TANDEM ROAD の記憶
vol. 6 2024-11-23 0
「アレキサンダーとその家族写真」
アレキサンダーとの出会いは、ロシア、チタ。自動車工場前で、バイクの整備中に声をかけられた。アレキサンダーは僕の事を何かと気遣ってくれる。「どこが壊れているんだ?見せてみろ?工具を持ってきやる」などなど。アユミの事も話すと「心配だ家に泊まりに来い、うまい飯も食っていけ的な、、、」正確な言葉は通じないけれど言わんとすることは良くわかる。だけれども、アレキサンダーは銃を所持している(大きなライフルも、面白いからお前も撃ってみろ的な www)急いで宿に帰りアユミにアレキサンダーとの事を報告。
アユミと緊急会議!!「いかに人を信じるのか」宿にこもっていれば安全ではあるけれどそれでは旅の意味がない、、、宿までアレキサンダーが僕たちを迎えにきてしまう。
僕たちは、日本を出発する前に沢山の世界を旅したライダーに会いに行き、「いかに人をじればいいのですか?」と聞いてまわった。結果、僕たちはアレキサンダーについていく事を決めた。アレキサンダーの家族達は、精一杯の優しさを僕たちに分けてくれた。別れの際アユミはこの優しさをどう返せばいいのかと涙を流していた。旅の難しさを痛感する出会いだった。