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「言葉」と「仕事」外国人妻たちが安心して生活できる環境をつくるをクラウドファンディングで実現!
「タカダイにヒナンする」防災無線から流れる聞きなれない日本語 意味が分からず犠牲になった人がいます。
大好きな日本で暮らし続けたい
被災した外国人妻たちが仕事に就けるよう
日本語と職業訓練の教室を開く費用を支援してください。
石巻で行われた日本語教室の様子
笑顔のお手伝いは、旅行代理店に勤務していた経験から国際結婚した夫婦の悩みをよく聞いていた現理事長が2010年5月に設立したNPO法人です。宮城県に居住する外国人から寄せられる相談に応じる業務を行っていました。また、地域のお寺や町内会の集まりに呼ばれて国際結婚や多文化共生に関する講演を行うこともありました。設立から10か月後に東日本大震災が発生。平時でさえ外国人にとっては決して暮らしやすいとは言えない日本、被災して家族、家、財産を失った外国人の生活をサポートするため、私たちは「外国人被災者支援センター」を立ち上げて活動を開始しました。
被災外国人への物資配布も行いました
嫁不足の農村・漁村にきた外国人のお嫁さん
2010年12月時点で宮城県には約16,000人の外国人が住んでいました。そのうち約10%を占めていたのが日本人の配偶者、多くは日本人男性と国際結婚した外国人女性です。永住資格を得た人数、また統計に現れない人数も含めると外国人妻の割合は約30%にのぼると推計されています。嫁不足に悩む農村・漁村に嫁いでくるのは、主にフィリピン、中国、韓国からのお嫁さんです。様々な個人的理由と経緯があって共に暮らすことになりますが、結婚生活をよりよいものにし、地域で一緒に子育てをしようと真摯に向き合う夫婦がたくさんいます。
そういった外国人妻たちが抱える大きな問題は言葉の壁によるコミュニケーション障害です。日本語がうまく話せない、理解できないために地域の方々とコミュニケーションをとるのが難しく、家族との対話や子育てにも影響がでていました。学校からのお知らせや先生の話すことが理解できず、子どもの学力低下にまでつながるケースも。東日本大震災発生時、南三陸町で防災無線から流れる「ヒナン」や「タカダイ」の意味が理解できずに逃げ遅れて犠牲になったフィリピン人妻がいたと聞いています。ただし、来日から長い時間を経て永住権をとる人がいたり、正式な手続きをとっておらず統計に数字として表れない人がいたりして、実際の数は居住外 国人全体の約30%と推測されています。
日本に住み始めて10年経つ生徒が書いた作文です。
言葉の壁は震災後より深刻な問題に
震災前からあったこれらの問題は、被災による家族、財産、生活手段の喪失という出来事をへて、外国人妻たちの生活をますます困難にしています。幼い子どもを抱え、だんなさんを失くして途方に暮れる女性もいます。避難所で差別されたり、役所からの通知書類が読めずに支援を受けられないなど痛ましいSOSがたくさん届きます。家族は無事だったとしても日本人の旦那さんが高齢であるため、今後外国人妻たちが一家の生活を経済的に支えていかなければならないという事情も抱えています。しかしながら、外国人女性の就労は難しく、生活困難に陥っている家族がほとんどです。
仕事に就くための日本語教室
笑顔のお手伝いでは、2011年10月から外国人妻たちへの傾聴活動や義援金の申請など行政手続きの付添いなどを行ってきました。地域の方々といっしょに集える機会をつくるなど、うまく避難しているコミュニティに溶け込めるようにサポートもしています。
2012年6月からは、特に被災した外国人妻が多い南三陸町と石巻市で日本語教室を始めました。フィリピン、韓国、インドネシアなど国籍はさまざま、毎回10人から15人が講座に集まります。特に難しいのは「あげる・もらう・くれる」の使い分けのようです。先生にマンツーマンで教えてもらうこともあります。また、ホームヘルパー2級資格取得のための日本語教室も行っています。日本語の先生と現役の看護婦さんが、挿絵入りの手作りプリントと身振り手振りで丁寧にヘルパー用語を教えてくれます。被災した外国人妻たちが一日でも早く仕事に就き、経済的に自立できるようサポートするのが私たちの使命です。
マンツーマンの指導に、生徒さんも熱心に取り組みます
国籍を越えて支えあえる社会へ
海を越えて異国に渡ってきた外国人妻たちはもともと大変なバイタリティをもった女性たち。地震で家が壊れ、津波で家族や家を失いながらもこの地に残り、前に進もうと頑張っています。外国人妻たちが東北に残り、将来にわたり、家族や地域の方と幸せに暮らしていけるよう、日本語教室を中心に持続的な関わりを持ちたいと考えています。今後も増えるであろう外国人妻や外国人労働者を受け入れる態勢をつくり、多文化共生社会を創造する一歩として、
被災した外国人妻たちの経済的自立のための
日本語教室継続にご協力ください。
プロジェクト担当者について
特定非営利活動法人 笑顔のお手伝い 丸川いずみ
中国ハルピン出身。母親の再婚相手が日本人だったことから17歳で宮城県に移住。1児の母。仙台空港で被災し、間一髪津波を逃れる。2012年3月から外国人被災者の支援を続ける。「宮城県は私の誇れる故郷」
ホームページ:http://www.npo-egao.x0.com/
フェイスブック:http://on.fb.me/ZfNF8L
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(特活)せんだい・みやぎNPOセンターを母体に、震災から3カ月後の6月に設立。復興を進める市民活動等への資金を仲介する、市民コミュニティ財団です。通称さなぶりファンド。 ●事業指定寄付プログラム「あづめっちゃ」・・・ 「被災地で今、何が起きているのか?」「課題は何か?」を広く訴え、その解決策(=参加団体が行う取り組み)への資金を集めます。被災地への関心低下が懸念される中、寄付を通じた「つながり」づくりを目指します。
5000 円
10000 円
30000 円