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「Five Points of Architecture」展をクラウドファンディングで実現!

「Five Points of Architecture」展
東京大学大学院生の写真から建築史学の裾野をひろげたい!

建築史を研究する5⼈が撮影した建築の写真と、それをもとに構築された〈塔〉を展示します。
〈塔〉は、複数の視点が、新たなヴィジョンを⽣み出すことの実践です。
実在とヴィジョンを往復する建築史学⽣の想像⼒をお楽しみください。

コレクター
3
現在までに集まった金額
16,000
残り日数
48
目標金額 1,000,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2026年8月18日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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「Five Points of Architecture」は、若手建築史研究者5人による建築写真展です! 5人の写真は、それぞれの関心や研究の背景にあるイメージを表現します。 研究者の視点を、研究報告や成果発表とはちがうかたちで、街にひらこうとしているのです。 そして、その対価にクラウドファンディングを募ることで、新しい研究資金の獲得モデルを提案したいと考えています。 というのも、従来の研究資金獲得は、研究計画書と助成金という非常に閉じたサイクルのなかでおこなわれるものだからです。 以上、2つの挑戦が重なった本展覧会を、どうぞよろしくお願いします!

  • 東京都
  • 起案数 1
  • 応援数 0
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このプロジェクトについて

建築史を研究する5⼈が撮影した建築の写真と、それをもとに構築された〈塔〉を展示します。
〈塔〉は、複数の視点が、新たなヴィジョンを⽣み出すことの実践です。
実在とヴィジョンを往復する建築史学⽣の想像⼒をお楽しみください。

はじめに

はじめまして。建築展「Five Points of Architecture」のディレクターを務める、加藤新大(かとうあらた)です。東京大学大学院で西洋建築史研究室に所属しています。

2026年8月4日から16日まで、東京・谷中の木造アパートを改修したギャラリー「HAGISO」にて、建築史を研究する大学院生5名による展覧会を開催します。

テーマは、「建築から、どのように世界に興味を持てるのか?」

本展で展示するのは、完成した研究成果そのものではありません。5人が建築や街を見つめるとき、何に惹かれ、何を疑問に思い、どのように世界を読み取っているのか。その研究の出発点となる、ひとりひとりの「まなざし」です。

建築史という分野は、専門的で、研究室の外からは少し近づきにくく見えるかもしれません。しかし、私たちの研究は、街を歩き、建物を眺め、「なぜこんな形なのだろう」「ここで人々はどのように過ごしてきたのだろう」と考えることから始まります。

そこで私たちは、論文になる前の関心や視点を、写真と立体作品によって社会にひらくことにしました。 

このクラウドファンディングの目的は、展覧会の制作費を募るとともに、若手研究者が自らの視点を社会に届け、その反応と支援を次の研究活動へ還元する、新しい循環をつくることです。

加藤新大(展覧会ディレクター)

プロジェクトの概要

展覧会名|Five Points of Architecture
会期|2026年8月4日(火)–8月16日(日)
会場|HAGISO
住所|〒110-0001 東京都台東区谷中3-10-25
インスタグラム|https://www.instagram.com/5points.exhibition?utm_source=qr

以下では、本展の①コンセプト、②展示物、③メンバーについてご紹介します。

①コンセプト

建築の写真を撮る。という⾏為は誰でも⼀度は経験したことがあるのではないでしょうか。たとえば旅先で、スマホやカメラを構える。

そのとき建築写真にうつるのは建築だけではありません。なぜその建築を選んだのか、どのように撮ったのか。

世界への関⼼のもち⽅が、そこにはあらわれているのです。

「建築から、どのように世界に関⼼をもてるか?」

この問いは、世界を知る⼿がかりとして建築を選んでしまった者らが背負わなければならない宿命でもあります。それを研究室の外に出し、ともにこの問いの可能性をひろげる。

そんな場としてわたしたちは展覧会を企画します。

 

②展示物

建築史を研究する5⼈の学⽣が撮影した建築の写真を展示します。

5⼈の写真からは、建築への「まなざし」の幅広さを読みとることができるはずです。

さらに、私たちは、写真の断片から〈塔〉を構築します。

塔は、複数のまなざしが、新たなヴィジョンを⽣み出すことの実践です。実在とヴィジョンを往復する建築史学⽣の想像⼒をお楽しみください。

 

展示物1:写真作品

各メンバーの出品作品から一枚をピックアップして掲載します。そのため、実際に展示する作品はこれより多くあります。

 

加藤展示作品 加藤新大「建築の怪獣性」

塚本貴文「建築の正義」

 

WOLF DAVID「ファンタジー」

 

大松王明「建築を囲む運動」

 

森貴裕「建築する喫煙」

 

展示物2:立体作品〈塔〉

〈塔〉のイメージ(David Wolf 絵)

メンバー

本展のメンバーを紹介します。5人全員が、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の西洋建築史研究室に所属しています。

加藤新大(展覧会ディレクター・修士課程1年)

卒業論文では、磯崎新と篠山紀信による写真集『建築行脚』を研究。日本の現代建築家が、西洋の歴史建築を評価する視点に着目した。現在は、近代建築を、西洋とオリエンタルの交錯のなかで考えるため、インド植民地期に注目。

【実績】
1. 加藤新大、東京大学卒業論文「『建築行脚』試論」、日本建築学会大会研究発表会、講演番号9527、九州、2025年9月
2. 加藤新大、講演「『建築行脚』からの再検証」、水戸芸術館「磯崎新:群島としての建築」展、2026年1月

 

塚本貴文(博士課程2年)

劇作家、唐十郎による紅テントから出発し、膜の建築について研究。1968年ごろに勃興した芸術活動の当事者へのインタビューを行い、後世の視点から革命運動期の再評価を目指す。

【実績】 
1. 塚本貴文、明治大学大学院修士論文「建築におけるマルクス主義のアポリア—dezam結成から戦後の零地点までの西山夘三とその史的評価の布置」、2024年3月
2. 塚本貴文、「機械のうえで少女はヒラヒラと漂う」(『建築と社会』一般社団法人日本建築協会、2024.06.01、p30-p35)、2024年6月

David Wolf(博士課程1年)

ルクセンブルク出身。産業遺産に対する日本とヨーロッパの取り組みを比較し、保存、アダプティブ・リユース、さまざまなマネジメントがもたらす社会的インパクトの差異について研究。写真だけでなく、既存の建築を自由に融合させたドローイングを発表している。

【実績】
1. 建築史・保存分野に関するポッドキャストの企画・運営
2. ナポリ開催CIRICE学会で論文発表
3. 展覧会「TOKYO STREETS X」出展、WPÜ Shinjuku、2026年

 

大松王明(修士課程2年)

16世紀イタリアの建築家アンドレア・パラーディオを研究。パラーディオ作品のほとんどが実は未完のまま終わり、後世の人々の手で時間をかけて現在の姿に変貌していった過程を明らかにすることを目指す。

【実績】
1. 大松王明,岡崎瑠美,「武州御岳山山上御師集落のテリトーリオ」,2024 年度日本建築学会関東支部,7006,横浜,2025 年 3 月.(口頭発表)
2. 大松王明,「ヴィチェンツァにおける都市と建築の重層性―既存の都市構造とパラーディオの建築の関係に注目して」,都市史学会 第 5 回若手研究セミナー「都市空間と領域の比較史 Ⅴ」,東京,2026 年 2 月.(口頭発表)
3. 大松王明, 「都市組織の中で形成されるパラーディオ建築 ―ヴィチェンツァ、パラッツォ・ティエーネを対象として―」,2026 年度日本建築学会大会学術講演,広島,2026 年 9 月.(口頭発表予定)

【受賞・助成金】
4. 大松王明, 2025 年度公益財団法人大林財団奨励研究助成採択,「イタリアヴィチェンツァにおける都市と建築の重層性―既存の都市構造とパラーディオの建築の関係に注目して-」

【展示活動】
個展:「PER CHI」、ギャラリー K(東京・京橋)、2023年8月

グループ展出展:「Z の視線」(ギャラリーK, 2022 年 1 月)、「美しい時間」(ギャラリーK, 2025 年 8 月)を筆頭に計五回展覧会に出展

 

森貴裕(修士課程1年)

現代都市から疎外された人々、喫煙者。彼らの逃避、没入のための容れ物である喫煙所のケーススタディを実施。卒論のデータとして、渋谷駅周辺の喫煙所41か所を撮影した。現代社会による「排除」から生まれた空間に宿る多様性の評価を試みる。

【実績】
1. 森貴裕、ボードゲーム「現代東京建築かるた」、「東京ゲームマーケット2026春」出展、2026年5月

クラウドファンディングの理由

①   若手研究者の抱える問題

この展覧会は、若手研究者による一つの挑戦です。

私たちが目指しているのは、建築史研究の成果を一方的に説明することではありません。研究者がどのようなことに関心を持ち、どのような視点から世界を見ているのかを、研究室の外へひらくことです。

そして、その発信に共感してくださった方々から支援を受け、次の研究や発信へとつなげていくことを目指しています。

この試みの背景には、若手研究者を取り巻く資金と発信の問題があります。

 

長期間の研究生活

一つの研究を形にするためには、文献を読み、資料を探し、現地調査を行い、文章としてまとめる必要があります。 

大学の学部を卒業した後、修士課程と博士課程を経て博士号を取得するまでには、少なくとも5年程度が必要です。研究対象や調査の進捗、海外留学などによって、さらに長い時間がかかることもあります。

短期間では成果が見えにくい研究活動を継続するためには、安定した時間と資金が欠かせません。

 

研究資金を得る機会の多様化

大学院生が研究を続けるための資金源には、奨学金、研究助成、大学内の支援制度などがあります。 

これらは、研究計画の学術的な意義を専門家が審査する重要な制度です。一方で、応募者全員が採択されるものではなく、採択の有無によって、調査や発表の機会が大きく左右される場合があります。

若手研究者にとって、既存の研究助成制度は不可欠です。しかし、それだけに依存するのではなく、研究を継続するための入口を増やすことも必要だと私たちは考えています。

本展メンバーが受給する可能性のある主な研究助成金

 

研究を社会に届ける機会の多様化

研究者は、論文、学会発表、研究計画書などを通じて、自分の研究を発信しています。

しかし、その多くは、同じ専門分野の研究者や、助成制度の審査に関わる専門家に向けたものです。学術的な厳密さを保つためには、専門家同士の議論が欠かせません。

一方で、研究の出発点となった関心や、調査の途中で発見した驚き、研究者自身が世界を見る方法が、専門外の人々に伝えられる機会は、まだ十分ではありません。

私たちは、専門家による評価とは別に、一般の人々から直接感想や問いを受け取る場所が必要だと考えています。

 

② 歴史研究を社会にひらく意味

基本的に、歴史研究者の仕事は、すぐには社会に役立たないといわれます。そんなときに研究者は、「研究は、知的好奇心によって駆動されるものだから、社会に役立つかどうかを問うのはナンセンスだ、それでは文化が育たない」と言うのです。

実際、私たちの研究は、社会問題を直接解決することはできません。しかし、だからこそ、その知的好奇心をより多くの人々に共有するために、努力すべきなのではないでしょうか。

「文化」とは定義がむずかしい言葉ですが、すくなくとも多くの人々によって形づくられるものだと思います。

研究者の関心と「文化」を結びつけるためには、アカデミアの外への発信が存在しなければならないと、私たちは考えています。

 

③ 若手研究者の新しいモデルへ

私たちが目指す新たな資金の流れ

現代の研究者には、論文や書籍を執筆するだけでなく、自らの研究を社会に伝えることが、ますます求められています。

一方で、研究者の専門性は、時間をかけた調査と、学術的に厳密な検証によって支えられています。社会への発信を重視するあまり、論文や学術書の執筆をないがしろにすることはできません。 

そこで私たちは、研究成果を単純化して紹介するのではなく、その研究を生み出している「まなざし」を展示することにしました。

研究の背景にある関心や感覚を伝えることで、専門知識のない方にも、私たちの問いに触れていただくことができます。

また、展覧会で受け取った感想や疑問は、研究者自身にとっても重要です。

自分の関心が専門外の人にどのように受け取られるのかを知ることで、研究の意義を捉え直したり、新しい問いを発見したりすることができます。

私たちは、このような研究と発信の循環をつくりたいと考えています。

社会への発信に共感してくださった方から支援を受け、その支援を展覧会の制作や次の研究発表へ還元する。この仕組みが成立すれば、若手研究者が研究を継続するための選択肢を、少しずつ増やすことができます。

今回のクラウドファンディングは、その可能性を確かめる最初の試みです。

リターンについて

以下では、各リターン品について説明します。ご支援の金額によってリターン品の組み合わせが変わります。

《お礼メール》
ご支援への感謝のメールをお送りいたします。

《ポストカード》
メンバー5人のうち1人の作品が載ったポストカード(全5種類)です。1枚の場合はランダムでお届けします。

《図録『Five Points of Architecture』》
5人の若手建築史研究者の写真作品と、各作品テーマにまつわるエッセイ、さらに立体作品〈塔〉の制作過程や開催中の記録を掲載予定です。何度も手に取りたくなる美しいデザインと印刷で、お届けします。

図録『Five Points of Architecture』イメージ

《図録へのお名前掲載》
図録の「ご支援者さま一覧」に、お名前を掲載します。ご支援の金額に応じて、お名前の表記の位置と大きさを調整させていただきます。

《お好きな写真作品》
本展で展示した写真作品の実物をお届けします。若手建築史研究者が撮影したユニークな写真です。

写真作品の一つ(David Wolf 撮影)

 

《東京大学本郷キャンパス建築史ツアー》
赤門だけではない、今も使われ続ける築90年以上の近代建築群として、東京大学本郷キャンパスをご紹介します。キャンパスに残された加賀藩の江戸屋敷の痕跡から、東京大学の象徴・安田講堂(内田祥三・岸田日出刀 設計)まで、建築史の視点から解説します! 東大七不思議も聞けるかも??

安田講堂

第二食堂

 

《5人の研究プレゼンテーションご招待》
査読付き論文または学会発表に投稿予定の論文を発表し、ご支援者さまとともに研究内容について議論します。ぜひ、私たちの研究室のゼミをご体験いただければと思います。

普段のゼミ風景イメージ

想定されるリスクとチャレンジ

資金が目標金額に到達しなくても、この展覧会は実施されます。
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金はチームで補填し、展覧会「Five Points of Architecture」を実現します。図録等のリターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。

以下の表は、ご支援いただいた資金の使い道です。研究成果を社会へ還元するためには、調査・制作だけでなく、その発表にも相応の費用を要します。例えば、査読付き学術論文の掲載には1本あたり約9万8千円の掲載料が必要です。また、博士課程では年間約54万円の授業料負担が発生します。こうした費用は若手研究者にとって決して小さなものではなく、研究の継続や成果発信の機会を制約する一因となっています。

現在、修士課程の加藤、大松は博士課程進学を予定しております。さらに3年以上の研究生活が続くため、このような自主的なプロジェクトで資金獲得ができれば、非常に励みになります。

<展覧会費用>

写真印刷費:40万円(予算)

模型制作費:10万円(予算)

広告費:5万円(予算)

会場費:3万3000円(確定)

クラウドファンディング手数料:10万円

<研究に関する使い道>

論文投稿費:28万円(日本建築学会論文集登載料3回分)

学会発表費:13万7000円(日本建築学会大会参加費3000円+大会発表登録費9000円+旅費の5人分)

合計:100万円

プロジェクト実現までのスケジュール

2026年
7月4日:写真作品の印刷開始。
7月26日:立体作品の完成。
8月4日〜16日:展覧会期間。
8月20日:お礼メールの発送。
12月:メンバー1人 査読付き論文投稿。


2027年
3月:研究プレゼンテーション、東大ツアーのリターン実施。
4月:図録、ポストカード、平面作品をリターン品として発送。
5月:メンバー2人 査読付き論文投稿。
9月:メンバー5人 学会での口頭発表。

若手研究者と社会をつなぐために

最後まで目を通していただき、ありがとうございます。

建築の展覧会はよく開催されますが、その多くは建築家によるものか、歴史上の有名建築にまつわるものです。今回の「Five Points of Architecture」展は、それらとは異なり、若手研究者が視点を展示するという意味で、新しい試みです。

それは厳密なアカデミアの伝統に隠れがちだった、研究者の個性を表現することで、学術的関心の裾野をひろげるとともに、閉じられた研究資金源を多様化しようとする試みでもあります。

ぜひ、私たちの研究・発信を楽しんでいただければと思います!

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    • 5人の研究プレゼンテーションご招待(対面)
    • 図録『Five Points of Architecture』×1
    • ポストカード×1
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    • お礼メール×1
    • 2027年03月 にお届け予定です。
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