作曲 小林治郎 × 作詞 tamamix の世界
vol. 6 2016-01-19 0
東京は雪でしたが、いよいよ冬だなぁという感じですね。
風邪などひかれていませんか?さて、クラウドファンディングも残り11日となりました。
先日発表した竹中直人×関島岳郎(栗コーダーカルテット)の組み合わせの次に、ご紹介するのはこちら。
作曲 小林治郎 × 作詞 tamamix
私が大好きなアルバムのひとつに比屋定篤子さんの「のすたるじあ」があります。
「のすたるじあ」は、時々出演させていただいていた、今はなき吉祥寺のハバナムーンの店主の木下さんが紹介してくれたのですが「お前はこれをカバーしろ!!」と言ってきたのが、今も良くカバーさせていただいている”君の住む街に飛んでいきたい”でした。
その夜「のすたるじあ」がとても気に入って、次の日アルバムを購入。
どの曲もとても印象的で、ブックレットに目をやっていると全曲作曲していたのが治郎さんでした。
そんな出会いの小林治郎さんに、とても素敵な曲を幾つか書いていただきました。
どうぞお楽しみしていてくださいね!
治郎さんからもメッセージ頂きました!
今までライヴでも良いオリジナル作品を結構沢山披露していた中で、新たに作曲の要請を受けてとても光栄な気持ちです。
今回僕が手掛けた曲は全て詞先。(他の人もかな?)。
曲先が普段の自分の音楽性を色濃く反映されるのに対し、詞先では自分でも予期しない音楽性を発揮出来ることや、
普段使うコード進行とは違ったコード進行を導き出せる場合が多いことや、
従来のAKB構成、じゃなくてABC構成とは違った新たな構成を導き出すことが多いのが面白い所です。たまちゃんの歌詞は、人間の不器用な部分=人間味を、詩的な表現に昇華している所が素晴らしいので、一言一言丁寧に作曲しました。
その一例ですが、
「夢はまばたき ひとつで 醒める」
という一節の「夢」のような2音の言葉にどのようなメロディを付けるのか、というのが作曲家にとっては結構需要なテーマで、
その昔シーナ&ロケッツの「ユー・メイ・ドリーム」では、夢とYou mayをかけていて、今聴いても全く色褪せていません。
(この曲が詞先なのか曲先なのかわかりませんが。)
では今回僕がその「夢」という言葉に対してどのようにアプローチしたのか?それは実際のリリースをお楽しみにしてください。
僕もレコーディングを心待ちにしておりますので。ー 小林 治郎
小林 治郎(コバヤシ ジロー) 作曲、編曲、ベース
90年代後半、沖縄県出身の女性ボーカリスト比屋定篤子の3枚のアルバム
「のすたるじあ」「ささやかれた夢の話」「ルア・ラランジャ」(いずれもソニーレコード)の全曲の作曲を手掛る。
ブラジル音楽と日本の70年代ポップスの中間色的な音楽性が業界関係者より高い評価を受ける。
その後作編曲家として独立し、近年はボサノバ・シティポップ・ユニット「naminote」にて活動。2014年、日本コロムビアよりリリースされた「Our Songs」では、阿久悠作詞の「予期せぬ逃避行」を含め全ての収録曲を作編曲とプロデュースを担当する。初期作品に見られるエッセンスを継続しつつ、よりシンプルに明快な音楽性が業界関係者より高い評価を受ける。
メイン楽器はベース、もともとはフェンダー・ジャズベース、リッケンバッカー、ヘフナーのバイオリンベースを三種の神器と拝めていたが、近年はマーティン社のアコースティックベースをメインに使用。
ポール・マッカートニーとモータウンのJ.ジェマーソン、ブラジル人ルイゾン・マイア、細野晴巨氏が四大師匠。