facebook twitter mail key notification checkmark chevron chevron-left location image user group plus comment bubble

「山小屋エイド基金」をクラウドファンディングで実現!

登山者の安全と安心を提供する山小屋を、みんなで応援しよう!
「山小屋エイド基金」

登山の自粛が続く中、宿泊場所、登山道の保守、避難場所としてお世話になっている山小屋を応援するため「山と溪谷社」が立ち上げたプロジェクトです。集まった支援金は、本基金に賛同し、分配先となっている山小屋に均等に分配されます。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2020年8月13日23:59に終了しました。

コレクター
9442
現在までに集まった金額
96,871,982
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2020年8月13日23:59に終了しました。

Presenter
山小屋エイド基金 プロフィールを表示

プロジェクトをブログやサイトで紹介

テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。

山と溪谷社では、1930年の創業から90年にわたり、山岳や自然に関するさまざまな雑誌、書籍を出版しています。登山道整備や遭難救助など幅広く貢献してくださる山小屋の存続は、そのまま登山文化の存続に直結すると言っても過言ではありません。より多くの山小屋に、より多くの支援をお渡しできるよう、活動してまいります。

ヤマケイ社員による「山小屋の思い出」を紹介します!

vol. 5 2020-05-25 0

小社社員は日ごろより、さまざまなかたちで山小屋でお世話になっています。

そんな社員による、山小屋での思い出話をこれから少しずつ紹介していきたいと思っています。どうぞお付き合いください。

第一回目は、入社7年目、山と溪谷編集部の伊藤洋平がお届けします!

=================================

やさしさが心にしみる、北アルプスの穴場

こんにちは。月刊誌『山と溪谷』編集部の伊藤です。

これまでに取材でもプライベートでもたくさんの山小屋さんにお世話になってきました。

入社以来7年、山と溪谷編集部ブログで公私混同した情報をひっそりと発信してきた僕ですが、今回は船窪小屋をテーマに「山小屋の思い出」を紹介させていただきます。

高瀬湖(高瀬ダム)を挟んで槍ヶ岳を望む。このアングルが見られるのは七倉岳の登山道ならでは?

それは入社2年目の夏。

6人の同期のうち男3人で、北アルプスの七倉岳の登山計画を立てました。1人がその夏で退職することになり、「最後にどこかに一緒に登ろう」というのが建前でしたが、個人的に「針ノ木岳~蓮華岳~船窪岳~烏帽子岳」の縦走登山を狙っており、その下見にちょうどいいなと利用、ではなく提案した山行でした。

七倉岳周辺は、後立山連峰の最南部とか、北アルプスの中央部などと呼ばれることもあり、何連峰と呼べばいいのか、やや曖昧。登山の起点は「裏銀座」と同じく七倉山荘ですが、裏銀座に比べると登山者の少ないマイナーコース。とはいえ、七倉岳山頂直下に立つ船窪小屋は、いまだにランプと囲炉裏を使った昔ながらの山小屋として知られ、船窪小屋を目当てに訪れる登山者でシーズンはにぎわいます。

船窪小屋まで「登り6時間」という長丁場も男3人なら問題ないだろうと思っていたものの、容赦ない日差しと樹林帯の蒸し暑さもあって1人がバテてしまい、コースタイム以上の時間をかけてゆっくり登ったのでした。急登続きの道中に疲弊していましたが、そのぶん森林限界を超えて稜線に上がり、船窪小屋が見えたときの感動はひとしお。

小屋に近づくにつれ、「カン、カン、カン」という金属を叩く音が聞こえ、小屋の前に到着すると「お疲れ様でした!」とスタッフの方が温かいお茶を持って出迎えてくれました。

そして先ほどの音は、小屋の入口に吊った鐘を僕らに向けて鳴らしていたものだとようやく気づいたのでした。温かな歓迎はとてもうれしかったものの、じつは僕らは小屋泊ではなくテント泊の予定。

「ごめんなさい、テント泊なのでお茶は受け取れないです」と辞退しようとすると、「いいえ、ここでは登山者全員にお茶を出しているので、ぜひ召し上がってください」とやさしい言葉をかけてくれました。あのときのお茶は本当においしかった。

船窪小屋のシンボルでもある鐘。登山者が近づくと歓迎の音が鳴り響く

その後、指定地にテントを設営し、気ままに時間をすごしました。翌日は早起きして日の出のタイミングで七倉岳の山頂に登り、風景を堪能。太陽が昇りきったころ、そろそろ下山しようと歩き始めると「おーい!」という声。船窪小屋のほうに目を向けると、スタッフの方々がこちらに向かって笑顔で手を振ってくれていました。手を振り返し、小屋に戻ると「ずいぶん長いこと山頂にいたね、いい景色は見られた?」と声をかけられ、またまたびっくり。真っ暗なうちから山頂にいた僕らに気づき、ずっと見守ってくれていたそうです。

小屋泊でもテント泊でも分け隔てなく、終始、親切に接してくれた船窪小屋のみなさん。おかげで送迎登山と下見の目的を果たしただけでなく、記憶に残るとても楽しい登山になりました。ただ、やっぱりテント泊だと若干の後ろめたさが……。

後日、この話を友人にしたところ、友人は小屋泊で七倉岳に登り、「とてもすてきな経験ができたよ」と小屋での写真をたくさん送ってくれました。

なぜ、あれから時間をあけてしまったのか。登りたいときに登れないというのはもどかしいもの。この騒動が落ち着いたら、今度こそ小屋泊でおじゃまします。

七倉岳の山頂付近から見た船窪小屋。スタッフの方々が手を振ってくれた

山と溪谷編集部 伊藤洋平  

2014年より山と溪谷編集部に配属。美しい景色は見られるけど技術的難度は低い、そんな雪山が好き。思いつきでさまざまな山域に足を運ぶが、近年は信越の山に惹かれている。

=================================

* * *

4000人以上の方々からご支援いただきました!

公開から1週間が経ちました。本日5月25日16時現在で4100人以上のご支援が集まっております!ご支援いただいたみなさん、情報を拡散してくださったみなさん、本当にありがとうございます!お気持ち、しっかり届いております!

みなさまのお名前や応援メッセージなどは「山小屋エイド基金」公式サイトの「コレクター」というページ(こちら→https://motion-gallery.net/projects/yamagoya-aid/collectors)に随時更新されています。ぜひご覧になってください。

それでは、引き続きよろしくお願いいたします。

山小屋エイド基金運営事務局

Twitter → https://twitter.com/yamagoyaaid

Facebook → https://www.facebook.com/yamagoyaaid

アップデート一覧に戻る

リターンを選ぶ

  • 3000

    気軽に応援コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 1323人が応援しています。
  • 5000

    思いっきり応援コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 月刊誌『山と溪谷』2020年12月号にお名前を掲載(小)※掲載なしも選択できます
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 921人が応援しています。
  • 5000

    お名前クレジット&ステッカーほか

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 月刊誌『山と溪谷』2020年12月号にお名前を掲載(小)※掲載なしも選択できます
    • オリジナルステッカー
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 3272人が応援しています。
  • 10000

    思いっきり応援コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 月刊誌『山と溪谷』2020年12月号にお名前を掲載(中)※掲載なしも選択できます
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 1018人が応援しています。
  • 10000

    お名前クレジット&特別編集記事PDFほか

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 月刊誌『山と溪谷』2020年12月号にお名前を掲載(中)※掲載なしも選択できます
    • オリジナルステッカー
    • 特別編集記事「山と山小屋の話」PDFとお名前を掲載 ※掲載なしも選択できます
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 2523人が応援しています。
  • 50000

    思いっきり応援コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 月刊誌『山と溪谷』2020年12月号にお名前を掲載(大)※掲載なしも選択できます
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 84人が応援しています。
  • 50000

    お名前クレジット&特別編集記事ブックレットほか

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • オリジナルステッカー
    • 月刊誌『山と溪谷』2020年12月号にお名前を掲載(大)※掲載なしも選択できます
    • 特別編集記事「山と山小屋の話」ブックレットとお名前掲載 ※掲載なしも選択できます
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 179人が応援しています。
  • 100000

    思いっきり応援&メッセージ掲載コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 『山と溪谷』2020年12月号にお名前(大)と山小屋へのメッセージ(150字以内)掲載※なしも選択可
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 33人が応援しています。
  • 100000

    お名前クレジット&『山と溪谷』1年間の定期購読ほか

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • オリジナルステッカー
    • 特別編集記事「山と山小屋の話」ブックレットとお名前掲載 ※掲載なしも選択できます
    • 『山と溪谷』2020年12月号にお名前(大)と山小屋へのメッセージ(150字以内)掲載※なしも選択可
    • 『山と溪谷』1年間の定期購読(2020年12月号~2021年11月号 計12冊)
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 83人が応援しています。
  • 500000

    思いっきり応援&メッセージ掲載コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 『山と溪谷』2020年12月号にお名前(大)と山小屋へのメッセージ(300字以内)掲載※なしも選択可
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 500000

    お名前クレジット&ミニエッセイ掲載コースほか

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • オリジナルステッカー
    • 『山と溪谷』2020年12月号にお名前(大)と山小屋へのメッセージ(300字以内)掲載※なしも選択可
    • 『山と溪谷』1年間の定期購読(2020年12月号~2021年11月号 計12冊)
    • 特別編集記事「山と山小屋の話」ブックレットとお名前掲載 ※掲載なしも選択できます
    • 『山と溪谷』2020年12月号にご自身の「山小屋での思い出」をテーマにしたミニエッセイを掲載
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 1000000

    思いっきり応援&メッセージ掲載コース

    • 山小屋エイド基金からお礼状PDF
    • 『山と溪谷』2020年12月号にお名前(大)と山小屋へのメッセージ(450字以内)掲載※なしも選択可
    • 2020年12月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。