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能リ・イマジンド2025をクラウドファンディングで実現!
自然と人間の共生をテーマに、日本文化を世界へ届ける挑戦。古典能「芭蕉」「松風」の貴重な海外公演と、スコットランドおよびカタロニアの芸術家とのコラボレーションを通じて、能の自然観とヒューマニティを発信します。
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能リ・イマジンドは、能楽師と海外アーティストが出会い、伝統と現代、異文化が交差する新たな舞台芸術を生み出すプロジェクトです。能の美学や哲学の神髄を大切にしながら、現代のアートにインスピレーションを与え、融合し、国境やジャンルを越えた新しい芸術表現の可能性を追求しています。 “I cannot praise this two-day festival enough(2018)” ★★★★★ – Planet Hugill "Sumidagawa at Snape Maltings (2024)" ★ ★ ★ ★ ★ — The Guardian
自然と人間の共生をテーマに、日本文化を世界へ届ける挑戦。古典能「芭蕉」「松風」の貴重な海外公演と、スコットランドおよびカタロニアの芸術家とのコラボレーションを通じて、能の自然観とヒューマニティを発信します。
こんにちは。能リ・イマジンドを主宰している柳沢晶子と申します。ロンドンと東京を拠点に、世界で最も歴史ある舞台芸術のひとつである能を、イギリス・欧州の聴衆やアーティストに届ける活動を10年前に始めました。能の神髄を伝え、西洋文化との出会いを通じて、現代に新たな能の表現を生み出すことを目指しています。2016年からのプロジェクトを通じ、イギリスの観客の間で能への関心が高まり、その可能性を感じています。
能リ・イマジンド10年の道のり
この10年間で、一流の能楽師による古典曲の上演に加え、イギリスの最前線で活躍する芸術家たちとの協働で15本の新作委嘱が生まれ、10,000人以上の観客を動員しました。海外メディアからも高評価をいただき、Planet Haggillや英ガーディアン紙に取り上げられました。まだ道半ばですが、これまでの実績は次の通りです:
今年、能リ・イマジンドは、能と西洋文化の出会いの歴史を刻む新たな一歩を踏み出します。
しかし、今年、イギリスの公的助成金システムのエラーなど予期せぬ問題が重なり、資金難に直面しました。一時は公演実現が危ぶまれましたが、それでも「能リ・イマジンド」の4つの挑戦を世界の聴衆とシェアする意義を信じ、開催を決意をしました。
1.ロンドン― 能「芭蕉」が、人間中心主義の限界に直面する現代への、遥か昔からの能のメッセージをロンドンの聴衆に語ります。能「芭蕉」の声をイギリスの聴衆に届けます!
能リ・イマジンドはロンドンのKings Placeから招聘を受け、2025年の年間テーマ「Earth Unwrapped」を締めくくるハイライトとして、2日間のフェスティバルを開催します。芭蕉の精が「草木も成仏できる」と唱え、人間中心主義への疑問を訴える能「芭蕉」ですが、これは植物の知性(Plant Intelligence)という近年研究が進む考えを、遥か昔から表現していたという驚くべき先見性のあるパワフルなメッセージなのです。能は長きにわたり、自然との共生や、目に見えない存在への敬意を表現し続けてきました。人間と自然の平等と調和を描いたこの作品は、知る限り歴史上初めての海外公演となります。
2.バルセロナ&ロンドンー 能「松風」半世紀以上の時を超えた公演。
能「松風」は、在原行平を想い、浜の松風に消えゆく姉妹、松風と村雨の姿を描きます。秋の夜、月光に照らされた美しい自然が織り成す情景が魅力的なこの古典能傑作は、半世紀以上の時を超えて欧州で上演されます。
3.バルセロナ― 能「松風」、カタロニアの作曲家フェデリコ・モンポウとの史上初のコラボ
カタロニアの誇る作曲家、フェデリコ・モンポウ(1893-1987)は、ガウディやダリに並ぶカタロニアの人々が誇るアーティストです。彼の音楽は「静寂との音楽」と称され、自然との響き合いや内面的な静けさを表現しています。能「松風」とモンポウの音楽が、初めて出会うこの試みは、時を超えた歴史的な瞬間です。能役者清水寛二が舞い、故モンポウ夫人に師事したピアニスト鈴木羊子が、厳選された6つのピアノ作品で共演します。
フェデリコ・モンポウ(左)、鈴木羊子(右)
4. ロンドン — スコットランド音楽・文学と能が交わる「Song of Rona Island」世界初演
スコットランドの国民的詩人、キャスリーン・ジェイミーの随筆「On Rona」を原作に、スコットランドの音楽を牽引する音楽家、エイダン・オローク(フィドル)とブリーチャ・キャンベル(バグパイプ)、そして能楽師が共同制作した作品です。能の謡と囃子に、スコットランドの音色が驚くほど美しく溶け合い、二つの異なる文化と伝統が異界で響き合います。
Brighde ChaimbeulとAidan O'Rourke
舞台は、スコットランドのアウターヘブリディーズ最果てにある絶海の無人島「Rona」。夢幻能形式で構成された本作では、現代のRona島を訪れた旅人の夢の中に、8世紀の聖Ronanの霊が現れ、島の歴史、自然、そして減少する海鳥の現状を伝え、聴衆を異界へと誘います。
キャスリーン・ジェイミーは、詩人としての感性と環境保護主義者としての厳しい視点を持ち、島の歴史と生態系を詩的かつ深く「 On Rona」に描いています。
「Song of Rona Island」:5年間の道のり、世界初演
2020年の東京オリンピック文化プログラムとして構想されましたが、コロナ禍により中止。試行錯誤を重ね、2024年1月には東京で制作途中版を上演し高評価を得ました。改良を加え、2025年11月29日、ロンドンで世界初演を迎えます。来年以降、スコットランドを含む公演にむけてフェスティバルディレクター等に向けてアピールしていきます。
「Song of Rona Island」ワークインプログレス公演 2024年1月 銕仙会能楽研修所
能リ・イマジンド2025参加の能楽師のみなさま (敬称略)
西村 高夫 (観世流シテ方) | 長谷川 晴彦 (観世流シテ方) | 槻宅 聡 (森田流笛方、笛) | 鳥山 直也 (観世流小鼓方、小鼓) | 柿原 光博 (高安流大鼓方、大鼓)
公演日程とプログラムの詳細:
11月26日: バルセロナ公演 会場:リセウ音楽院
「日本・カタルーニャ交流年2025」の唯一の能公演。チェリスト・パブロ・カザルスが教鞭を執った名門音楽院の新ホールで開催。ホセ・カレーラスなどが学んだこの場所で、能の新たな表現が生まれます。
リセウ音楽院 Auditirium
11月28日、29日: ロンドン公演 会場:Kings Place
樹齢500年の樫の木が見守るHall One。ロンドンで最も音響が優れたホールの一つです。
2025年11月28日(金)
1. プレトークー 能「芭蕉」を新たな視点で紐解く: ロンドンのカムデン・アート・センターのキュレーター、ジーナ・ブエンフェルド=マーリー(Gina Buenfeld-Murley)と、エディンバラ大学の歴史学者でBBCラジオのプレゼンタークリストファー・ハーディング(Christopher Harding)が登壇。仏教と、現代アート展覧会・プロジェクト「Botanical Mind」の視点を通じて、植物と人間の関係について語り合い、能「芭蕉」を新たな視点で紐解きます。
2. 能「芭蕉」(金春禅竹作): 芭蕉の精が女性の姿で現れ、「草木成仏」の思想を体現する幻想的な曲。イギリス人のストーリーテラー、ローラ・サンプソン(Laura Sampson)が、合狂言のパートを「雪中の芭蕉」と「蕉鹿の夢」を新たに英語で描き下ろし上演します。
「芭蕉」清水寛二
2025年11月29日(土)
1. 参加型ワークショップ「松風」: 観世流シテ方・長谷川晴彦氏が、能「松風」の背景にある詩的世界や深い感情表現をイギリスの参加者100名に伝えます。
2. プレトーク「Song of Rona Island」: スコットランドの国民的詩人、キャスリーン・ジェイミー(Kathleen Jamie)が登壇。彼女の随筆「On Rona」の着想源となった、Rona島での体験を写真と共に紹介し、参加アーティストが新作の制作過程や挑戦について語ります。
Kathleen Jamie, Rona島の鳥
3. 能「松風」(世阿弥作): 在原行平を待ち続ける姉妹の幽霊が登場し、愛と記憶、そして自然の象徴としての松の木をめぐる、時を超えた普遍的な傑作を上演します。
4. ーそして、「Song of Rona Island」世界初演 です。
これまで、能リ・イマジンドの海外公演は、イギリスのArts Council England (ACE) や文化庁などの公的助成金に支えられてきました。しかし、今回は予期せぬ資金難に直面し、計画通りに進めることが非常に困難な状況となりました。特に、ACEの申請システムにおいて、2か月以上にわたる凍結状態が発生し、申請が不可能となったため、必要な支援を確保できない事態となりました。そのため、一時は公演の実現が難しいと判断せざるを得ない状況でしたが、能リ・イマジンドが掲げる使命と、能が現代に伝えるべき重要なメッセージを信じ、関係者全員が協力してこの困難を乗り越え、プロジェクトの継続を決意しました。
今回のクラウドファンディングは、記録に残る限り、能「芭蕉」の海外初公演や、半世紀ぶりの能「松風」欧州公演など、能の歴史に刻まれる重要なマイルストーンを実現するための支援のお願いです。最高の舞台を実現し、この挑戦を途絶えさせることなく、前進させるために、皆さまのご支援が必要です。
今回の事業予算は980万円で、約400万円の赤字が見込まれています。文化庁の支援をいただいているものの、上記の理由等により予算に不足が生じています。このプロジェクトを持続可能な形で成功させるために、不足分の一部として180万円のご支援をお願い申し上げます。いただいたご支援は、以下の目的に大切に使わせていただきます:
合計:180万円
1.【¥1,000リターン】お礼のメール
能リ・イマジンドからお礼のメールをお送りいたします。(1通)
2.【¥3,000リターン】公演の写真6枚セット(デジタル)
ロンドン在住の若手実力写真家、田村すみれさんによる特別な瞬間を切り取った写真をお楽しみください。「松風」「芭蕉」「Song of Rona Island」から2点づつセレクトし、計6枚をデジタルにてお送りします。
※写真は2024年公演のものです。
3.【¥5,000リターン】お名前クレジット(ロンドン・バルセロナ)
お名前をロンドンとバルセロナの会場の字幕スクリーンに、開演前にクレジットします。(1名)
※締切:11月10日 ※アルファベット表記でご提供ください。
※写真はロンドンの会場のスクリーンです。
4.【¥5,000リターン】ロンドン公演記録映像1点
ロンドン公演の記録映像を、定点カメラ2台によるカットなし映像でお届けします。「芭蕉」「松風」「Song of Rona Island」より、ご希望の映像を1点お選びください。永久保存頂けます。
5. 【¥7,500リターン】清水寛二直筆サイン入り舞台写真(A4サイズ)
世流シテ方・清水寛二氏の直筆サイン入り、舞台写真(A4サイズ・高品質プリント)を1点お届けします。後日お好きな写真を15枚の中からお選びいただき、選ばれた写真をプリントし、届けします。撮影:Gan極楽商会 ※写真フレームは含まれません。
Gan極楽商会 gokuraku images(舞台写真家):「清水寛二古希記念しみかん曼荼羅」(2023年)より能役者・清水寛二を撮影してきた。舞台人の魂を写し撮ることをライフワークとし、音楽・演劇・能・アルバムジャケット・ポスターなど、幅広くアーティスト撮影を手がけている。https://www.gokuraku-shokai.com
6.【¥12,000リターン】ロンドン公演記録映像3点セット
ロンドン公演の記録映像(「芭蕉」「松風」「Song of Rona Island」)を、定点カメラによる高画質デジタルデータで3点セットとしてお届けします。永久保存いただけます。※個別で購入するよりお得な価格です。
7.【¥20,000リターン】能舞台への誘いA:ご支援者限定特別ワークショップ(1名)
観世流シテ方・清水寛二による能「松風」の舞と装束の特別ワークショップを、東京・青山の能舞台で実施します。今回海外公演を行う「松風」をテーマに、装束から能を紐解く試みを行い、舞を地謡と共に披露します。参加者は能の知識がなくても大歓迎です。(約90分)
【選べるご参加方法】
清水 寛二プロフィール: (観世流シテ方、シテ:1953年生まれ。故観世寿夫氏、故観世七世銕之丞氏(人間国宝)に師事。現九世銕之丞に師事。古典演目の上演に加え、復曲や現代能の創作、多分野にわたる国際的なコラボレーションにも精力的に取り組み、2024年に観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。
※実施予定:2026年1月末〜2月上旬 会場:銕仙会能楽研修所
8.【¥25,000リターン】能舞台への誘いB:観世能楽堂ご招待
2025年12月12日、清水寛二氏出演の「玉鬘(たまかずら)」能公演にご招待いたします。正面A席チケット(プログラム付き)(1名)。http://www.tessen.org/schedule/regular/2025reg12
※締切:11月10日
9.【¥20,000リターン】スコットランド音楽の夕べ(オンライン)70分
フィドル奏者エイダン・オルークのワークショップ(通訳付き)。お好きな楽器をご用意いただき、スコットランドの文化と音楽に深く親しむ特別な体験をお楽しみください。楽器演奏ができる方々向け。※実施予定:2026年1月末頃
ご参加者には、エイダン・オルークとブリーチャ・キャンベルによるケルト音楽コンサート(30分)の特別ライブ映像もプレゼントします(2024年1月東京実施)。https://www.brichaimbeul.com/
エイダン・オルーク(Aidan O’Rouke):ハイランドのオバーン生まれ。スコットランドを代表する世界的なフィドル奏者、作曲家、プロデューサー。スコットランドの伝統音楽のルーツに新たな活力と方向性を与え、2012年ロンドン文化五輪で主要プログラムの委嘱作品を発表。2014年にBBC Radio 2 Folk AwardsのMusician of the Yearを受賞。作曲家として2017年にエジンバラのフォース湾にかかる新しい橋The Queensferry Crossingの公式オープニングの音楽を担当。日本でも人気のトリオLAU(ラウー)のリーダーとして、BBC 2 Folk Awardを4回受賞。北アイルランドUlster大学でスコットランドのルーツ音楽の博士課程での研究と講義も行う。https://www.aidanorourke.net/
10.【¥50,000リターン】
能楽師より直筆のお礼のお手紙(1通)に加えて、 以下の特典をお送りします。
11.【¥100,000リターン】
能楽師であり読書家の清水寛二が、「インスピレーションを得た本1冊」と、「役者として感銘を受けた本1冊」に署名とご支援者へのメッセージを添えてお届けします。さらに、以下の特典もお送りします。
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金はチームで補填し、バルセロナとロンドンでの公演およびアーカイブの制作を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。やむを得ない事情によりプロジェクトに変更や遅延等が発生した場合は、メールやアップデート記事にて速やかに進捗をご報告いたします。
私たちは、これまで直接お会いしたことのない方々を含め、「能リ・イマジンド」のビジョンに共感し、応援してくださる皆さまの存在によって支えらます。皆さまの応援が、このプロジェクトの原動力となり、ロンドンとバルセロナでの公演を成功へと導いてくれます。
このプロジェクトは、まだひとつの通過点にすぎませんが、これからも、日本から生まれる芸術の声を世界へ届け続けていきます。
どうぞ、温かいご支援をよろしくお願いいたします!
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