Here We Go!
vol. 22 2014-05-27 0
おかげさまで「KAMPAI」は目標額に達成しました!
制作資金の募集をクラウドファンディングで開始をしたときから、結果はどちらかになると分かっていたはずでした。それでも、その後の展開がこれほどまでに感動的であることは、予想もつきませんでした。いまでも気持ちの整理がつかないほどです。
もともとぼくは、率先的に意見を言ったり、なにかを呼びかけたりするのが苦手なタイプです。学生のときも、先生に当てられるまで発言をしないタイプでした。出しゃばって間違えるなんてみっとないことは避けたいし、自分の考えが他人の時間や関心を奪う価値があるものとも思えなかったからです。こうやって文字にしてしまうと、ものすごいネガティブ思考ですね(笑)。
今回、敢えて手を挙げてみようと思ったのは、企画にそれなりの自信があったのはもちろんですが、心の奥底では、傍観者としての人生に嫌気が差したからかもしれません。やりたい企画を実現させたければ、自分で動くしかない。そこで、ネットを通じて、「この指とまれ!」とがらにもなく大声を出してみたのです。
すると、思ってみないことが起こりました。応援してくれる人が少しずつ現れ、その人たちが自分の代わりにそれぞれ宣伝してくれるのです。そこから環がぐんぐん広がり、大きなうねりのようなものが生まれていく。ソーシャルネットワークの力とか頭では理解していたつもりですが、体感したのは今回が初めてでした。
3月28日にスタートしたキャンペーンにおいて、最初のうねりを作りだしてくれたのは、普段からおつきあいさせて頂いている友人や仕事仲間です。ふたつめのうねりは、インタビュー原稿やラジオ出演などで、ぼくの存在をあらかじめご存じだった方です。三番目のうねりは、ドキュメンタリーの題材である日本酒業界の方々が生み出してくださいました。みなさんのご協力のおかげで、この企画の存在が広く知られることになりました。実生活でもネット上でも友達の少ないぼくだけでは到底不可能でした。どうもありがとうございました。
なにより感謝しなくてはならないのは、ドキュメンタリーの題材として選ばせていただいた、ジョン・ゴントナーさん、久慈浩介さん、フィリップ・ハーパーさんのお三方です。なにしろ、制作費も集まっていない映画企画に出演を了承してくださったのですから。この場を借りてお礼を申し上げます。
さて、喜びに浸っているばかりではいけません。まだスタート地点に立ったばかりですし、159名ものコレクターのみなさんに参加して良かったと思っていただける映画を作る責任があります。
今後の制作過程はコレクター限定のアップデートで逐一ご報告します。また、アドバイスやご意見を求めることもあると思います。ある程度の完成図は頭のなかにありますが、それを超えるものを、みなさんと一緒に作りたいと思っています。
ご協力どうもありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
小西未来