2019年のsubmissionについて
vol. 48 2019-12-14 0
『異邦人』を応援してくださった皆様へ、
応援ありがとうございました。レポートなど大変遅くなりましたがお送りさせていただきます。
「異邦人」は短編映画として日本で起こっている不条理をカミユ原作の「L`Etranger」のエッセンスをオマージュして日本をバックグラウンドに制作しました。エピソードの多くは世間を賑わした不条理な問題や事件を下敷きにしています。
この映画に出演してくださった全ての俳優さん、美術、スタイリスト、ヘヤーメイク、録音、制作さんらはボランティアで参加してくださいました。ワークショップも含めると仕上げまで2ヶ月以上かかったことになります。
ポスプロも好調で自分としては最高の作品が仕上がったと誇りに思っております。ポスプロ全てが終わったのは今年度5月でカンヌ映画祭ギリギリでした。それでもお約束していた通り「カンヌ映画祭」と「ベネチア映画祭」には出品いたしました。サンダンスにも出品しました。今年度より前年度とは全く違う方式でエントリーが行われるシステムとなっており、DVDを送るという体制ではなくなって直接映画祭のリンクにアップロードするという方式がとられていました。
カンヌ映画祭やベネチア映画祭からは返事ももらえず、FilmFreewayからエントリーしたサンダンスからだけはお返事がいただけました。結果は下記のようなものでした。概要はエントリー数が非常に多く選ぶのが難しかったが貴作品は見応えがあった。これに懲りず将来的にもまた素晴らしい作品を制作して再び挑んでいただきたいという趣旨でした。
今年度に関しては海外の3つの映画祭と国内2つの映画祭に出品しましたが来年度は中堅の映画祭に挑むつもりです。世界の映画祭は恐るべき数字ほどあり、エントリーする映画祭を選ぶのも大変な作業ですし、映画祭にもテイストがあり、どの映画祭がこの作品を好んでくれるかということは全然見通しがつきません。ただ、短編の場合は作品アップからの期間が長いので2〜3年はエントリーし続けられると思います。
なのでまだレッドカーペットの希望は失っていないのです。応援してくださった皆様には視聴できるサイトとパスワードをお送りしておりますがご覧くださいましたでしょうか?よろしければご感想などお送りいただけましたら大変嬉しく存じます。また、折あるごとにアップデートいたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。下記はsundanceから頂いたメールです。
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