ぽくぽくのはじまり③
vol. 6 2023-01-18 0
こんにちは!監督の塩出です。
やっと脚本執筆まできました。
全員当て書きで書いてます。
主人公の橘さんをお坊さんに決めた後どうするかという話です。
ぼくの長編映画は良くも悪くもごちゃごちゃしているのが特徴なので短編はシンプルなものを心掛けてます。
お坊さんが除霊するお話しにします。
王道ですよね。あらすじ書く時とか簡単ですね。
橘さん本人の魅力が出せるようなキャラクターの性格を考えていきます。
真剣、天然、全力、正義。主人公ぽくていいですね。橘さんは何度か出演して貰ってますが人間の役は初めてなのでどんな感じでくるのか、信用はしているが未知数な部分がありすぎる感じです。
ただ除霊するのはつまらないので勘違いものにしよう。
つまり幽霊と思っていたものが実は人間だったと。
こちらも王道ですね。
これは田丸大輔さんに泥棒役をやってもらってます。田丸さんは何回か出て貰ってますので安定の信頼感があります。
これだけだとつまらないので本物の幽霊もちゃんと出しましょう。
これも王道ですね。
しかもこの幽霊は依頼人の母で次々と乗り移るタイプです。
怪しくなってきましたね。
母役の矢島康美さんは以前死神とか、真っ白な婆ちゃんとかやって頂いてますので信頼感ありまくりです。
で、この依頼人の望月さんが「自分が幽霊が見えると思っている」タイプです。
「見えると思っている」ていいですよね。実際幽霊見たことはないけど、きっと自分には見えると思っている。これは世の中の希望ですよね。ぼくも幽霊のこと割と信じているのですが、観たことがないんですよ。絶対的に霊感がないんですよね。だから『ぽくぽく』には夢と希望が詰まっているのです。
望月さんは知り合ったのは10年くらい前ですけどまさかの初出演です。
色々出演作を見てるけど、自分の映画に出てもらうからには新しい一面を観たいですよね。ということで信用はしているが未知数な感じです。
そんな感じであらすじができあがりそうになってきましたね。
で木魚を叩くとぽくぽく音なるのがいいなと思ったので、音楽にして貰いました。これはあまりなさそうなアプローチで良いと思います。
音楽にすることは初めの方に考えていたので、これを本編の盛り上がるところに持っていくにはどうしたら良いかを考えながらつくりました。盛り上がりのところはバトルアクションにしました。スロー&早回しでアクションは20年前くらいに良くあったと思います。ハイスピードカメラが流行った時ですね。グラディエーターとか全部スロー&早回しじゃないですかね。観てて気持ちいいですよね。
短編だし、実験的にもやってみたいなというのがありました。
ワンシチュエーションなのでせめて最初と最後
は外で終わりたいなと思いそうしました。閉塞感と爽快感が効いてますね。
そんな感じで脚本ができました。
タイトルはできるだけ内容が想像できなさそうでポップなものにしたいと思って考えました。
タイトルと登場人物の名前つけるの本当憂鬱な気分になる。大事なのわかるけど時間かかるしなかなか決まらない。憂鬱だけど人に決めてもらったら絶対文句言う自信あるからやるしかない!
次回は撮影突入?