自分自身の身体を媒介とし、見る者とコミュニケーションし表現する身体表現芸術は、寡黙であるとともに雄弁に「リアル」を共有する舞台の魅力を表現しています。 予算の制約に縛られない魅力を発揮して来たBLACK★TIGHTS。 舞踏の巨星、伊藤キム・麿赤兒 2人の表現をスクリーンに焼き付ける映画「たおやかに死んでいる」 。 日本の障害者福祉文化から生まれた身体表現と、オーストラリアの身体表現、舞台芸術の融合を行う「CONFUSION INCLUSION」。 体感の重要性を再認識し始めた今、応援したいプロジェクトです。

伊藤キム×麿赤兒 2人の舞踏家がその身体を使い、スクリーンに迫る!

ダンサーで舞踏家、ダンスカンパニーGEROを自ら主宰し、ミステリアスな容姿と身体性を駆使し、国内外問わずその魅力を発信している伊藤キム。そして俳優で舞踏家、演出家の一面も持ち、舞踏集団・大駱駝艦を主宰、1970年代のアングラブームを第一線で支え、俳優としてもクエンティン・タランティーノ監督「キル・ビル」や鈴木清順監督「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」など、多種多様な作品で強烈な印象を与え続ける麿赤兒。 2人の強烈な身体性を「舞踏とは違う形」でスクリーンに投影する、奇妙奇怪な劇映画を京都の若手作家・米倉伸が手がけます。

日本の障害者福祉文化から生まれた身体表現と、オーストラリアの身体表現の融合

インクルーシブな社会(社会包摂)の構築。その新たな可能性として、障害者の表現に注目が集まりつつあります。しばしば、障害者の創作物は一般的な価値観に対して混沌を生むと言われています。それは即ち、芸術の根源であり、社会を包み込む行為に繋がるのではないか。「CONFUSION INCLUSION」で目指すものは、まさにありのままの混乱に身を委ね、それでも最終的には包摂を、時には妥協も伴い、築くこと。今回はオーストラリアの文化、舞台芸術、障害者福祉を直に体感し、混乱の中から何を包み込むことができるのか、あるいはその反対を、舞台で試み表現します。