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映画『明日をへぐる』に登場した集落と筒井良則さんの楮畑の維持をクラウドファンディングで実現!
高知県いの町吾北(ごほく)地区で、楮(土佐和紙の原料)を栽培している筒井良則さん(94歳)の畑を維持・管理する費用です。楮や和紙に関する資源を守り活用することは、私たちの集落を維持することにつながります!
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「上東を愛する会」は高知市から車で70分、「いの町吾北(ごほく)」の上東(じょうとう)という山間集落の住民グループです。※地域のことを気に入ってもらえる方なら、どなたでも会員になれます。上東に住むのは50世帯90人。過疎高齢化などの課題はありますが、農事組合法人の運営、ドラム缶楽器スチールパンの活動など、今できることを行い、楽しく、家族のような集落を作ろうとしています。
高知県いの町吾北(ごほく)地区で、楮(土佐和紙の原料)を栽培している筒井良則さん(94歳)の畑を維持・管理する費用です。楮や和紙に関する資源を守り活用することは、私たちの集落を維持することにつながります!
目的は、高知県いの町吾北地区で、楮(こうぞ/土佐和紙の原料)を栽培している筒井良則さん(94歳)の畑を維持・管理することです。楮や和紙に関する資源を守り活用すれば、私たちの集落を維持することにもつながると信じています。この仕組み作りを通して、皆さまに山の暮らしの現状や豊かさを共有していただきたいと思っています。
筒井良則さんのお宅(左)と楮畑(右上)
筒井さんと楮の古株
私たち「上東(じょうとう)を愛する会」は、吾北地区にある上東集落の住民と有志(地域のファン)による任意団体です。
上東を愛する会のメンバーによる楮蒸しの様子
2021年の春、今からちょうど1年前に『明日をへぐる』(今井友樹監督、シグロ製作)という映画が完成しました。
ドキュメンタリー映画『明日をへぐる』予告編
1年半にわたって高知県いの町吾北地区(旧吾北村)を中心に、土佐和紙の原料である楮栽培の山里の人たちとその暮らしを記録した映画です。
この映画の撮影では、筒井良則さんの楮畑が1年間にわたって、取材されました。
「へぐる」という言葉は高知の方言です。特殊な包丁(デバと呼びます)で土佐楮の皮から表皮部分を削ぎ取る作業のことを指します。冬に収穫した土佐楮を蒸して皮をはぎ、その皮の繊維が土佐和紙の原料になります。
へぐりの様子
上東を愛する会は、今回映画製作の企画段階から、全面的に協力しました。
楮の栽培、そして和紙の原料にするための楮蒸し、皮はぎ、へぐり作業まで、これまで和紙の原料作りを支えてきた吾北の先輩たちのことを記録し、残しておきたいという想いからでした。こうした作業を担っているのは80歳代、90歳代の人たちが中心で、高齢化と後継者不足が進んでいます。過疎化や集落が存続できるかどうか、という深刻な課題もあります。そんな中、先輩方がその前の世代から受け継いだ手作業や知恵を語る笑顔には、便利さとは異なる豊かな暮らしが感じられます。
90代の先輩からへぐりを教わるメンバーたち
実は吾北地区は、第46回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した劇映画『絵の中のぼくの村』(1996年、田島征三原作、東陽一監督、シグロ製作)のロケ地でもありました。『明日をへぐる』の映画製作の皆さんとは、27年の付き合いになります。
劇映画『絵の中のぼくの村』にも楮の蒸し剥ぎのシーンが登場する
千年以上保存できる和紙がなければ、私たちの過去の歴史が記録され、残されることはありませんでした。和紙がなければ、私たちの歴史はなかったことになったかもしれません。
手漉き職人・田村寛さんによる土佐楮の和紙
その和紙の文化を支え続けるのが、山里の暮らしの作業の一つとして先輩方が受け継いで来た楮栽培なのです。
筒井さんの畑に佇む樹齢100年(推定)の楮の古株
獣害対策経費 30%
通年作業経費 40%
消耗品・道具類 10%
商品企画費 20%
①『畑の状況や四季の写真などをメール送信』
映画『明日をへぐる』に登場した楮畑や四季のようすの写真をお送りします。映画に出演した筒井良則さんのお話なども、可能な範囲でお伝えします。
②『土佐手漉き和紙のお礼状(柚子の文香)』
映画に出演した田村寛さんが手漉きした和紙に、吾北の柚子玉の文香を添えてお送りします。お礼状、文香は、本プロジェクトのために西村優子さん(造形作家/折形デザイン研究所)が制作します。
③『かみそノまもりがみ』
白皮(へぐる加工をした和紙の原料)を土佐手漉き和紙で丁寧に包んだお守りです。応援していただく方々が「まもりがみ」であり、その皆さまの手元に置いていただき、紙文化や楮畑の維持に共感していただけたら幸いです。本プロジェクトのために西村優子さん(造形作家/折形デザイン研究所)が制作します。
※高知県の楮生産地のうち吾北では、楮のことを「カミソ」「カジ」「カジクサ」と呼ぶ。
※「へぐる」とは、楮を蒸してはいだ表皮(黒皮)を、さらにデバ(専用の包丁)で削る作業。
『かみそノまもりがみ』イメージ図
④『吾北の楮を生かした土佐和紙(A4サイズ6枚分程度)』
映画に出演した田村寛さんが手漉きした和紙に、田村さんの思い(コラム)を添えてお送りします。
※コラムの内容(予定)「土佐和紙の製法や可能性。数百年以上保存できる紙について」
⑤『和紙の原料の素材(カジガラ・黒皮・白皮)約800g』
土佐和紙の原料の楮(カミソ、カジ)の素材をお送りします。
※カジガラは、楮を2-3時間蒸して、和紙の原料になる表皮をはいだ後の幹の部分(和紙の原料ではない)。湿気に弱く、すぐにカビが発生するため、冬の清流に2日程度浸けさらに日光で自然乾燥させたもの。
※黒皮は、はいだ表皮を乾燥させた原料。
※白皮は、黒皮を再び水で柔らかくして、デバ(専用の包丁)でへぐった(削り取る加工をした)原料。
⑥『デバ(へぐり用の包丁)』
土佐和紙の原料 の楮(カミソ、カジ)の黒皮をへぐり(削り取る)加工して、白皮にするための専用の包丁(土佐打ち刃物)をお送りします。
※危険の無いように包装してお送りしますが、開封の際は十分にお気をつけください。
吾北では、柿など果物の皮をむく際にも使います。
⑦『土佐和紙干支(卯年)飾り』
土佐和紙を使った卯年の干支飾りです。2022年12月頃発送予定。
⑧『手漉き職人・田村寛氏によるオーダーメイド土佐和紙』
映画に出演した田村寛さんが、土佐和紙を漉きます。オーダーメイドのご希望を、ご支援時にご記入ください。
・出来上がりの目安:A4サイズ50枚程度分の土佐和紙
・名刺、賞状、版画用紙など、寸法や用途もご相談ください。
・内容によっては、ご希望に添えない場合もございます。ご了承をお願いします。
収穫前の楮
◆プロジェクトのスケジュールについて
2月~4月頃 楮原料の素材の加工、紙漉きをします。
3月〜5月頃 『かみそノまもりがみ』などを制作します。
4月~6月頃 獣害対策を行います。
6月~8月頃 除草作業を行います。
10月頃 除草作業を行います。
12月~2月 収穫、加工(蒸しはぎ、乾燥、へぐり等)を行います。
※新型コロナウィルス感染症などの状況を見ながら、体験作業を計画します。
獣害対策により、イノシシの被害は軽減できると思いますが、近年急増しているサルの被害はある程度予想されます。また山林と隣接した急斜面の畑ですので、人が手を入れられる範囲が狭まることも予想されます。山に戻そうとする植物群や野生の生き物が優勢になっていますので、畑の面積を縮小しても除草、獣害対策などを施し、楮栽培に努めます。
へぐり加工をていねいに行うなど、良質な楮原料を手漉き職人に使ってもらい、良質な土佐和紙に仕上げてもらいます。また、協力者(デザイナー、作家など)とともに、楮や和紙、素材の資源の活かし方を考えて実験や試作を楽しくやっていきます。
なお、お近くへいらした際は、可能な範囲で楮畑のご案内、栽培や加工に長年携わって来られた先輩方のご紹介、手漉き職人さんのご紹介などをさせていただきます。
本プロジェクトは実行確約型のため、目標金額未達成の場合は自費等で補填することで計画を実行しリターンを履行します。
手漉き職人・田村寛さん
土佐楮の和紙のファンを増やしたい、そして山里で暮らす筒井さんら先輩方の笑顔や誇り、その価値観を共有してほしいと願っています。
ペーパーレスの時代ですが、土佐和紙や楮の素材に触れていただき、急斜面の楮畑で作業する手足の感覚、空の色、風の強弱、小鳥や虫の声、暑さ・寒さ、雨の匂い、動物の気配、暮らしなどなど、文章や写真等でお伝えします。
山里の私たち、紙を漉く人、関心を持ってくれる人、それを使ってくれる人、
・・・人がつながり楮や和紙に関する資源を守り活用することは、集落の維持にもつながるはずです。
ご協力をよろしくお願いいたします。
本プロジェクト責任者 上東を愛する会 田岡重雄
ドキュメンタリー映画『明日をへぐる』チラシ
上映をご検討いただける方は、以下へご連絡ください。『明日をへぐる』のDVDも販売しています。
・Palabra(
03-5937-2231)
3000 円
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円
100000 円
100000 円
300000 円
300000 円