オーガニックアートフェス2023in小諸レポート
vol. 34 2023-09-13 0
9/9 オーガニックアートフェス2023in小諸
お天気の心配もありましたが、蓋を開けてみたら晴天。とても暖かい、いや暑い一日となりました!吹き抜ける秋風が心地よく、ステージに飾られた装飾がヒラヒラと風になびいて美しい景色でした。
会場、ステージの装飾はりんご家SUKEGAWAの鮏川理恵ちゃんがデザインしてくれました〜
ありがとう〜
さて準備には朝8時に、実行委員会、ボランティアスタッフ、出店者さんが集まり、お客様用日除のタープ、ステージの装飾やステージタープ張り、実行委員ブース、控え室、ボード張りなどなど。皆様にお手伝いいただきながら、着々と準備が進みます。
ちなみにPAさんは朝7時入り。
早々セットされた音響はその後、入念なサウンドチェックをしていただきました。
9時を過ぎるとステラフォレストメンバーが集まり、そこからはリハスタートです。音のバランスとりながら、テーマソング念入りにサウンドチェック。
テーマソングをステージで一緒に歌うリターンの方ともリハーサルをし、あっという間に10時を迎えます。
オープニングは実行委員会3名でご挨拶
そこからテーマソングの披露となりました。
写真からも伝わるかと思いますが、もうオープニングからpeacefulで温かい空気感に会場一帯が包まれてます。出店者さんもご来場の皆様も、一緒に創るフェスという意識を持っていらしてくださっているのが感じられて、初めから泣きそうになりました。
ステージの空き時間には出店者さんの紹介へマイクを持って周りました。
11時からは1時間、オーガニックを暮らしに取り入れ、無農薬でお野菜を育てながら、山のガイドをされている、井上基さんをお呼びし、アサマフィールドネットワーク代表堀江博幸(夫)とわたし3人でのトークショー。
まずは3人それぞれの農に携わりながらの暮らしを語ります。
そもそもオーガニックとは?
なんて話題にも。
語源を調べると、有機的なと出てきます。では有機とは?有機的であるということはいのちがあるといるということ。形容詞であるオーガニックという言葉が一人歩きしているけれど、今日は皆さんそれぞれの思うオーガニックを表現してみよう!という話題になります。
トークする3人プラス来場者様にもお聞きしながら、みんなそれぞれが思うオーガニックを話して頂きました。
自分が感じること、目の前のことや次世代のことを考え、また大地とつながるということなどを、大切にするだったり
有機的なつながりを大切にする
そんな共通するワードがあり、こちらも会場と一体となり、つながりのあるトークで広がっていきます。レポでは書ききれませんが、生の会話から産み出されたオーガニックなトーク。これをステージ上でお届けすることは、とても大切だと実感しました。さらに後半。食から未来を考えるシェフの石井まなみさんから、オーガニックアートフェスへ向けて、本当に素敵なメッセージを届けて頂きました。
とってもまっすぐに、食、いのちと向き合う若き女性シェフのあるがままから生まれた言葉たちがまるで映画のワンシーンのように入ってきます。
こちらは後日、改めてHPなどでご紹介していきたいと思っていますので、お楽しみにしていてくださいね!
1時間のトークもあっという間。
お昼はステージ少し休憩頂き、またマルシェのご紹介など周ります。
大人も子どもも楽しそうです!
マルシェ出店者さんは、オーガニックアートフェスの趣旨に賛同してくださった出店者さん。
丁寧に作られた優しいごはん、お野菜や果物、作品、商品たちばかりが並びます。
皆様のこだわりや思いなど、当日もご紹介いただいたり、前もってご紹介の文章を書いていただいたりしていたので、みなさん一緒にフェスを盛り上げてくださる気持ちが伝わってきました。
これは本当に嬉しいことでした。
そしてステージ上では
13時から15時まで音楽ステージ。
まずはステラフォレストで40分。
始まりは二胡の今井美樹さんのソロ
そこからギターとチェロも加わり、最後に歌が入っていきました!
終わりの曲はテーマソングのハーモニーライフ。
この曲は、干川博くんが曲を作り、わたしがその曲に詩をつけて、レコーディングをした音源に、蒼井大地さんのピアノとチェロのアレンジが加わり、そのデータが二胡の今井美樹さんへ渡り、二胡のアレンジを加えていただく!というスタイルで完成し、この曲を通して4人のグループが結成されました。演奏家の皆様は地域に根ざして音楽活動をされてますが、とても一人一人の表現技術の高い演奏家で、アレンジも素晴らしくて、ここちよい音となりました。
皆様ありがとうございました。
それからステージはバトンタッチ。
オギタカ&剛&ポールさんのステージです。
オギタカさんには今回PAもお願いしたので、まるまる一日ステージをお世話になっていました。オギタカさんは小諸のミュージシャンとして幅広く活躍されてます。
オギタカさんのバンド楽しみにしていました。
いやー!かっこよかったです!ノリノリで踊りたくなる曲ばかり。ステラフォレストではアコースティックな落ち着いた曲多めだったので、このメリハリめちゃくちゃ良かったです!お客様もノリノリでした!!
たくさんたくさんステージ盛り上げ温めてくださった
オギタカさん、剛さん、ポールさんに本当に感謝です!
素敵なステージをありがとうございました。
さらにステージはアマナさんにバトンタッチ
お二人の音楽はソウルフルでファンキーで、peacefulなんです。
まさに暮らしそのものがソウルフルでオーガニックでpeacefulで、その暮らしから生まれた音楽をご夫妻で表現されるって、なんて素敵なんでしょうー
愛に溢れた演奏で、またまたステージを温めて頂きました。
ありがとうございます。
少し時間押しながらも、盛り上がって繋がっていき、
次なるステージは
職人館の北沢正和さんをお迎えしてのトークショーです。
北沢さんは1992年に望月でそばと創作料理の店「職人館」を開館。地場食材と職人技を融合した農家レストランの草分け的存在であります。
今回のオーガニックアートフェスを開催したのは、暮らしに根付いたオーガニックなことをなりわいとしている方々の地域での横のつながりが強くなっていくことが一つの目的でして、まさに地域とつながり、地域の食を大切にした暮らしに根付いたなりわいを30年以上も前から営む、北沢さんは私たちにとって、先駆者として尊敬する存在です。
そんな北さんからのお話は予想を超えた深過ぎる内容でした。
こちらもその場で生まれた生のトークをレポートでお伝えするのは難しい部分がありますが。
シンプルに北さんのメッセージは一貫して、いかに自我を無くせるか?というようなこと。まずお料理には料理人の意図は出すな!食べる人が噛みながら味わい感じる余白を料理人が奪ってはいけない。というお話や、自分の身体が死んだ後、しっかり土に還る身体になっているかを考えるというお話頂いたのだが、それには本当に深く深く感動した。
まさに究極のオーガニックだと思う。
私たちは確実に死に向かって生きている。
生きているということは有機的であるということだけれども
自分という存在が、全てに溶けていくような感覚を感性を大切にする。またその感度を高めていく。そういったことを北さんは1時間のトークで、様々な視点、角度を変えて伝えてくださったとわたしは解釈していますが、その場で聞いた人はその人なりの落とし込みや解釈があったはず。それでも最後に北さんは、
この秋風に今の話は流して、全部忘れてください!と言う。
生のその時を感じるが全てが
オーガニックである、そのものだと感じました。
本当にありがたいトークをしていただいたなぁと感謝でいっぱいです。
北沢さんのトークショーの流れで、北さん作詞の曲を2曲披露。
心地よい秋風に吹かれながら
最後の最後は
みんなでテーマソングを歌いました!
こうして最後はまるで24時間テレビのエンディングかのような雰囲気で感動的な締めくくりになりました。
子どもたちもマイクを通して一緒に歌ってくれたのが
ずっと泣いてしまいそうだったのですが、なんとか堪えられました 笑笑
本当に素敵なエネルギーが流れていたと思います。
こうして第1回目のオーガニックアートフェスは
温かい空気感に満ちて誕生したのでした。
皆様本当にありがとうございます。
ここから地域で繋がって盛り上げて
楽しんで育んでいきましょう。
今後ともよろしくお願い致します。
愛と感謝を込めて。
実行委員会 天音とも より
最後にみんなで撮った写真がみんな最高にいい笑顔!