『ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~』ってどんな話しってお話し。
vol. 1 2016-07-11 0
On7『ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~』
スゴいタイトル!一体どんな話しなの?!モノローグ劇??男性は観ていいの??…等々不安やら疑問やら謎が多いかと思う今作品。
少ーしだけどんなお話しがあるのか紹介していきますね。
Hair / 毛:夫が語った浮気の理由は、何と「毛を剃ってくれないから」? そして二人は夫婦問題の専門家であるセラピストの元を訪れる。とある夫婦の「毛」から始まる、くだらないけど酷くつらい、離婚のストーリー。
The Flood / 大洪水:「お話できません。あそこの話だなんて、汚らわしい」。固く口を閉ざしていた七十三歳のとある老婆。その口からやがて溢れ出してきたのは、淡く切ない初恋と、不思議な洪水の夢の話だった。
Vagina Workshop / ヴァギナ・ワークショップ:これまでに数千人の女性たちが参加したという、女性の・女性による・女性器のためのワークショップ。そこを訪れた一人のキャリア・ウーマンは、女性器を通じて幼い頃のある思い出に辿り着く。
Because He Looked at it / 彼がまじまじ見るから:私のあそこが大嫌い! そう思っていた「私」は、とあるさえない男と何気なく一夜を共にする。しかし男には異常な趣味があり、そして「私」は……。
My Angry Vagina / おまんこ様はお怒りである:私たちは、怒っている! その怒りの声を、皆様に訴えたい! ─On7メンバーのアドリブと本音も交えてお届けする女たちの怒りの集会。
My Vagina is My Village / 私のヴァギナ、私のふるさと:その戦争では軍による作戦の一つとして、組織的なレイプが行われていた。六人の男による、七日間に渡るレイプ。しかし生還した彼女が最初に語り出したのは、何故か故郷の村の美しい風景についてだった……。
The Little Coochi Snorcher That Could / まけるな、ちっちゃなクーチ・スノーチャ:ママが怒鳴った! 「クーチ・スノーチャをかくんじゃない!」。私は困った。私はこの子と、どう付き合えっていけいいの? とあるちっちゃな女の子の、十数年に渡る戦いの物語。
The Vulva Club / ミホトの会:ぬいぐるみからテーブルにまで、何にでも名前をつけてしまうヘンテコな癖を持ったその女は、自分の性器に間違った名前をつけてしまった! 成長し、平穏な結婚生活を営んでいた彼女だったが、まさかのタイミングでまさかのトラブルが襲いかかる。
The Woman who Loved to Make Vaginas Happy / ヴァギナを喜ばせし女:「私の仕事は、女性のあそこを喜ばせること。目覚めさせること」。そう語る女は実は、元腕利きの弁護士だった。彼女が法曹界を去り、この仕事を選んだ理由とは?
I was there in the room / 私はそこにいました:モノローグのラストを締め括るのは、義理の妹の出産に立ち会ったとある女性の物語。彼女が目にした出産の神秘を、叙事詩のように語ります。
あぁスゴい。
こんなにも女性達の言葉が溢れている。
原作者のイヴさんは人種も年齢も国籍も違う200人以上の女性にインタビューをし、この作品を世の中に送り出しました。
やりながらも毎日想像するのですが、この作品の初日はどれだけ勇気が必要だったかと。約20年前…イヴさんが初演したアメリカも日本も、現在とはまるで違う社会の空気だろうと想像します。
男性・女性の社会においての立場も性に対しての考え方も。
けれど、私達は今を生きています。
今しか伝えられない、この作品の真実があると確信します。イヴさんに想いを馳せながらも…オンナナと谷さんだからこその『ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~』を最後まで粘って創って参ります。
そして、この作品は観客の皆さんの前でやることで本当の意味を持ちます。
どうぞ目撃しにいらしてください。
この1つ1つのモノローグ達。それは…
どこかの誰かの本当の話し。
それは、隣の誰かかもしれない。それは、友人の話し?自分も気付いていない自分の話し?昔付き合った彼女の話し?今の彼女の話し?そして、母の話し?祖母の話?地球の反対側に生きてるあのヒトの話?
このモノローグ達は、どこかで必ず存在する女性達の本当の言葉。真実を持ってユーモアを持ってお届けします。
全ての方に御観劇頂きたいです
心よりお待ちしております
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