遠吠えのキャラ立ちは衣装で決まる?岡上亮輔の衣装ポイント
vol. 27 2021-05-28 0
あっー、忙しい、いそがしっ!
今日は衣装担当の岡上君にくっついて、現場に来ております。
岡上亮輔くん、シェークや土屋とはNCWで同期でして、
自ら監督した『独゛dog』も映画祭でノミネートされ、これから上映予定です。
「なぜ今回衣装担当に?」とハテナでしょうが、岡上なくして、シェークなし!
常にシェーク作品の現場には携わっており、
今回で4作品目、一番シェークを知り尽くした男でございます。
実家は広島にある着物縫製メーカー、衣装と言ったら、間違いない人選です。
さてさて、そんな岡上くんに、今回遠吠えでこだわった点を聞いてみました!
ザ・遠吠えの衣装では、ここを見よ!亮輔ポイント
1.記号としての衣装を意識
服にはその人物の思想が反映されており、劇中の衣装も映画の言語、記号だと考えています。それは紛れもなく『演出』であり、そのキャラクターの情報を明示するデバイスにすらなります。衣装選択を誤ると、間違ったイメージを与えかねません。本作では特にその点を意識して、そのキャラクターの持っていきたい方向を監督とすり合わせながら慎重に衣装選びをしています。
2.衣装が与える画のインパクト
そうは言っても、真面目に衣装を選んでるだけではクリエイティブさに欠けるばかりです。少しネジを緩めて、どうすれば画に力強さを与えることができるのか、画の中で衣装がどのようなスパイスになるかを考えながら衣装を選択していきます。『画的に面白い』。映画においては、リアリティよりもここが重要だと思う点は監督と一致しています。
3.キャラクターを引き立てる
どうしようもないやつなんだけど、見ていられる。監督シェークの創造するキャラクターはそういった魅力に包まれたキャラクターが多いです。本作では、象徴的なアイテムを駆使して、『ダサいけどアイコニック』を推し進めたいと思っています。コメディ要素も多々ある本作。滑稽で愛嬌のあるキャラクターをこれでもかというくらいに衣装で引き立てたいです。
みなさま、どうでしょうか。
遠吠えを見る際に、衣装にも注目してみていただければ嬉しいです。
今日は遠吠え制作部 衣装チームからでした。アウゥー!!!