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浜野佐知監督最新作「金子文子 何が私をこうさせたか」の制作をクラウドファンディングで実現!
1971年に監督デビューし、300本超の映画を監督・制作してきた浜野佐知。大正時代に大逆罪で死刑判決を受けた虚無主義者(後に無政府主義者)金子文子の最後の闘いを映画化します。24年9月末クランクイン、25年5月完成予定。
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浜野佐知監督の新作『金子文子ー何が私をこうさせたか』の制作・公開をバックアップするチームです。主にクラウドファンディングを担当します。また、1926年の没後100年に向けて、文子の声、言葉、思想を現代に届けるために活動していきます。
1971年に監督デビューし、300本超の映画を監督・制作してきた浜野佐知。大正時代に大逆罪で死刑判決を受けた虚無主義者(後に無政府主義者)金子文子の最後の闘いを映画化します。24年9月末クランクイン、25年5月完成予定。
<新たなストレッチゴール、1000万円を目指して>
8月20日に開始された映画『金子文子 何が私をこうさせたか』のクラウドファンディング。9月17日に当初の目標額500万円に達し、ストレッチゴール800万円を設定しましたが、11月11日、800万円に到達しました。
これまで浜野佐知監督作品を支援して頂いた友人・知人の皆さま、今回の金子文子の企画で新しく出会った多くの皆さまのおかげです。クラウドファンディングの期間は12月17日まで、1ヶ月余あり、新たなストレッチゴール、1000万円を目指します。浜野監督と金子文子に対する熱い声援には感謝の他ありません。
中には新聞に掲載された浜野監督の記事を読まれた高齢女性が、読者部を通して「インターネットはやっていないので、振り込み先を教えて」と連絡してこられたり、同様のファックスが浜野監督の旦々舎に入ったりもしました。いずれも「こんな時代だからこそ、金子文子を映画化する意義がある」という点で一致していました。
映画『金子文子 何が私をこうさせたか』の撮影はクランクアップし、目下編集などのポストプロダクションの作業に入っています。しかし、撮影現場でもコロナ禍を経た後での経費の高騰には驚くべきものがありました。ポスプロの費用も最初の見積りを大きく越えています。
改めてクラウドファンディングの重要性が増しています。多くの方はすでにご支援して頂いていると思いますが、周囲の方々への周知など、新たなストレッチゴールに向かって皆さまの応援をよろしくお願いします。(2024年11月12日)
<1回目のストレッチゴールに際して>
8月20日から始まった映画『金子文子 何が私をこうさせたか』のクラウドファンディング。1ヶ月にも満たない本日9月17日、目標金額の500万円を達成しました。
これまで浜野佐知監督を応援してくださった皆さま、また金子文子の最後の闘いを映画化することに意義を見出してくれた皆さまの、とても大きな熱量が成し遂げたものと思われます。心から感謝します。ありがとうございました!
当初「物価の高騰によって、予定より現場制作費が膨張したため、より創造的な制作現場にするための支援」をお願いしました。しかし、制作が進行するにつれて、100年前の時空を再現するための費用も、予定を遥かに超えた額になっています。
ここで次の目標金額を、800万円に新たに設定し、さらに多くの皆さまのご支援をお願いしたいと思います。クラウドファンディングの期間も、ちょうど3ヶ月後の12月17日までです。
再来年2026年7月には、金子文子没後100年となります。徒手空拳で国家に闘いを挑んだ文子のスピリッツを、現代に生き返らせるために、引き続きのご支援をよろしくお願いします。
今から100年前に、日本の国家に真っ向から闘いを挑んだ女性。それが金子文子(かねこ・ふみこ)です。父親が文子の出生届を出さず「無籍者」として育ったため、学校にも行けませんでした。無責任な父親の権力的な支配、自立できない母親の養育放棄、社会のあからさまな女性差別など、身をもって体験します。
また、9歳から16歳まで朝鮮の祖母に引き取られ、奴隷のように扱われます。そして日本の帝国主義のあまりにも酷い植民地支配を目撃して、国家や民族を根底から批判する視点を得ました。
夕刊売り子などしながら苦学する文子は、キリスト教→社会主義→無政府主義→虚無主義と思想的な遍歴を重ねます。そして運命的な同志・朴烈(ぼくれつ/パクヨル)と出会い、不逞社(ふていしゃ)を結成しました。二人は過激な虚無主義者として、権力に反逆する活動を開始します。
関東大震災の直後、デマによって朝鮮人や社会主義者が自警団や警察、軍隊によって虐殺されるなか、二人とも逮捕されました。そして皇太子の結婚式に爆弾を投げることを企図した大逆罪へとフレームアップ(でっち上げ)されていきます。
裁判では国を相手に一歩も譲らず、思想的な闘いを展開した二人ですが、死刑判決を受けました。実体のない容疑だったため、すぐに皇室による恩赦で無期懲役に減刑されます。しかし、金子文子は刑務所長から渡された減刑状を、その場でビリビリ破り捨てました。
以下は、獄中で詠み始めた短歌です。
<死刑判決後>
我が心 嬉しかりけり 公判で
死の宣告を
受けし其の時
*
嘗(な)めて来し 生の苦杯の終りかな
など思はれて
そゞろ笑(え)まれき
<恩赦を受けて>
斯程(かほど)まで かなしき事は なかりけり
恩赦とやら
沙汰されし時
そして栃木の女子刑務所に服役して3ヶ月半後、自ら命を断つことを選びました。
没年1926年7月23日。23歳。
■金子文子が獄中で書いた自叙伝『何が私をこうさせたのか』は、5年後の1931年、同志の手によって刊行された。
金子文子は、なぜ死んだのか? 市ヶ谷刑務所で無期懲役に減刑され、栃木女子刑務所に送られた後、自死するまで何があったのか、どこにも描かれていません。残されたはずの遺書や原稿、メモ類も刑務所当局によって隠され、あるいは廃棄されました。しかし、同志の手によって短歌数首が発掘され、当局が暴力的に思想転向を迫る生々しい模様を伝えています。
皮手錠、はた暗室に飯の虫
只の一つも
嘘は書かねど
革手錠は、腰に巻きつけたベルトの前と後ろに片手ずつ括り付ける拘束具です。近年でも死亡事故を起こし、大きな問題になっています。文子の時代から使われ始めました。
手足まで不自由なりとも
死ぬといふ只意志あらば
死は自由なり
本映画では金子文子の生の声を伝える短歌をもとに、これまで空白であった死刑判決から女子刑務所での自死に至る121日間の、文子のたったひとりの闘いを描きます。
「朴烈・文子事件」といった形で、たえず朴烈と共に語られがちな金子文子ですが、獄中の思索によって思想的には朴烈とは別の道に辿り着きました。人類や社会の絶滅を掲げる虚無主義から、自由な個人による自主的な社会に希望をつなぐ無政府主義へ。
転向声明を書くよう強く迫る刑務所当局。運命的な同志・朴烈への思いと思想的な別れ。金子文子、最後の孤独な闘いがここにあります。
私の新作映画『金子文子 何が私をこうさせたか』のクラウドファンディングに関心を持っていただき、有難うございます。
私は、映画監督になってから300本のピンク映画と、6本の自主制作作品を作ってきました。ピンク映画は職業として、自主制作作品はどうしても撮りたいもの、未来へと繋げたいものをテーマに、尾崎翠、湯浅芳子、宮本百合子など100年以上前の日本で、自らを曲げることなく生きた女性を描いてきました。
私が金子文子と出会ったのは、文子が獄中で残した『何が私をこうさせたか』でした。読み進むうちに時代も、年齢も違うのに、私自身の魂が文子の中で蘇ったかのような感覚を覚えました。文子の怒りと絶望が、まっすぐに私の中に飛び込んで来たようでした。
日本という国からの、あらゆる差別に猛然と反発した文子、その怒りを私は自分の怒りとして受け止めたのです。
無籍者として存在を消され、奴隷同然の生活を強いられた文子とは比べ物にもなりませんが、私もまた女は映画監督になれない、と門を閉ざした日本映画界で、あらゆる差別を受けながら映画監督への道を歩み、生き抜いてきたからです。
文子を映画にしたい、そう願ってから20年が経ちました。映画制作には莫大な資金が必要だからです。
ですが、今、皆さまからのご支援を得ることで再び文子と向き合うことが出来ました。今こそ、権力に抗い、たった一人で国家に闘いを挑んだ文子を描きます。
ぜひ、スクリーンで金子文子の命を懸けた闘いを観ていただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
<浜野佐知プロフィール>
71年、ピンク映画で監督デビュー。85年、映画制作プロダクション旦々舎を設立。以後、プロデユーサーを兼任し、性を女性の側から描くことをテーマに、300本を超える作品を発表。
自主制作作品に、『第七官界彷徨-尾崎翠を探して』(1998)、『百合祭』(2001)、『こほろぎ嬢』(2006)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(2011)、『BODY TROUBLE』(2015)、『雪子さんの足音』(2019)がある。
2000年、「第4回・女性文化賞」受賞。
2002年、文化庁芸術家海外派遣研修員として渡仏。
2005年、「アジア・ヨーロッパ交流基金」の招聘により、日本の女性監督としてフランス、ドイツ、オーストリアを訪問。
<受賞歴>
『第七官界彷徨ー尾崎翠を探して』〜第7回インディペンデント映画祭・林あまり賞
『百合祭』〜トリノ国際女性映画祭準グランプリ/フィラデルフィア国際G&L映画祭ベストワン賞/ミックスブラジル国際映画祭ベスト長編賞グランプリ
『百合子、ダスヴィダーニヤ』〜第29回リュブリャナG&L映画祭ピンクドラゴン賞
<著書>
『女が映画を作るとき』(平凡社新書)
『女になれない職業』(ころから)
🔳『雪子さんの足音』撮影現場の浜野佐知監督。
■浜野佐知監督『雪子さんの足音』予告編
映画、TV、CMなど多くの媒体で活躍する菜 葉 菜。大正・昭和の時代に「女を愛する女」として生きた孤高のロシア文学者、湯浅芳子の若き日を描いた『百合子、ダスヴィダーニヤ』(2011年)では、芳子を演じました。
*菜 葉 菜さんのメッセージ
金子文子は100年も前の日本で壮絶な人生を生きた女性。
お話を頂き、自伝「何が私をこうさせたか」を読んで、金子文子の生い立ちから死までを初めて知った時、すぐには思いを言語化することが出来ませんでした。
同じ日本という国でその昔、間違いなく存在し生きていた若い彼女のあまりに壮絶な人生を、今の自分には容易く想像することなど正直難しかったのです。
しかし、彼女の残した数少ない手紙と短歌を読んでいくうちに、一人の人間としての金子文子をより感じていき、いつしか彼女に想いを重ね、深く惹き込まれて行く自分が居ました。
彼女を演じることはそう簡単ではないし、きっと色々な覚悟も要するけれど、私が彼女に感じた嘘偽りない思いを信じ、浜野監督を信じ、この作品に関わる全ての方々と共に、最後まで走り抜けたいと思います。
そして彼女が真っ直ぐに生きたように、世の中に目を背けずにしっかりと発信し続けたいと思います。
菜 葉 菜
■菜 葉 菜主演・浜野佐知監督『百合子、ダスヴィダーニヤ』予告編
朴烈は監督としても活躍する小林且弥が演じます。
女優陣は、浜野作品に馴染みの深い吉行和子、白川和子、大方斐紗子、洞口依子、鳥居しのぶに加え、新しく和田光沙、咲耶が参加。
また男優陣は三浦誠己、菅田俊、結城貴史、贈人、浅野寛介、足立智充、森了蔵、佐藤五郎、関根大学など、個性的な俳優が集結しています。
作曲家・ピアノ弾き語り。浜野作品(自主制作)5本の音楽監督です。1970年代から、与謝野晶子、茨木のり子、金子みすゞ、など日本の女性詩人の詩や短歌などに曲をつけ歌う「音楽詩」の活動を続けています。
現在脚本が完成し、スタッフ&キャストが決定、ロケハンなどの準備作業に入っています。
9月末から10月にかけて撮影、12月から2025年3月までポスプロ(仕上げ作業)、2025年5月完成予定で進行しています。
2025年6月から関東&関西&ロケ地松本で試写会開催。
2026年、劇場公開。国内外映画祭参加。韓国を始め海外展開。
なお、2026年は金子文子の死から100年の節目となります。
■韓国にある金子文子の墓。朴烈の生地、慶尚北道・聞慶の「朴烈記念館」の前庭にある。
100年前の金子文子が生きた時代と、私たちが生きる現代。日本の社会はどれほど変わったでしょうか。国家を相手に全身全霊で闘った金子文子の思想と生き方を、今を生きるすべての皆さまに届けたいと思います。
物価の高騰によって、予定より現場制作費が膨張したため、より創造的な制作現場にするための支援をお願いします。
また、出来上がった後の宣伝・配給にも使わせて頂き、より多くの映画館、国内外の映画祭、韓国をはじめとする海外での公開を目指します。
・お礼メール1通
浜野監督のメッセージ動画付き。
・ポストカード2枚
赤・青2種のメインビジュアル2枚セット。
・特製Tシャツ1枚
赤のメインビジュアルをプリント。サイズはMあるいはLを選んで頂きます。
🔳Tシャツ見本
・浜野佐知著『女になれない職業』1冊
🔳2022年・ころから刊
・浜野監督作品DVD1枚
以下の作品から選んで頂きます。
『第七官界彷徨ー尾崎翠を探して』+『こほろぎ嬢』2枚組
🔳『第七官界彷徨ー尾崎翠を探して』スチール。左=白石加代子。右=吉行和子。
🔳『こほろぎ嬢』スチール。鳥居しのぶ。
『百合祭』
🔳『百合祭』スチール。左=白川和子。右=吉行和子。
『百合子、ダスヴィダーニヤ』
🔳『百合子、ダスヴィダーニヤ』スチール。左=一十三十一。右=菜 葉 菜。
『雪子さんの足音』
🔳『雪子さんの足音』スチール。左=吉行和子。右=菜 葉 菜。
・試写会ご招待
「関東」「関西」「松本市」で開催します。
会場までの交通費は各自ご負担をお願いします。開催日は決まり次第、個別にご連絡します。
・映画パンフレットにお名前掲載1名さま
・映画のエンドロールにお名前掲載1名さま
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、目標金額に届かなかった場合でも、不足する資金は制作側で補填し、作品を完成させ、劇場公開、国内外の映画祭への出品を実現させます。リターンも必ずお届け致します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
浜野佐知の半世紀にわたる監督人生の集大成として、スタッフ&キャスト共に全力で取り組む覚悟です。
皆さまお一人お一人がこのプロジェクトを支えてくださることで、金子文子は100年後の日本に、そして世界に蘇ります。
皆さまのご期待に応える作品を完成させ、まずは全国各地での公開を目指しますので、ご支援&お力添えをどうぞよろしくお願い致します。
■『百合子、ダスヴィダーニヤ」撮影中の菜 葉 菜と浜野佐知監督。
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