【クラウドファンディング達成&リターン配信開始】監督からの御礼メッセージ
vol. 7 2021-10-01 0
お久しぶりです。長らくアップデートをしておらず、申し訳ありません。映画「八月は逃げて走る」監督の井上優斗です。
まず初めにクラウドファンディング達成。目標の170%を超える大成功、本当にありがとうございました!!
正直なところ、想定をはるかに超える応援者数と金額になり、途中から何だか他人事のように感じていくようになりました。まるで夢の中のような、知らない誰かの成功を近くで見ているような、つまるところ本当に自分の身に起きていることとは思えなかったということです。笑
なぜなら自分の、自分たちの「作品」への期待がどんどんと膨らんでいくのが目に見えて分かっていったからです。お金を集めることは本当に責任が生じるものだと思って始めましたが、同時に「夢を買ってもらっているのだ」とも気づきました。「集めている」のではなく「買ってもらう」僕たちの夢に期待して、それが「値段」となって現れる。
それが想定していたよりも遥かに大きく膨らんでいくと、こんな多くの人に夢を買ってもらえるほどに期待されているのだと。うまく言葉にできませんが、自分のこれから作るものにはこんな「価値」があるのだと思いました。それが本当に自分のことなのかと信じられなかったです。
今思えばプレッシャーからの責任逃れだったのかもしれません。笑
しかもこれは間違った、恥ずかしい思い込みだとも思います。期待は僕に向けられたものでなく、役者さん、平理央くん、スタッフ達のものかもしれないからです。実際に、そういった応援コメントも沢山目にしました。
だからこそ、僕はこの作品で恩返ししなければならないと思っています。
現場ではその人達に数え切れないほど沢山迷惑をかけました。沢山協力してもらい、「僕」の思うようにがやりたいことを突き詰めていきました。でも、その我儘な作品を作る燃料=資金には「僕以外」の人への期待が詰まっている。
これは大きな矛盾であり、随分と自分勝手なことではないでしょうか。
書きながら、だんだんと言葉がまとまってきました。
この作品は間違いなく「監督:井上優斗」と乗りますが、自分以外の人への期待も詰まっている。その全員に恥をかかせないように、僕は映画監督として「良い作品」を作ります。
なので待っていてください。皆さんにご購入頂きました夢はこちらで製造、梱包して丁寧にお届けに上がります。この経験を糧に、必ず応援してよかったと思っていただけるように、精進してまいります。
今日、最初のリターンとしてお礼メッセージの配信が始まりました。「八月は逃げて走る」の雰囲気が分かるメッセージとなっておりますので、是非ご覧ください。メールアドレスを登録いただかなかった方はmotiongallery内のメールボックスをご確認ください。
重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。そしてこれからも何卒、未熟な僕達をよろしくお願いいたします。
映画「八月は逃げて走る」監督:井上優斗