idenshi195の大切な作品のひとつ「朗読 原爆詩集」
vol. 30 2021-08-06 0
76年前、1945年8月6日、午前8時15分。広島に原爆が投下されました。
詩人・峠三吉は、自身も被爆しながらも、知人の安否をたずねて歩き、涯しない瓦礫と燃えさしの堆積となった町を見ました。救護所では、かつて人間の娘だったはずの、その人を見ました。
原作・峠三吉、脚本・高橋郁子の「朗読 原爆詩集」は、idenshi195の大切な作品の一つです。言葉の楽譜によって奏でられる声と言葉が、傷ついた人々の姿、町の姿を描き出します。被爆した方々の魂がいま安らかでありますようにと祈りを込めて朗読します。
2017年のピースヒロシマというイベントで上演した「朗読 原爆詩集」をご覧いただけます。それぞれ3分程度の短いものですので、ぜひご覧ください。(実は、主宰の高橋郁子さんは、この公演で得た経験から「船弁慶」の演出プランを閃いたのだそうです)。
「炎」https://youtu.be/toqZSquAcSA
「景観」https://youtu.be/DWERvFMcyLM
「希い -原爆の図によせて-」 https://youtu.be/QS8a7wdpUug
平和を願う強い気持ちが込められたこの作品を、いつかまたみなさんにご覧いただきたいと思っています。