マルコポーロについて
vol. 8 2023-01-16 0
7、マルコポーロについて
『絵本から実写・アニメ、世界で配給されるハリウッド映画へ「スパイスを探せ!」プロジェクト』
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皆様は「マルコポーロ」という人物をご存知でしょうか。
学校で一度は耳にしたことがあるマルコポーロは、
一体どんな人物で何をした人なのか、
あまり覚えていない、わからない方も多いかと思います。
今回は大航海時代を生きたマルコポーロについてご紹介します。
●マルコポーロとは?
1254~1324年を生きたイタリアのヴェネツィア出身の商人・旅行家です。
1271年に陸路で当時の中国である元に辿り着きます。
フビライハンという、元の初代皇帝に大変気に入られて元に17年間滞在し、各地を旅行します。
1295年に海路でヴェネツィアに帰国。後にジェノバとの戦争で捕虜となり、獄中で旅の思い出、見てきたものを筆録させたものが「東方見聞録」としてヨーロッパに広まりました。
簡単にまとめると、
マルコポーロはヴェネツィア出身の旅行家です。
世界中を旅し、その土産話が「東方見聞録」として世に広まった人です。
世界中を旅した、波乱万丈なマルコポーロの人生をご紹介します。
●マルコポーロの長い旅路
・幼い頃
1254年イタリア北部、ヴェネツィア共和国に生まれ、父方のポーロ家は代々続く商人の家系でした。
商人の父と叔父は貿易の為にコンスタンティノープル(イスタンブール)に住んでいました。
マルコが生まれる前から東方に貿易の旅に出ていたため、マルコは生まれてから父親に会ったことはありませんでした。(母も幼い頃に病死しています)
・17歳のマルコ、旅に出る
1269年、マルコが15歳の時にヴェネツィアに戻ったきた父ニッコローと初めて会います。
1271年17歳の時に父ニッコローと叔父マッフェーオと共にアジアへの旅へ出発します。
目的地は当時の中国、元の皇帝フビライ・ハーンの夏の離宮がある上都ですが、そこまでは高原や砂漠を越える陸路を通ってたどり着くまでに約3年半かかりました。
・中国に到着、皇帝に仕えながら旅をする
フビライは到着したマルコ一行を歓迎し、
マルコがイタリア語・フランス語・モンゴル語・トルコ語・中国語と多言語に詳しく、沢山の知見・経験・知識を有していたことから元王朝の官職に就かせます。
マルコは元に17年間滞在しながらアジア各国を旅行します。
中国国内だけでなく、ビルマ(現ミャンマー)やチャンパ王国(現ベトナム)、スリランカ等の周辺各地にも訪れ、歴史・民俗・地理など多くを見聞きする経験をします。
・故郷ヴェネツィアに帰還する旅
フビライに仕えた後、マルコは海路でヴェネツィアに帰還します。
帰還したいとフビライに伝えた際はなかなか許可が降りませんでしたが、1292年に元王朝のコカチン姫がイランと東部アナトリアを支配していたイル・ハン国の王アルグン・ハンに嫁ぐことが決まり、
海路で行くために航海経験のあるマルコポーロ一行が同行することになります。
14隻600人で出港した一行は
シンガポールやインドネシアのスマトラ島、スリランカやインド南東部のコルマンデル海岸を通り、
アラビア海に入り、1293年2月に目的地ペルシャ湾のコルモス(ホルモス湾)に着きます。
しかし到着した時には600人いた乗船員が最終的に18人にまで減ってしまいました。
大変な2年間の船旅だったのです。
その後、機会を見てマルコと父と叔父の三人は
陸路で山を越えながら北西に進み、アナトリア黒海地方(現トルコのトラブゾン)の港から船でコンスタンティノープルに渡り、そこから故郷ヴェネツィアへ戻ります。
マルコ一行は、1295年にヴェネツィアに帰国し、
合計15,000km、 24年間
に及ぶ壮大な壮大な旅を終えます。
・帰国してから3年後...
帰国してからも商人として働いていましたが、
1298年(マルコが44歳の時)、ヴェネツィアが交戦中だったジェノバとの戦いが激しくなり、
マルコは志願兵になります。
しかし、ヴェネツィア軍は敗退しマルコもジェノバ軍の捕虜となってしまいます。
この牢獄で、同じ捕虜として獄中に出会ったのが『アーサー王の円卓騎士物語』
の著者として有名なイタリア人作家
「ルスティケロ・ダ・ピサ」です。
マルコは自身の東方での旅を詳しくルスティケロに語り、そのお話しを書き記す形で、
世界で有名な旅行記『東方見聞録』が生まれました。
いかがだったでしょうか!今回はマルコポーロについて紹介させていただきました。
マルコポーロは13世紀に活躍した人物ですが、
当プロジェクトの絵本『スパイスを探せ!〜マリオと不老不死のサフラン〜』は大航海時代の14世紀が舞台です。
マルコポーロと同じくヴェネツィア出身の11歳の少年、マリオが主人公です。
多くの人間が豊かになるために、スパイスを求めて航海に出る中、
マリオは当時流行していたペストに打ち勝つ「不老不死のサフラン」と行方不明になっていた父親を探しに旅に出ます。
マリオは普通の子で、気の弱いところがありますが、正義感は人一倍強い少年です。
魔法は使えませんが、知恵と勇気と技術を磨き、たくましく育って行きます。
マリオの成長を、自分のことのように感じてもらえるような絵本になっていると思います。
今回マルコポーロや大航海時代に興味を持っていただけたのであれば、この物語はとても楽しく読んでいただけるかと思います。
3000円のご支援から絵本がお楽しみいただけますので、ぜひプロジェクトページをご覧ください。
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プロジェクトページ
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