俳優の吉原光夫さんから応援コメントが届きました!
vol. 21 2020-05-18 0
俳優の吉原光夫(Artist Company 響人《ひびきびと》)さんから応援コメントが届きました!
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自分は、小さな小さな劇団をもってる。。
最近はあーだこーだ言い訳をして、ろくに公演もしていない。。。
でも、辞めずにいる。
小劇場を、観客の目線としていうのであれば、
作品を本当の意味で体感できる場所。(5Gなんて比じゃない。。)
団体や俳優が感じてる「今」が忖度なく必ずある。(たまに鬱陶しい事も…)
目を背けてる現実が大なり小なりはっきり存在する。
この基金のホームページを見た方の中には、小劇場に行ったことも、そこで何が行われてるかも知らない人もいるかもしれない。
私が思うに、今一般に知られている大劇場の表現や技術は全てといって良いほど、小劇場でのクリエイティブが反映されてきた。
輸入されてくる海外作品にも、最初は小劇場でのリーディング公演や、ワークショップ公演を経ているものもある。
俳優、スタッフも然り、
現に私も、劇団四季を退団後の今を培うスキルや経験、考え方の基盤は小劇場での活動にある。
私だけではなく、ここで名前をあげればキリがないほどの著名な方々もそうだ。。
やはり人や、作品を育んでゆく場所なのである。
だから、ずーっとなんだかんだ辞めずにいるんだろ。。己を育み、作品や役者としての感覚を育む場所なんだと。。
その場所が今、危機的状況におかれている。
終える覚悟をしている場所もある。。
小劇場エイド基金は、そんな「育む場所」を守る基金です。
自分が最初に共感して賛同人として手を挙げた「舞台を未来に繋ぐ基金」←これはどちらかと言うと劇場の中の人を守る基金です。こちらとも連動しています。
この記事を読んでいただいて、少しでもその場所に興味を持ったり、
そんな育む場所から形成されている演劇を応援したい方々は、まずこの基金や活動、現状を伝えていってほしい。
そして可能ならば「雀の涙」でよいのです。
皆さんその寄付が小さな繋がりを生み、
この先の舞台表現を創ってゆくんだと思います。
この記事を書きながら、やはり舞台表現にはお客さんの存在は大きいし、責任重大(笑)なのだと思いました。
では、よろしくお願いします!!
吉原光夫
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