先行撮影をめぐるジレンマ
vol. 2 2014-04-09 0
こんにちは、企画者の小西未来です。
現時点でコレクターがなんと33名、これまでに41万5000円が集まりました。
まだ企画段階のドキュメンタリー映画に、これほどの応援をいただいて身の引き締まる思いがしています。
今後、どういう展開が待ち受けているか分かりませんが、短期間にこれだけの反応をいただき、すでに映画を作り上げたかのような達成感を味わっています。もちろん、目標金額に達しなければファンディングは実行されないので、映画を完成させることはできません。それでも、いまは感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、プロジェクトページでも触れましたが、ファンディングの期限を待たずに先行撮影を行うべきかどうか悩んでいます。日本酒造りは10月から4月までと期間が限られているため、5月27日のファンディングの期限まで待っていると、撮影が来シーズンに持ち越しになるためです。具体的には、酒造りを行っている最中に、主人公のひとりである久慈浩介さんを密着し、その多岐にわたる社長業務と南部美人が作られる現場を撮りたいと思っています。
しかし、先行撮影を勝手に行ったのちに、ファンディングが不成立となれば、自分はこの映画でさらに赤字を広げてしまうことになります。これまでに映像制作で赤字になったことは一度や二度ではないですし、もともと大雑把な性格なので、これまでだったら「やっちまえ!」となるところなのですが、一家の主となったいまではそう無茶はできません(個人的な話で恐縮ですが、5月上旬には第二子が誕生する予定です)。
というわけで、いまは4月中にぜひとも撮影したいけれど、家族や自分に対してその決断を正当化する根拠が足りないのです。すでにコレクターになっていただいた方々には、このあたりのジレンマをご理解いただければ幸いです。また、いま応援を検討をしている方々には、あなたの一票が、この作品の実現性はもちろん、完成時期を早めることを知っていただきたいです。正直なところ、ぼくは背中を押して欲しいんです(笑)。4月後半はスケジュールの調整がつきますし。
もしも、近日中に100万円かそれに近い金額が集まれば、すぐに撮影の手はずを整えます。また、先行撮影の模様は、コレクター限定の撮影日誌でお伝えします。
逆に、あまり金額が伸びないようであれば、今シーズン中の撮影はすぱっと諦めます。
おねだりしているようで心苦しいのですが、現時点で先行撮影をすべき理由と、それを妨げている事情をご報告致しました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。