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モンゴル再開発の人権侵害の惨状を世界に訴えるドキュメンタリー映画「毒された街」の制作をクラウドファンディングで実現!
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テレビのドキュメンタリー番組や、さかなクンのYouTube動画などを手がけています。 ドキュメンタリー映画「毒された街〜モンゴル再開発の真実〜」製作中です。
ドキュメンタリー映画「毒された街〜モンゴル再開発の真実〜」は、社会から疎外された人々が、それでもなお、自らの尊厳と権利を守るために必死に抗う姿を描くものです。
『毒された』という表現は強く響くかもしれませんが、モンゴルの首都ウランバートルは、まるで『毒』に侵されたかのように、信じ難い悪循環に陥っています。
ウランバートルは、世界最悪レベルの深刻な大気汚染が広がっています。その原因は、冬の気温がマイナス30度にも冷え込むため、貧しい人々が多く暮らす「ゲル地区」と呼ばれるエリアでは、多くの人が石炭ストーブを使用しているからです。
世界最悪レベルの大気汚染 2018年にはWHOが定めた国際基準の133倍を超えた
モンゴルの首都ウランバートルは、小さな仏教都市として発展してきましたが、1990年代の民主化以降、急速な都市化が進み、現在では約150万人が暮らしています。これはモンゴル全人口の約半分に相当し、この30年ほどで劇的に変化しています。
その急速な変化の裏には問題が山積みです。大気汚染や貧困、犯罪や家庭内暴力、児童虐待にアルコール中毒の蔓延、さらに電気や上下水道といった基本的なインフラも不足しています。
一刻も早く街を良くするための再開発が強く求められました。しかし、政府に資金が不足しており、再開発事業の多くは民間企業に委託されました。すると、一部の建築会社は、土地の価格を不当に低く見積もり、立ち退きを咎む住民には脅迫を迫ったり、強制退去を強行するなど、住民の権利を無視した違法な開発が進められるようになりました。
困窮した住民が国や行政に訴え出ても、権力や金の力で封じ込められ、誰も助けてくれる人はおらず、住民たちの小さな声はどこにも届くことはありませんでした。
しかし、そんな中でも、勇気を持って戦う人々がいます。再開発で苦しむ住民たちを法律の力で支えるリーダーのニャマ(Nyamjav)と筑波大学に留学経験を持つ弁護士のトブシン(Tuvshin)です。
代表のニャマ(右)弁護士のトブシン(左)
小さな法律相談所を構えるニャマは、自らも再開発によって家を失う危機に直面したことで、住民たちを組織して、仲間の弁護士トブシンと活動を始めました。ニャマたちの元には、さまざまな再開発の被害者がやってきます。
土地の権利を騙し取られたり、立ち退かないことで様々な嫌がらせを受けたり、まだ住んでいるにもかかわらず違法に解体工事が強行されたり、新居が欠陥だらけでとても住める状態ではないと訴える人など、様々です。
依頼者の1人、ダバーニャムさんは、ウランバートル駅近くのアパートで家族6人と共に暮らしていました。しかし、ある日突然、開発業者によって強制的に追い出され、アパートは無残にも取り壊されました。
開発業者は、住民に対して適切な説明や補償を行わず、法律を無視して強硬な手段に訴えました。左下の写真に写っている男性がダバーニャムさんです。これは、開発業者がドアを力づくでこじ開け、無理やり侵入してくる瞬間です。
ダバーニャムさん一家は、外に放り出され、無惨にも目の前で自宅は破壊されました。警察や行政に助けを求めましたが、誰も彼の訴えを聞き入れてくれませんでした。彼は残酷な仕打ちに絶望し、一時は国会議事堂に火炎瓶を投げ込もうとさえ考えたと言います。
ニャマたちは最高裁判所にまで訴えを起こしましたが、残念ながら問題は解決に至りませんでした。家を失ったにもかかわらず、一銭も補償を受け取ることはできませんでした。
生まれた時から住んでいる家が目の前で破壊された
再開発の被害者を救う唯一の抵抗手段は、法律に頼ることだけです。しかし、今日のモンゴルではその法律さえ機能しなくなっていると言います。腐敗と汚職が蔓延し、住民は正義が崩壊し、あらゆる違法な方法で金持ちになる人々の姿を目の当たりにしても、いつものことだと半ばあきらめて何もできないでいると言います。
正義を信じて再開発の被害者を守ることを決めたニャマたちですが、すでに様々な妨害や圧力を受け、孤立無援の状況に追い込まれています。
そんな状況を打開すべく、ニャマはドキュメンタリー映画を作り、この深刻な人権侵害の実態を世界に訴えたいと考えました。
依頼を受けたのは、2023年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、モンゴル史上初の長編映画として上映された「If Only I Could Hibernate」(クマのように冬眠できたら)のプロデューサー、バトヒシゲです。日本に留学経験があり、NHKなどの番組制作に20年携わってきました。
監督を務める岩下貴は、世界で数々のドキュメンタリーを手がけ、モンゴルでこれまでに8本のドキュメンタリー作品をバトヒシゲと共に作ってきました。
NHK WORLD-JAPAN で放送した「ストリートチルドレンのサーカス団」では、寒さや家庭内暴力から逃れマンホールで暮らしていた子供たちが、サーカスで新しい人生を切り開いていく様子を描きました。また、「子供たちを守る“魔法”の施設」では、暴力や性的虐待から逃れた子供たちを保護する施設「マジックモンゴル」の活動に焦点を当てました。さらに、「絵を描くことは生きること」では、障害者を受け入れるモンゴル唯一の絵の専門学校を取り上げ、社会から最も疎外された存在に光を当てました。
2023年 モンゴルで唯一の障害者を受け入れる美術の専門学校を訪問
そして、最新作「煙の町をクリーンに」では、ウランバートルの深刻な大気汚染に対処するための革新的な取り組み「煙の出ない家」を取材しました。岩下監督は、日本人でありながら、モンゴルの本当の姿を何度も目の当たりにし、その現実を描き続けてきました。
左上の建築中のマンションの下にニャマの実家があった
今年1月、ニャマたちと対面しました。彼らは、再開発によって苦しむ人々の現状や、この活動を始めた経緯について詳しく話してくれて、現地を案内してくれました。
そこで、残酷な現実を目の当たりにしました。もともと貧しい生活を強いられていた人々が、再開発によって、さらに追い詰められていたのです。
土地の権利を騙し取られ、貧困のため家畜の死骸を食べるしかないという住民、新居を建てたにもかかわらず室内に汚物が流れ込んでくる…。などなど…。これまで誰にも相手にされなかった住民たちは、ニャマたちに必死に助けを求めていました。
すでにニャマたちは、問題の実態を明らかにするため、記者を雇って情報をSNSやテレビで発信してきました。しかし、限られたメディアでしか取り上げられず、影響力は限られていました。
このような状況を目の当たりにし、私たちはニャマたちと共にウランバートルの再開発の実態を映画にすることを決意しました。
そして今年3月、8日間の撮影を行いました。スタッフの渡航費や制作費の一部は、国際的な人権団体「Amnesty International」が支援してくれました。撮影期間中、多くの住民たちが苦しんでいる姿を目の当たりにしました。彼らの多くが、自分たちの窮状を訴え、涙ながらにその悲しみを語りました。
今回のプロジェクトにおいて、最も困難なのは、脅迫や妨害行為です。一部の政府関係者や建設会社、そして法律関係者の中には、真実が明るみに出ることを恐れ、このドキュメンタリーの制作を妨害する可能性があります。細かいことは今は言えませんが、すでにさまざまな妨害を受けています。
ニャマは四人の子を持つ母で、夫から、危険と隣り合わせのこの仕事をやめて欲しいと言われています。しかし、困り果てた住民たちを助けてあげられるのは、私しかいない。と、活動を続けています。
希望もあります。モンゴルでは、社会から孤立した存在のニャマですが、2020年には「人権を考えた再開発プロジェクト」の活動が国連に認められています。
今回のプロジェクトで集まった支援金は、
・追加撮影費 100万円
映画の完成に向けて、再びモンゴルに渡り、ニャマたちの活動や、強制立退きで家を追われたダバーニャムさんの続きを取材。 スタッフの人権費、渡航費など10日間の撮影費等の一部
・仕上げにかかる費用 200万円
撮影終了後の編集・仕上げにかかる諸費用、国内外に作品を広げるための配給・運営費、より多くのお客様に作品を届けるための広告宣伝費等
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金はチームで補填し、ドキュメンタリー映画「毒された街」の完成に向けた追加撮影および仕上げ作業、配給・宣伝活動を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
2024年11月〜2025年1月までのうち10日間 追加撮影
2025年1月 キャストお礼メッセージ動画配信
2025年1月〜3月 翻訳、編集、音楽入れなどの仕上げ作業
2025年3月〜8月 国際フェスティバルに応募、配給・宣伝活動
2025年9月 データにて先行公開
2025年10月以降 日本、モンゴルで劇場公開予定
1.感謝のデジタルサンクスメッセージ
監督の岩下からお礼のメールをお送りいたします。
2. 映画のデジタル視聴権(先行公開)(視聴期間:2025年9月9日〜30日)×1
3.キャストお礼メッセージ動画×1
4.オリジナルサウンドトラック(データ)×1
フランス在住のモンゴル人アーティストが担当予定。
5.感謝のカシミヤのマフラー(1点)
6.映画のエンドロールにお名前記載(小)(1名)
7.映画のエンドロールにお名前記載(中)(1名)
8.映画のエンドロールにお名前記載(大)(1名)
9.映画のエンドロールにお名前記載(特大)(1名)
10.ウランバートル2泊3日ご案内 (交通費宿泊費等 別)×1
ご希望の渡航日をお伝えください。プロデューサーのバトヒシゲがウランバートルの再開発の実態やご希望のモンゴルの名所などをご案内致します。
ここまでご覧頂きましてありがとうございます。監督の岩下貴です。
2012年 ダライ・ラマ法王を取材
経歴 1975年生まれ、兵庫県神戸市出身。ルーツはクリスチャンの家庭にあり、特に父親が長崎の五島列島出身で、キリスト教徒としての影響を大きく受ける。裕福ではない暮らしの中、キリスト教の教えを中心に育ち、信仰の中で他の宗教、特に仏教への興味を抱くようになる。
1998年、大阪ビジュアルアーツ専門学校を卒業し、映画監督を目指して上京。 2005年、映画界の巨匠・若松孝二氏に師事し、映像制作の基本から社会に鋭く切り込む姿勢を学ぶ。 2008年に独立し、フリーランスのディレクターとして活動を開始。新宿2丁目で100軒以上の店を取材し、セクシャルマイノリティーに関する理解を深めた。また、パラリンピック選手を取り上げた番組では障害を持つ人々の挑戦やその背後にある努力を描く。こうした経験の中、NHKのアジア各国の貧困問題や環境問題、自然保護などのテーマを掘り下げるドキュメンタリー番組の制作へと進んでいく。
これまでのキャリアを通じて、私は一貫して「マイノリティー」と呼ばれる人々に焦点を当て、彼らの声を代弁する作品を作り続けてきました。その根底には、クリスチャンとして培った価値観が深く根付いており、人間同士の共感、助け合い、そして弱い立場の人々に寄り添うという姿勢が私の創作活動の核となっています。
今回、ニャマたちとの出会いを通じて、苦しんでいる人々の現状を目の当たりにしました。この現実を直視する中で、従来の手段だけではこの状況を変えることは非常に困難だと痛感しました。そのため、私はこの現実を映画という形で世界中に伝えることこそが、自分の使命だと強く感じています。
映画を通じて、多くの人々の力を集結させ、この現状に対して声を上げ、行動を起こしてもらうことが目標です。この作品は、単なる映像表現を超え、現実を変えるための一つの手段だと信じています。
このドキュメンタリーを通じて、苦しんでいる人々の助けとなり、問題解決への一歩となり、社会全体がより良いものに変わることを信じています。
支援者の皆様には、この重要なメッセージを広める仲間として共に歩んでいただきたいと考えています。私たちと一緒に、この現実に光を当て、未来を変える力を貸してください。
この作品が国際映画祭に出品され、世界中の多くの人々に届けられるよう、皆様の温かいご支援を心よりお願い申しあげます。
3000 円
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