場として活用したいという呼びかけに賛同し、また期待します。世田谷最古の洋館の新たな物語に参加出来る方に御協力をお願いしたいと思います。
・原不二子
尾崎行雄のお孫さんに当たる。通訳者。
どこから始めるのか?
尾崎が生命をかけて戦った事は、何だったのか?
果たして、それは現在においても意義あるものなのか?
あるとしたら、それを普及・実行して行くにはどうしたら良いかを考えたら良い。
勉強会、講義等をどんどんしたら良いと思います。尾崎もそれは、いいね、と言うと思います。世田谷区が東京を、日本を、そしてアジアを引っ張って行ったら良いのです。
応援しています。
*** 各界の5人の皆様、応援メッセージありがとうございました。***
In the Gotokuji area of Setagaya City is a blue Western-style house that is reported to be the former home of Mayor Yukio Ozaki. This house was scheduled to be demolished in the spring of 2020. The reason that was prevented is thanks to the residents in the area who loved the house so much, together with people we reached out to on the internet and who agreed with us. Altogether over 4000 people signed a petition, and we are grateful to them.
But more than anything, we would like to express our deep gratitude to those who understood our feelings -- the Tanabe Construction Company, which abandoned its plans, and the Urtec Corporation, for its great decision.
As a result, thanks to everyone's cooperation, this Western house has escaped demolition. Despite its many years and state of disrepair, this stunning work of architecture, which has stood for over 100 hundred years, has escaped its fate. We would like to protect this house and give it life for another hundred years. But to do that, we need to make many repairs.
In order to preserve it, Kazumi Yamashita is telling the story, "Becoming the Owner of the Oldest Western House in Setagaya," in a cartoon series in "Grand Jump" magazine, which is published by Shueisha.
Although the house has escaped demolition, there is a mountain of problems. So at a minimum, it will cost ¥100 million (≈ US $1 million) for repairs. We hope to raise part of that through crowd funding. Our crowd funding goal is 12,340,000 yen (≈ US$123,400). The numbers 1, 2, 3, 4 represent the first steps we will take as we continue on the journey.
Former Ozaki House Preservation Project
We hope that you will be able to support us, and we ask for your help. For those who give more than ¥5000 (≈ US$50) to the Ozaki House Project, your name will be printed in Volume 2 of Kazumi Yamashita's compendium of her cartoon series, "Becoming the Owner of the Oldest Western House in Setagaya," Be sure to put your name (or your on-line "screen name" or "handle") on the payment page, up to 15 letters. If you do not want your name published, please let us know.
We regret that we cannot publish any special greetings or messages; names only, please. Also, we are only able to send the gift of Volume 2 to addresses in Japan and not overseas. If you have any questions about this project, or if your mailing address or email changes before you receive Volume 2, please let us know through 「MotionGallery」.
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