この場所をつくる人|Vol.3 加藤康司 ― ときわに平和に
vol. 6 2026-03-12 0
「ときわ平のコエ・カタチ」展の様子(写真:Ayami Kawashima)
こんにちは。SOWの原田です。
なんと、クラファン達成率が70%を越えました!!!!
想像していなかった展開に、正直自分たちでも驚いています…!
本当に皆さんからの応援をありがたく、心から嬉しく感じています。
今回は、加藤康司から見た常盤平のお話をお送りします。
メンバーそれぞれの視点からこの街について書いてきましたが、同じ場所でも見えている風景は少しずつ違うもの。
加藤の目に映る常盤平を、ぜひ読んでみてください。
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ときわに平和に
僕が常盤平に出会ったのは、2024年に開催した「ときわ平のコエ・カタチ」展をSOWで主催したことがきっかけでした。
この企画で、自分なりに常盤平という場所に何か関わろうと考え、地元住民の市民Aさんにご協力いただき、市民Aさんの視点から見る常盤平の風景を映像作品として制作し展示しました。
(素材提供:市民A、映像編集:加藤康司)
常盤平の語源は、ときわ(常磐)に平坦な土地であることを意味して名付けられたと言われてますが、先日、地元住民の方から、実は平らな土地だから平(だいら)ではなく、ときわに平和な意味を込めて名付けたんだという話を聞きました。
確かに、ここには平和な日常の空気を感じます。
(写真:市民A)
(写真:市民A)
自治の精神と文化芸術
金ケ作地区であるここに団地ができる際、地元住民からの反対運動があった中で、なんとかこの緑は残して欲しいということで、常盤平には多くの緑が残され設計されたのだそうです。そんな常盤平の歴史には「自治の精神」が宿っているのだと思います。家賃値上げ、建て替え反対運動を通して住民の意識を喚起し、絆を深めたという歴史的背景を持っています。
(出典:https://www.ur-net.go.jp/news/20231004_timetrip_senboku.html)
常盤平を歩きながら(勝手に誰かが占拠したのであろう)庭を見るのが楽しい。ここは自分たちの場所なんだという自治の精神が風景からも感じられます。
文化は英語でcultureと書きますが、その語源をたどるとラテン語のcultura (耕す)という意味だそうです。芸術の芸(藝)もまた、苗を植えるという意味があり、文化芸術とは、実は園芸的な意味で生まれた言葉です。植物を植えて、自然の風景に変化を加える。
アートもまた、日常の中に作品を置いて、その変化を楽しむものでもあると思います。
常盤平には、まさにアートの原風景が広がっている。
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