応援メッセージ(6)
vol. 6 2026-08-29 0
山上揚平さん(東京大学教養学部附属教養教育高度化機構)
本プロジェクトの焦点である山本和智の「糸/弦」を用いた作品は、西洋音楽における「空間音楽」の歴史の中でも一際異彩を放つ試みであり、その特異で強烈な鑑賞体験は、この「イマーシブ・オーディオ」の時代においても「ライブ」以外では到底得られない類のものである。
しかしながらホール自体を楽器として「プリペアド」する、法外にハイコストなこれら作品の上演は、言わば一種の「祝祭」であり、そうおいそれと機会が望めるものではない。
しろばら百藝社の野心的な試みは、この得難き「祝祭」の空間を、現代音楽界に止まらない、作品のコンセプトが繋ぐ多様な文化/産業界の人々を巻き込むことで実現しようとする、文化的かつ社会的にも大きな意義を持つものである。
心よりその成功を祈念したい。
