農文協のスタッフからいただいた感想
vol. 2 2022-07-11 0
柴田昌平です。前回のアップデートでお知らせしたように、7月1日に、映画製作に全面的に協力をしてくださった農文協(農山漁村文化協会)の皆さんへの試写会をしました。
ご覧になった「現代農業」編集部からの感想の一部をお伝えします。
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・こちらの想像をゆうに超えていい映画だった。
・現代版「忘れられた日本人」といってもいいのでは。「現代農業」「百姓国」の中ではスター、でも日本人一般には「名もなき農家」の声に耳を傾けた作品。
・一方で、普通に農業やってる人なら、登場人物の言葉とか行為に共感できることも多いのではないか? 若梅さんに農家人生観、山口さんの「主役はキュウリ、俺らはお手伝い」発言、横田さん父の教育感とかに、「そうそう、俺もそう思いながらやってるよね」という感覚。
・「忘れられた日本人」とはいえ、実は身近にいる、あるいは自分のDNAの中にも組み込まれているような感覚を都会の人にも持ってもらえたらいいなー。
・国連の文書のpeasantを農業者、農家ではなく、百姓と訳するだけで、公文書が一気に身近に感じられるのは不思議。
・百姓は昔は差別用語だったかもしれないが、もはやそういう感覚はない。「he」とか「they」というよりも、「we」の響きを持った言葉。
・「担い手」「スケールメリット」「選択と集中」といった日本の政策と「小農を見直す世界の潮流」を対比させたり、「農家の観察眼」「米ヌカ」「土ごと発酵」「タネとりは百姓・人類の共有財産」といった現代農業が大切にするキーワードがいい感じの温度感で織り込まれていたように感じた。映画の構成としても秀逸かと。
・農文協のふんどしで、うまく作品を作ってくれたと思います。
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柴田昌平に戻ります。
この『百姓の百の声』という映画、ご覧いただければ色んな刺激に富んでいると思うのですが、どうやって広報をしていけば良いか、暗中模索でもあります。
地道に歩く営業は僕自身がやるつもりですが、SNSの活用などは苦手で、そういうことが得意なスタッフを探さないとならないだろうと考えています。
皆さまからご助言をいただけますと幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
柴田昌平
7月1日 完成披露上映会の様子(農文協)