同時多発的に
vol. 22 2024-11-22 0
ここからは色々なことが同時多発的に進行し始めました。「よし!みんなでこれをやろう!」と単純に一致団結したわけではなく、みんなが思う理想的なまちづくりの為に、それぞれが夢に向かって自由に走り始めたって感じですかね。
私にはそんな風に見えていました。
自治協から派生して、まちづくり会社設立の動きが出てきたのもこの頃ですし、eスポーツの板垣さんやアニメーターの岸さんが、クリエーター構想を公で語りだしたのもこの頃からです。
私はというと、空き家のオーナーさんとの賃貸契約交渉の為に、オーナーさんの後見人である弁護士さんの元に村瀬さんと訪問したり、近畿大学に再度伺って、次回のワークショップでの構想をすり合わせたりしていました。
また東広島市の産業振興課からは色々なセミナー情報が送られてきていたので、誘われたものは基本的に全て『YES!』の精神で、ほぼほぼ参加して、東広島市の方々がどんなことを求めているのか、何に困っているのか、そのためには何が必要なのか、情報収集も同時に行なっていました。
随分経ってから久々に再会した学生さんに改めて自己紹介をしたところ、その子は私のことを『市の職員』だとずっと思い込んでいたそうで、それぐらいに東広島市のイベントごとには必ずいる人間になっていたのでした。笑
元々好奇心旺盛な人間なので、この時期は本当に楽しかったですね!
知れば知るほど東広島市が好きになって、自分がやりたいと思っていることを持続可能な形でマネタイズするにはどうしたら良いのか、社会起業家とはどういうものなのか、毎日毎日自問自答しては、出逢う人達に相談しながら、ずっとスッキリする答えを探していました。
自分とは別軸で動くまちづくりの動きについては村瀬さんと会うたびに間接的に進捗状況を聞いていたので、「なんか面白いことになってきた~!」とまだ客観的に状況を見ていた気がします。今こうして色々な団体が合流した楽屋プロジェクトのリーダーをやることになるなんて、正直全く想像していませんでした。笑
それぐらいに関わるメンバーにとっても、物事が異常なぐらいにスムーズに進み、進んでまた新しい発見があることが楽しくて、さらに奥へ奥へと進んでいった、そんな時期でした。