広がる雇用のミスマッチ
vol. 5 2013-04-25 0
求人をみていくと、建築・土木ばかりが多く、一般企業の事務系などはほとんどないのが現状である。
http://www.asahi.com/special/news/articles/gallery_e/view_photo.html?special-pg/TKY201303020392.jpg 2013年1月朝日新聞より抜粋 「被災3県の雇用状況」
厚生労働省によると、今年1月の全国平均の有効求人倍率が0・85倍だったのに対し、
宮城県は1・25倍で全国トップ。2位は福島県の1・23倍で、岩手県は1・00倍の8位
そして、仙台の街はいつも賑やかで出張者の方々は「なかなかホテルの予約がとれない」と言い、国分町の繁華街はとてもにぎわっている。。
しかし、車で1時間ほどの石巻や気仙沼、南は亘理町・山元町へ行くと
街並みは静かである。。。
知人の水産加工業者の方が「せっかく工場が再建して再稼働だと喜んでいたのも束の間だった。。求人を出しても誰も応募してこない」と嘆いている。
建築・土木系の復興関連の仕事は、日給が1万以上と高い労働対価
水産加工の日給はそれ以下が多い。しかしこちらは期限付き雇用ではない一生働ける企業である。
そういったミスマッチが昨年からずっとメディアや新聞記事などで訴えているにもかかわらず、今年になってもその対策案がなかなか浸透せず効果も見えない。
就労支援を日々行い、ハローワークで新規求人票を持ってきてはこのことが頭から離れられずにいる今日この頃である。