vol.2 第3の開局で目指すこと なぜオンデマンドシステムを復活?
vol. 2 2018-06-01 0
こんにちは 斎藤茂です。
いつもOTTAVAをお聴きいただき、ありがとうございます。
「いつでも番組が聴けるオンデマンド・システムを作りたい!」
募集開始から1ヶ月が過ぎました。早くも130人以上の方にご支援を頂き、達成率も60%を超えました。本当にありがとうございます。
私どもOTTAVAは2007年の「開局」、2014年の「第2の開局」に続き、勝手ながら今年2018年を「第3の開局」と位置づけることにさせていただきました。
日本でただひとつのクラシック専門ラジオ局として開局後12年めを迎えて、新しいチャレンジを始めること。同時に2014年にTBSという大きな傘の下を離れて以降、かつてお届け出来ていた、いくつかのサービスが実施不可能になっていますが、それを、ひとつでも多く復活させることも、目標にさせていただきました。
新しいチャレンジとしては、すでに皆さんもご存知のとおり、始めての常設のサテライト・スタジオを天王洲キャナルサイドにオープンし、ここから連日生放送「OTTAVA Aria from TENNOZ TMMT Studio」をお届けしています。
そして間もなく発表できるようになりますが、もうひとつ大きな「動き」も予定しています。
そして「復活」の小さな第一歩。
お聴きの皆様にはあまり関係がないことですが、2014年以降、手動で行っていた番組やスタジオの切り替え業務を4年ぶりに自動化することが出来ました(この5月30日からAPS=Automatic Program control Systemが稼動)。これでいままでより安定したオペレーションが出来ますし、スタッフも少し休息を取ることができるようになりそうです。
そして「オンデマンド」です。
これはこの4年間、リスナーの皆様にお目にかかるたびに、「再開希望」のお言葉をいただいていたことです。
「夜の番組を昼に、平日の番組を週末に聴けるようにすること!」
2007年から2014年春までは、当たり前のサービスだったのですが、いざとなると、システムの開発費や作業費(生放送から音声ファイルを生成し、サイトに貼り付け、テキストデータを付記する)などで、数百万の費用が必要なことが判明、現在のOTTAVAには「ポン」と出せるコストでもなく、ずるずると時間だけが過ぎてしまいました。
3月に「OTTAVAのサービスで新しく始めて欲しい、あるいは復活して欲しいサービス、番組は?」と担当している番組でご意見を募ったところ、頂いたご回答のうち、実に70%以上のご意見が「オンデマンドサービスを復活して欲しい」というものでした。
そしてある方からのこのようなメールに、とても心が痛みました。
「オンデマンドがなくなったことで、夜を聴く人は夜だけ、昼の人は昼だけ、というようにOTTAVAリスナーが分かれてしまい、共通の話題や意識がなくなってきています」
OTTAVAの一番の強み、財産は、リスナーの皆さんの「熱さ」そして「連帯感」だと思ってきました。その熱さと連帯感を醸成してきたのが、「いつでも番組が聴けるオンデマンド」サービスであったのならばこれはもう一刻の猶予もありません。
本来ならば、自前でご用意し、無料でお使いいただくべきオンデマンド・システムですが、皆さんのご支援に甘える形での「復活」をお願いすることにさせていただきました。
リターンのリストをご覧の上、ご無理のない範囲でご参加ください。
たくさんの資金が集まれば集まるほど、多くのサービスがお届けできるようにはなりますが、僕個人の想いとしては、たくさんの額以上に、たくさんの方々にご参加いただきたいのです。
ラジオの世界で働いてもう30年以上になりますが、いつの頃からか「番組とは、キャンプファイヤーのようなものだ」と、思うようになりました。
みんなが、同じ炎を見つめているうちに、心がひとつにまとまっていく・・・そこから明日への活力が湧いてくる!
おひとりでも多くの方に、同じ炎を見つめていただければ幸いです。
ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
2018年6月1日 斎藤茂
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