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国際映画祭「Cinema at Sea」の開催をクラウドファンディングで実現!
沖縄に新しい国際映画祭を立ち上げるプロジェクト!目標は「海の上の交差点」を作ること。まだ知られていない優れた映画の発掘と発信を行い、沖縄が海で繋がる環太平洋地域において新たな国際文化交流の場を作ることを目指します。
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2023年11月下旬から沖縄県・那覇市の会場を中心に、環太平洋地域にフォーカスした新しい国際映画祭「第一回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」を開催します。 映画は言葉や文化の枠を超え、人々をつなげる力を持っています。本映画祭は、この力を信じ、優れた映画の発掘と発信を通じて、各国の文化や民族、個々人の相互理解を深め、沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指します。
沖縄に新しい国際映画祭を立ち上げるプロジェクト!目標は「海の上の交差点」を作ること。まだ知られていない優れた映画の発掘と発信を行い、沖縄が海で繋がる環太平洋地域において新たな国際文化交流の場を作ることを目指します。
▲「海の上の交差点」をテーマに制作された第一回メインビジュアル
はじめまして。NPO法人Cinema at Sea(シネマ アット シー)です。
多数のプロジェクトの中から目に留めていただき、ありがとうございます。
「 Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」(少し長いので、当映画祭のことを以下「Cinema at Sea」 としますね。)は、沖縄や台湾の有志のメンバーが集い「沖縄で国際映画祭を開いて、海外の方々と一緒に沖縄で映画を見たい」という共通の思いのもと、今年11月下旬に第一回目を開催する映画祭です。発端は沖縄で映画製作を続ける台湾出身の映画監督/プロデューサーの黄インイクさん。黄監督が世界各国の映画祭を回っている中で「歴史的にも地理的にも国際社会においても唯一無二のユニークさを持っている沖縄に、世界から人が集まり、海の眺めながら映画を見て、色んなことを人々と議論したり共有できたら、それは素晴らしく素敵な時間になるのではないか」と構想を練り始めたのが2018年。そこから、同じ思いのメンバーたちが仲間に加わり、コロナ禍による紆余曲折はあったものの、長期の運営を目標にNPO法人まで立ち上げ、現在は資金調達の為スポンサーになっていただける企業様に足を運ぶ日々。開催に向けて急ピッチで準備を進めています。
初めは「Cinema at Sea 国際映画祭」という名で企画が進んでいました。
私たちがどんな思いで、なぜこの映画祭を企画したのか?
沖縄で新たに国際映画祭を始める意義とは?
なぜ“環太平洋”なのか?本映画祭が目指す先とは?...など
これらを多くの方々にお伝えすることで、思いに賛同してくださる方とご一緒に映画祭を作り上げることができるのではと考え、今回クラウドファンディングを実施することにしました。ご賛同のうえ、ご支援いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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目次
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私たちが企画した当映画祭「Cinema at Sea」 の話をする前に、“国際映画祭”とは何か、少しお話しさせてください。
国際映画祭と耳にしたとき、どんなイメージを持っているでしょうか。聞いたことはあるけど、実際に参加された方は少ないと思います。国際映画祭は、世界規模の映画の祭典で、主にコンペティション形式による優秀作品の選考や、映画を売買する市場としても運営されています。最も有名なのは、ヴェネツィア、カンヌ、ベルリンの世界三大映画祭ですね。世界中からスターが集まる、というよりも、これらの映画祭のレッドカーペットを歩ける者たちがスター俳優であり、名監督、と言えるのではないでしょうか。いずれも70回を超えるヨーロッパの名門の映画祭で、非常に華やかで多くの人が世界から集まります。上にあげた3つの映画祭以外にも、世界には数えきれない程の映画祭が存在すると言われています。日本にも、100に近い映画祭があります。
【そもそも映画祭は何のためにあるのか】
世界には多様な形態の映画祭があるので、これには無数の答えがあると思います。国家主導の政治的権威を込めたものから、町おこしの一つの手段として企画されるものまで、映画祭の規模や内容も様々ですが、多くの映画祭の神髄は、映画文化を盛り上げることであることは言うまでもありません。各国の良質な映画が世界に認知されるきっかけになるので、映画における重要なマーケットという側面もあります。
日本国内においては、世界各国の先鋭ドキュメンタリー作品が集う「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が有名です。山形市は長期にわたる映画祭の活動が認められ、2017年に「ユネスコ創造都市ネットワーク」に映画分野で日本で唯一加盟認定を受けました。映画祭を中心として、文化と創造性を生かしたさまざまな取組を行っています。
【私たちが考える国際映画祭】
私たちが考える国際映画祭は、 交差点です。
国際映画祭には3つの人が集まると言われています。
映画を 「観る人」
映画を 「作る人」
映画を 「ビジネスする人(映画を届ける人)」です。
「観る人」は、世界で初めて公開される映画をイチ早く観たい、”いまここ”でしか見れない映画を観たい、猛烈な映画ファンの市民。(もちろんライトなファンも多くいらっしゃいますよ)
「作る人」は、監督やスタッフ等の制作関係者や出演したキャストたち。
「ビジネスする人(映画を届ける人)」は、映画祭で厳選された素晴らしい作品を自国の市民にも届けようと、その映画の上映権・放映権の買い付けにやってくる各国のバイヤーや配給会社。それに加え、映画のトレンドを伝えるメディアもここに入るでしょう。
これら3つの人たちが、一点に集結し、交差するのが映画祭だと考えています。
そこで何が起こるかというと、 交流が起こります。
観客と俳優との交流の場、観客と監督の対話の場、監督と役者やプロデューサーが出会う場など、映画文化の出発点になったりもします。
社会問題と向きあったり、異なる価値観の方との対話や議論が生まれるきっかけにもなり、それはこれから作られていく未来の糧となるでしょう。
また映画祭に足を運ぶことによって、その土地ならではの街並みを歩くこと、食文化を楽しむことができるというのも、映画祭の付加価値と言えるでしょう。
私たちはこの交流こそが、映画祭の醍醐味であり、映画がもたらす豊かな時間だと考えています。
実施内容は主に 「上映-Screening-」と「野外上映-Outdoor Event-」と「インダストリー-Industry-」の3つに分かれます。
【
上映-Screening-】
日本初上映作品も含めた世界中から集めた 30~40作品を上映いたします。
(1)コンペティション部門
本映画祭の理念に基づき「環太平洋地域」から募集・実施します。世界中から応募を募り、8〜10本程度の入選作品を上映します。※応募期間は終了しました。
(2)特別セレクション「Director in focus」
毎年環太平洋地域の島々から注目の監督を取り上げ、当該地域の優秀な映像作家を紹介します。
(3)Pacific Island ショーケース
日本を含めた環太平洋地区で制作された作品を本映画祭のプログラマーが作品を選出、日本未公開作品を中心に5〜6作品程度上映します。
(4)VR体験上映
日本の映画祭では珍しいVR作品を上映します。アジア最大のVRデバイスメーカーのHTC社と連携し、厳選した5〜10作品をお届け。皆様にこれまでと異なる新しい映画体験を提供します。
(5)開幕式・授賞式+クロージング上映
開幕式では開幕作品の上映、授賞式ではコンペティションの受賞作品の発表と上映を予定しています。
これら上映プログラムに付随した舞台挨拶やトークイベントも企画中です。
会期:2023年11月23日(木・祝)〜11月29日(水)
会場:那覇市ぶんかテンブス館 4階テンブスホール、桜坂劇場、那覇文化芸術劇場なはーと、タイムスホール(沖縄タイムス本社 3階)
「野外上映-Outdoor Event-」
幅広い層の方々に文化芸術に触れていただく試みとして、沖縄最大の魅力の一つである美しいビーチを活かした野外上映イベントを実施します。映画好きだけでなく、子どもたちも楽しめるような作品をセレクションし、秋の心地よい風が吹く沖縄のビーチで、一夜限りの忘れられない特別な体験を提供します。
▲写真は開催イメージです。逗子海岸映画祭様の様子を借用させていただいてます。出典:三浦半島デジカメ便り
会場:あざまサンサンビーチ (南城市)
沖縄本島南部の南城市にある「ユニバーサルビーチ」。太平洋に面した海岸からは神の島と崇められている「久高島」も眺めることができます。「誰もが安心・安全にすごせるユニバーサルビーチ」というコンセプトを掲げ、足が不自由な方でも車いすでビーチ波際まで行ける「モビマット」を常設したり、水陸両用の車イス「モビチェアー」の貸し出しも行っています。レンタル品も完備しており、キャンプ・バーベキュー、マリンスポーツ、乗馬クラブなども楽しめます。本映画祭の理念にご賛同いただき、将来的に野外上映のメイン会場としていく予定です。
また今年は調整が間に合いませんでしたが、来年以降は、あざまサンサンビーチから車で5分に位置する南城 美術館にて映画祭に関連したギャラリー展示なども行う予定です。
【
インダストリー-Industry-】
沖縄環太平洋映画インダストリー
次世代に向けて、沖縄を日本と海外のハブとなるように交流を促進していくイベント企画のプログラムです。
(1)ピッチイベント
ピッチとは、映画の製作者や企画者が制作資金を得るために、投資家や製作会社に対して自身の作品や企画をプレゼンして紹介することです。環太平洋地域で現在進行中の映画企画を事前公募を行い、選出された優れた企画を開催当日にピッチを行います。国際共同製作の豊富な経験がある審査員が審査を行い、最終日に受賞者が決定します。
(2)国際共同製作の事例紹介
世界中のプロデューサーや国の投資機関の方を招聘し、様々な国際共同製作の事例を紹介します。
(3)フォーラム開催
環太平洋地域が抱える映画産業に対する課題や映画を通じた問題提起など、映画関係者が議論を行うフォーラムを実施します。
(4)トークイベント(メンタートーク)
映画祭の特別招待監督を招き、トークイベントを実施します。ゲスト監督のこれまでの経歴や、製作秘話や今後の展望など、ここでしか聞けないトークをお届けします。
(5)クリエイター向けワークショップ「沖縄 EDITING LAB」
現在編集中の作品を、国際的な映画製作で活躍するプロの編集者がメンターとなりフィードバックを得ることで、より作品をブラッシュアップする機会を創出します。
開催日時:2023年11月27日(月)~ 11月29日(水)
会場:沖縄タイムス本社 2階ギャラリー (予定)
※上記の開催内容は変更となる可能性がございます。
また映画祭期間終了後には、 映画芸術に触れる機会が少ない離島各地や本映画祭と縁の深い台湾での巡回上映会も企画しております。本映画祭を通じて、沖縄を環太平洋地域を跨ぐ『文化中継貿易』の拠点となるべく、一度の上映のみならず年間を通じて継続的な活動を目指しております。
では、なぜ沖縄でやるのか。少し長くなりますが、沖縄の歴史を少し遡りながらお話ししたいと思います。
現在沖縄の島々は、観光地としてのイメージが強いですが、かつては琉球という一つの国でした。首里城を王国の中心とした琉球王国は、琉球を経由して中国や日本、東南アジア諸国を結ぶ中継貿易によって海洋大国へと発展します。琉球はアジア貿易のハブ的存在だったのです。
▲琉球の交易ルート(14世紀から16世紀中頃) 出典:沖縄県立博物館・美術館WEBサイト
アジア各地を結ぶ中継貿易で繁栄した琉球王国は、自らを「万國之津梁(ばんこくのしんりょう)」=世界の架け橋と称しています。そのころの那覇の港は、海外から運ばれた物や外国人で溢れていたといいます。
▲『琉球交易港図屏風』の拡大図 出典:沖縄・浦添市美術館蔵
▲『琉球交易港図屏風』出典:沖縄・浦添市美術館蔵
中国から帰国した進貢船をはじめ、唐船(とうせん)や競うハーリー船などで賑わう那覇港内外と、多くの人が行き交う街並みが描かれている。図右奥には首里城にも見える
1609年、琉球は薩摩藩(今の鹿児島県)からの侵攻を受けます。ちょうど日本では江戸幕府が始まったころでした。この時代、琉球は日本文化の影響を受けて、さらに特色ある文化を育てていきました。明治時代になると、廃藩置県が起こり、450年間続いた琉球王国は幕を閉じ、琉球は沖縄県となりました。その後「沖縄戦」によって激しい戦闘が繰り広げられ、沖縄の住民約10万人を含む、大勢の人たちが亡くなりました。
終戦後、1972(昭和47)年5月15日に日本へ復帰するまで、沖縄はアメリカ統治の時代が27年間続きました。その間に米軍基地が建設され、今もなお存在しています。
琉球王国時代、沖縄はアジア諸国との中継貿易によって多種多様な国々の文化の交流地であっただけではなく、実は戦前から日本有数の移民県でもあります。貧しかった沖縄から新天地を夢見て多くの人が太平洋の大海原を渡り、移民先の土地の人々や文化と融合しながらアイデンティや文化の根を各地に形成していきました。1990年から始まった世界中の移民や子孫らが一斉に集う「世界のウチナーンチュ大会」にも象徴されるように、様々な分野や団体での世界的交流が今なお続いています。
複雑な歴史的背景を持つ沖縄は、国際社会においても唯一無二のユニークさを持っていると言えるでしょう。
そういった脈々と確かに受け継がれてきた他文化との融和性、そしてネットワーク基盤がある沖縄だからこそ、人々が集う、新たな文化の発信地としての交差点になりえるのではないでしょうか。
過去数世紀にわたり、琉球、日本、中国、米国、台湾などの他国から、文化的影響を受け、そして混ざり合いながら、独自の伝統文化を形成してきたのが沖縄です。
その沖縄をもう少し高い目線から見てみましょう。周辺には数々の島々が点在し、想像以上に多様な島々で成り立っていることに気付かされます。台湾やフィリピン、インドネシア、オーストラリアなど、環太平洋と呼ばれる地域です。歴史や言語なども様々ですが、調べていくと多くの地域で共通することがわかってきました。かつて大海原を船で渡った海の民”南島語族”によって広がった国々だったのです。
▲南島語族の拡散。「Atlas historique des migrations」(1999年,著者:Michel Jan 他多数)、「The Austronesian Basic Vocabulary Database」(2008年) に基づいて作成。Ⓒ Small Island Big Song
この視点を与えてくれた映画作品があります。
2020年に日本で劇場公開した『大海原のソングライン』(原題:Small Island Big Song)という音楽ドキュメンタリー映画です。
映画『大海原のソングライン』のポスター Ⓒ Small Island Big Song
この作品は、オーストラリア出身のティム・コール監督と台湾出身のプロデューサー、バオバオ・チェンさんが3年間かけて太平洋・インド洋の島々を渡り、東はイースター島、西はマダガスカルまで、16の島国に残る伝統的な音楽やパフォーマンスを撮影して作られました。オーストラリアの先住民に受け継がれる”ソングライン”という思想/信仰に基づいて、100名を超える各島々の音楽家たちと共同で、かつて同じ言葉や音楽でつながっていた島々の歌をもう一度集結させる壮大な音楽プロジェクトでした。世界中で多くの音楽賞を獲得した同名アルバムのリリースをはじめ、2018年から始まったコンサートツアーを通し、大海原に点在する島々を音楽的なアプローチで繋ぎ、多くの観客を驚かせました。
『大海原のソングライン』は本映画祭の目指すビジョンにも大きな影響を与えた作品の一つです。
エグゼクティブ・ディレクターの黄インイク監督が立ち上げに関わった「石垣島ゆがふ国際映画祭」のプレイベント(2019年11月22日~24日)で本作の上映会を行いました。台風のため、ビーチでの野外上映は中止となったものの、地元高校生による伝統舞踊の披露や、来日したミュージシャンとの即興セッションも行い、上映は定員を上回る観客が訪れまたした。
▲「石垣島ゆがふ国際映画祭プレイベント」(2019年11月22日~24日)の様子 @石垣島フサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ
プロデューサーのバオバオ・チェンさんが舞台挨拶で言った言葉があります。 「“海”は私たちを隔てるものではなく、海は私たちをつなぐもの。」だと。この言葉は、本作のテーマを体現するものです。そして、これは私たちの映画祭にとっても非常に大切で、理念につながる言葉でした。
▲舞台挨拶を行うティム・コール監督(右)とプロデューサーのバオバオ・チェンさん(左)
『大海原のソングライン』は本映画祭の目指すビジョンにも大きな影響を与えた作品の一つです。
アジア地域を対象とした、アジア諸国の国際映画祭はいくつか存在しますが、わたしたちはその中でも 環太平洋地域で作られた作品に限定して作品募集を行います。
「環太平洋地区」という枠組みを持つことで、「アジア」という従来の欧州由来の枠組みではなく、より民族的に近く、海に近い国々で作られる映画を集めることに、これまで見えてこなかった繋がりや、新たな可能性を生み出すことが出来るのではないかと考えたからです。海の視点で見れば、私たちの住む島々は、同じ海で繋がる同じエリアとも言えます。アジアという枠組みの中では埋もれがちな作品も、この枠組みであれば注目を集めることができるのではないでしょうか。同じ海を共有している環太平洋地域で起こっている社会問題や、民族意識のようなものが、本映画祭の作品ラインナップに色濃く反映されること期待しています。
▲2023年ベルリン国際映画祭のヨーロピアン・フィルム・マーケットにてプレゼンを行うエグゼクティブディレクターの黄インイクさん(写真中央)
本映画祭は、沖縄と台湾拠点の映画会社「ムーリンプロダクション」と「木林電影」を設立者であり、沖縄在住・台湾出身の映画監督・プロデューサーと活躍する黄インイクによって発起されました。映画祭開催に向けて「特別非営利活動法人Cinema at Sea」を立ち上げました。多種多様なメンバーそれぞれの強みをいかし、映画祭実現と成功に向けて全力で取り組んでいます。
Cinema at Sea エグゼクティブ ディレクター
黄インイク〈コメント〉
私は2013年からドキュメンタリー映画の製作のために沖縄へ通い始めました。沖縄と出会ったことは、私の人生を変えたターニングポイントだといっても過言ではありません。2016年に沖縄へ移住後は、私の故郷である台湾との文化交流の活発化はもちろんのこと、沖縄を新たな映画製作における国際共同製作の拠点にしたいという夢があり、日々活動しています。
そして、この想いを実現させるべく「環太平洋」という新たな枠組みで、今年より沖縄で新たな国際映画祭を始めることとなりました。
本映画祭は「Cinema at Sea」というテーマのもと、映画祭全体を通じて国や言語を超えて人と人が触れ合い、喜びを共有できるようなイベントにしたいと考えております。国際映画祭という文化・芸術が融合するイベントを通じて、世界中に沖縄をはじめとする環太平洋地区の新たな魅力を届けるだけでなく、沖縄が新たな文化発信拠点となるよう、私も全力を尽くして参ります。
Cinema at Sea アンバサダー
尚 玄〈コメント〉
俳優を始めて約20年、これまで様々な海外作品や映画祭に参加させていただきました。今までの経験を活かして、故郷に恩返しできることはないかと模索する中で、国際映画祭の開催は僕の長年の夢でもありました。
琉球王国時代に中継貿易地として栄え、アジアをはじめ周辺諸国と交流していた歴史的背景と文化的多様性、そして観光地として多くの人々を魅了している沖縄は国際映画祭の開催地として理想的ではないかと考えていたからです。
本映画祭が掲げる、沖縄を文化発信基地として環太平洋地域の国々を繋いでいくというコンセプト、映画の上映だけではなく教育や人材育成も視野に入れたプログラムに賛同し、アンバサダーとして参加させていただくこととなりました。
この映画祭が架け橋となり日本映画の国際化の一助となれるように、そして地元の方々や観光客の皆さまにも楽しんでいただける、秋の沖縄の新しい風物詩となるよう僕も精一杯尽力いたします。
NPO法人Cinema at Sea 理事
東盛あいか〈コメント〉
私は映画館が無い小さな島で育ちました。島の外には何でもあると思い憧れ、故郷の豊かさに気づけませんでした。しかし、映画を通して世界を知り、故郷の島を知ろうとするきっかけが生まれました。そして何より、閉鎖的に感じていた島々の可能性を映画は教えてくれました。私達は繋がれる。私達はこの土地に生きていると発信ができる。「Cinema at Sea」は沖縄を中心に環太平洋へと和を広げ、文化交流と発信を実現させる国際映画祭です。そして沖縄の次世代へ繋げるためにも、地元の方々と一緒に盛り上がれる映画祭として続けていきたいです。
▽第一回のメインビジュアル
本映画祭のメインビジュアルは、「海の上の交差点」をテーマに制作されました。この絵には沖縄を含む環太平洋の島々が、色鮮やかな幾層にも重なる「海流」によって繋がる、私たちが普段は目に見えない「繋がり」が描かれています。メインビジュアルは、アートディレクターでもあり絵描きでもある 山田祐基さんに制作していただきました。
【山田祐基さん 制作コメント】
メインビジュアルのお話をいただいた時、浮かんだのは「海の上の交差点」という言葉でした。
絵を反時計回りに90度回してみてください。
赤く中央を走るラインが赤道。時計の9時の位置から時計回りに、台湾、沖縄、アイヌ、ネイティブアメリカン、マヤ、アンデス、ニュージーランド、東南アジアと巡り、沖縄に戻りつながる「環(わ)」を描きました。古来から人々は海を行き来し、ものや思い、血の交歓をしてきました。
その大部分は目には見えません。
でも私たちは心でこのつながりを見ることができます。
人が好奇心に動かされ移動し、近くにいる大切な人や、まだ見ぬ人と手を取りあい笑いあえたら目には見えない環が広がっていくのだと思います。
ⓒYuki Yamada
山田 祐基 Yuki Yamada
人と自然との境界を立ち位置に、絵描きとして活動。
現在は海と山の間でヤギと暮らし、水彩、岩絵具や各地の土を画材に、
生命の強さや美しさと、日々の心模様が共鳴した時に生まれる絵を描き上げる。
2022年、初の詩画集「あやふふぁみの島」を出版。
http://yamadayuki.jp
環太平洋地域のまさしくヘソに位置する沖縄に、映画の才能が集まり、出会い、飛び立っていく。どんな映画祭になるのか、とても楽しみです!
藤岡朝子(山形国際ドキュメンタリー映画祭理事)
世界の映画と映画祭を知り尽くし、国際感覚にも長けた黄インイク監督が、沖縄で新しい映画祭を立ち上げるという。地元映画ファンにとってはもちろんのこと、日本全国、そして海外からも参加する価値のある沖縄随一の国際映画祭になることは間違いない。
暉峻創三(映画評論家 / 大阪アジアン映画祭プログラム・ディレクター)
映画祭が成功するための重要な要素として、おいしい食事が手軽に食べられる場所、ということがあります。その要素が完全に満たされる沖縄で、過ごしやすい11月下旬に開催される映画祭。行かないという選択肢はありません。
市山尚三(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
沖縄と台湾の映画人が那覇で企画する映画祭!
それだけでも興味沸き立ちます。しかもテーマは環太平洋。
どんなものになるか大変気になる!!
山下宏洋(イメージフォーラム・フェスティバル ディレクター)
沖縄は万国津梁のごとく、万国の架け橋によって栄え、万国を平和にします。沖縄に国際映画祭を作る夢、大賛成です!今こそ世界をつないで、色々な価値観を学び、分断と反対の共存共生の思いを広げてください。ちばりよー!
宮本亞門(演出家)
「沖縄で映画祭をやります!」初めてお会いした時にそう言った黄さんの眼はきらりと輝いていて、いったいどんな映画祭になるのだろう?と大きな期待を抱かせてくれました。台湾からやってきた黄さんが沖縄という土地で根付き、そこで新たな文化交流の場を生み出そうとしていることに勇気をもらいました。映画祭の成功を応援しています。
川和田恵真(映画監督)
開催おめでとうございます。「海がある映画祭」ってこれまで何度か参加してきましたが、なぜか心地よいんですよね。ここで色んな喜びや痛みを分かちあい、人々が映画と共に歩んでいく豊かな景色が広がっていくことがとても楽しみです。応援してます!
藤元明緒(映画作家)
沖縄には、他地域にはない魅力がたくさん詰まっています。 自然、文化、芸能、雑多な街、そしてそこに住む人、そこから始まるドラマ。 そういったものがあるゆる所で交差し重り合って、また新なモノを生み出す。 そんな場所で開催される映画祭が面白くない訳がありません。 これまでとはまた違ったアプローチで、まだ見ぬ作品を発見・発掘して世に送り出してくれるのではないでしょうか。 ワクワクしながらその日を待ちわびています。 映画祭開催おめでとうございます。
山城智ニ(芸能事務所FECオフィス代表 / 映画監督)
Cinema at the sea 開催おめでとう御座います! 私は小さい頃から今も変わらず映画が大好きです。映画が持つ影響力、Education力、アート、パワー、メッセージ性、夢には何回も救われ勇気づけられました。沖縄も含め世界中には素晴らしい作品が今もなお創り出されている中、このようなinternational film festival が沖縄で開催され世界中の作品が鑑賞できるプラス製作者向けのプログラム、workshopもあるなど、体験/学びもでき、現地の皆様も含めて世界中のクリエイター、映画ファンが沖縄で交流できるCinema at the sea、最高としか言えません!
仲宗根 梨乃(ダンスエンターテイナー)
東京住まいの人間からすると、沖縄は南の旅行地で、そこからほんの少し先にある台湾もまた、飛行機で3時間半ほどと気軽に行ける海外だ。2つの場所とも、食べ物の材料や味付けの方向性はわりと似ている。
島という特徴からして、地政学的に諸々の緊張感をはらんでいたりもする一方、沖縄も台湾もともに、訪れてみると市井の人々は優しく、過ごして楽しい場所だ。
表に見えているものだけがすべてではないし、かといって裏に在る深刻な問題だけが真実でありすべてというわけではないのだろうなとも、思わせられる。
そんな場所である沖縄で開催される映画祭に、どんな映画が集まり、見ることができるのか。おおいに楽しみにしております。
羽田圭介(小説家)
映画『大海原のソングライン』のプロデューサーとして、2019年に監督と出演ミュージシャンであるSAMMYさんと一緒に石垣島の映画祭に参加したことをよく覚えています。彼はマダガスカルから5回のフライトを乗って沖縄に来て、上映に参加し、その後の現地のミュージシャンたちと交流セッションしました。いろんな島々が繋がる大変有意義な時間でした。この映画祭も、きっと素晴らしいものになると思います。
バオバオ・チェン(『大海原のソングライン』プロデューサー)
Cinema at Sea 開催おめでとうございます! かつて貿易の中継地点であった沖縄が、本映画祭では異文化交流の中継地として発展していくことを願います。 1895年以降、映画が世界中で急速に発展したのは言語を超えた単純な表現の力だと思います。まず私たちは異なる文化を持つ多くの映画に接することが必要です。例え理解しづらい作品であったとしても、興味があれば後からテーマ性やその歴史的背景を知ることは出来ます。その楽しさが国際映画祭にはあります。本映画祭がそのための交流の場(作り手と鑑賞者が等しく話し合える場)にもなって欲しいと願っています。 ともあれ新たな映画の祭典に祝福を!
岸本司(映画監督)
映画祭開催には莫大な費用がかかります。映画祭事務局の人件費、字幕翻訳や通訳、上映運営にかかる人件費、海外からの渡航費や宿泊費、作品の上映料、会場費など、本映画祭の総予算は数千万円を必要としています。
チケット収入やスポンサー様の協賛、自己資金によってある程度目処が立っておりますが、残り500万円の目処が立っておりません。つきましては、集まった資金は、上記の映画祭運営費用に使用させていただきます。
▼お礼のメッセージ
映画祭スタッフ一同から感謝の気持ちを籠めたお礼のメッセージが届きます!
▼ホームページに名前掲載(希望者のみ)
感謝の気持ちを込めて、本映画祭のホームページに「サポーター」としてお名前を掲載させていただきます。
▼映画鑑賞券
映画祭期間中に映画を鑑賞できるチケットをリターン金額に応じてプレゼントします。引き換えは当日窓口で行います。本映画祭でしか見れない多様な映画の中から気になる映画を選んで、ご鑑賞ください。
※桜坂劇場・なはーと上映分を除く
▼映画祭公式パンフレット進呈
映画祭の詳細情報が掲載されたパンフレットを進呈いたします
▼映画祭公式パンフレットに名前掲載(希望者のみ)
記録としてずっと手元に残る映画祭パンフレットに「サポーター」として、ご支援いただいた方のお名前を掲載いたします。
(制作の都合上10月12日(木)23:59までのご入金済分までとなります)
▼クラウドファンディング限定!メインビジュアルオリジナルポストカード
手元に飾っておきたくなる素敵なポストカードをクラウドファンディング限定のリターンとして提供いたします。
▼クラウドファンディング限定!オリジナルトートバッグ※本プロジェクト限定商品
使い勝手の良いA4サイズのトートバックをプレゼント。
色鮮やかなメインビジュアルが映えるように黒ベースのトートバッグを予定しており、ユニセックスで使いやすいものとなっております。このバッグを持って映画祭に参加すると目立つこと間違いなし!
▼特別イベントに優先招待!
映画祭の特別イベントである開幕式、授賞式、クロージング上映に優先招待いたします。
※開幕式はオープニング上映付き
※ご支援金額に応じて、参加いただけるイベントが異なります。
▼沖縄の特産品グッズ詰め合わせ
「映画祭には行けないけど、イベントは応援したい…」という方に嬉しい沖縄の特産品やグッズを詰め合わせたセットをお送りいたします。
▼スペシャルサポーターとして予告編上映時に名前掲載(希望者のみ)
映画祭の全上映回で
映画上映前の予告編上映時に「スペシャルサポーター」としてお名前を掲載いたします。
▼【10名限定!】関係者限定パーティに特別招待
多くの関係者が参加する関係者限定パーティに特別招待します。
間近で関係者と触れ合うことができるチャンス!普段入ることができない特別空間に10名限定でご招待します。
目標資金が集まらなかった場合も、不足する資金は引き続きチーム内で補填することで、映画祭開催を開催します。皆さまへのリターンも必ずお届けしますのでどうぞご安心ください。本映画祭は長年温めてきた事業であり、開催にむけて綿密な収支計画を立てていますが、全国の映画を愛する方々にこのクラウドファンディングにてご支援をいただくことが、安定した運営体制を支える大きな基礎になります。是非ともご協力をお願いいたします。
映画祭開催まで3ヶ月を切りました。
本当に開催できるのだろうか……考えると不安と焦りは尽きませんが、それと同時に楽しみでなりません。現在、続々と上映作品が決まりつつあります。これらの素晴らしい作品を皆さんと共有できる日が待ち遠しいのです。
この広い海に浮かぶ、複雑な歴史経緯を辿り、豊かな多様性を持つ島々。わたしたちは世界各地に点在する島文化やマイノリティの文化を繋ぎ合うような国際映画祭を目指しています。
そのため、本映画祭において私たちが志しているところは、単なる島文化への憧れや尊重、異文化理解だけに留まるものではありません。映画をきっかけに環太平洋という地域から、新たな対話と交流が生まれることを目指します。そしてこの沖縄で開催される映画祭が、観客にとって、未来という広い大海原へと飛び出すための背中を押してあげられるような、皆さんの人生という航路の出発港となってほしいという願いも込められているのです。
国境という枠組みを超え、市民による社会への問題提起と対話により、ソーシャル・インパクトを巻き起こし、持続可能な社会発展のため沖縄から世界に新たな価値観やメッセージを生みだすことで、未来へのアクションに繋げていくことを理念としています。
従来の渡り方ではなく、この映画祭を通じて、新しい航路へと続く特別な切符をお渡しします。
映画を通じて、環太平洋の文化や歴史と出会う海の旅へと繰り出しませんか?
一緒に大海原に乗り出しましょう!
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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