【編集長コラム】なぜ、今回のテーマは「いき」なのか。
vol. 12 2026-07-07 0
「次はどんなテーマにするんですか?」
terraをつくっていると、よく聞かれる質問です。
実は、私たちはテーマをガチガチで制作を始めることは、あまりありません。
と言っても、もちろんその号の制作に取り掛かる前は決まっています。
たいていは、前号の取材や制作時の、
誰かとの何気ない会話。
取材先で心に残った一言。
編集部で交わした雑談。
そんな小さな出会いの中に、「これはもっと掘り下げたい」という感覚が生まれます。
その種を持ち帰り、編集部で何度も対話を重ね、取材を続ける中で、一つのテーマへと育てていく。
terraは、そんなふうに生まれています。
今回たどり着いた言葉が、「いき」でした。
「いき」というと、おしゃれ、粋な人、江戸文化――そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、私たちが惹かれたのは、その奥にある価値観です。
相手を思いやる距離感。
押しつけない美しさ。
自分だけでは完結しない振る舞い。
お酒文化を取材する中でも、そんな瞬間に何度も出会ってきました。
造り手がお客様を思うこと。
お店の方が生産者へ敬意を払うこと。
飲み手が、一杯の背景に思いを巡らせること。
そうした関係性の中に、「いき」は静かに息づいているように感じています。
ただ、「いき」は簡単に言葉にできるものではありません。
人によって解釈は違い、正解もありません。
だからこそ、今号は創刊以来、最も難しいテーマになるかもしれません。
それでも、この言葉を追いかけることで、『terra』だからこそ描ける景色があると信じています。
現在も取材や執筆、デザインを重ねながら、一冊を少しずつ形にしていきます!
完成までの過程も、このアップデートでお届けしていきますので、楽しみに待っていただけたら嬉しいです。
terraももうすぐvol.07を迎えます。
今まで、たくさんの方々の応援のおかげでここまで続けることができました。
これからも皆様の想いを集め、その想いで、お酒を創る人たちの想いを伝える読みものterraを作り続けていきたいと
思っております。応援やシェアをしてくださると大変嬉しいです。
プロジェクトページ:https://motion-gallery.net/projects/terra_magazine2026
どうぞ、よろしくお願いいたします!
terra 編集長
大島 有貴
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