「バベルの学校」上映会報告。
vol. 43 2019-04-18 0
4月13、14日と2日間に渡って、にじにて上映した
「バベルの学校」が無事に終わりました。ありがとうございました!
1日目の上映前、子供たちが騒ぎ始めたので何事かと思ったら!!
息を飲むような夕焼けが空いっぱいに広がっていました。
そんな1日目はなんと満員御礼!
20名様もの方々が来てくださいました。
2日目はこじんまりと4名のお客様。しかし、上映後の座談会では2名の方が残ってくださり、上映後およそ2時間近く、座談会が続きました!
このバベルの学校は、本当に色々なテーマをすくって観れる作品で、1日目の座談会、2日目の座談会、と、お話ししてくださる方により、多種多様な感想やご意見を聞くことができました。
私は試写を含め、4回見ることができたんですが、見るたびにいろんな発見や気づきがあって、本当に面白かったです。でも4回見ても、最後のシーンでは泣いてしまいました。
今日ここでは、紙のアンケートに記入していただいた感想をシェアさせていただきます。(掲載許可をいただいたもののみ)
・人種、宗教、言語が違う人がいっしょにまなぶということは大変なことで、日本に暮らす私には全くそ想像できなくてこの映画を見て、驚くことや新しい発見がありました。この映画は小学生には難しいと思いますが、特に日本で暮らす子供達にも見てもらいたい内容だと思いました。中学生の子たちが宗教について語り合うこと、ユダヤの人たちに対する差別など、驚きでした。(30代)
・様々な背景を持つ子供達が1つの教室で学ぶことの大変さは計りしれませんが、最後に心を通わせ合っている姿を見て、とても感動しました。(20代)
・多様性のあるクラスでの学びが、子供達を成長させている様子がよくわかりました。ここでこそ学べることがたくさんあるのだと思います。各人が必死に生きているから、あれだけ熱く、気持ちを語ったり、人とぶつかったりしているのだと思う。今の自分にそれだけ熱くなれるものがあるか?と考えてしまった。(30代)
・”違うが前提”って素晴らしいなと思いました。ぶつかり合いもするけど、、しながら、、時を重ねていく中で受け入れ合って、認め合っていける。そんな姿を見せてもらえました。いろいろあるけど。一人一人が一生懸命生きているなーと思いました。(50代)
・国籍や価値観が違う生徒。そしてその生徒たちを教える先生、お互いに学び合う姿に本当の教育の姿があったと思います。(40代)
・いろんな国の中学生を中学生の娘と家族みんなで観れたことがとても意味のある時間となりました。日本の学校もこれだけ率直な話を、先生と生徒、お互い熱心に語り合え、そして何より子供自身が自分の主張をしっかり持っている、そんな日本になってほしいなと思いました。とてもいい映画でした。企画してくださり感謝です。ありがとうございました!(40代)
・いろんな国の人たちが集まって生活していて、私もたくさんの人がいて、楽しく暮らせないと思うから、すごいと思いました。(10代)
・子供達の成長が印象的でした。(30代)
・学校に勤め始めたので観にきました。いろんな子が通う学校を知りたくて。(40代)
・自分がいかに狭い中で生きているのか知らないことがたくさんあることはわかっていたけれど、子供達がいろいろな環境の中で生きて成長していく姿、真剣に向き合う先生の姿に感激しました。いろいろなことを考えました。いろいろなことを知る機会ができ、自分の世界も広げていきたいと思いました。(50代)
バベルの学校は明日、明後日も上映します!
場所は風屋さんで19日、20日、1回づつの上映です!
今回、来れなかった方、やっぱり見て観たい!という方、ぜひ、来週の金曜、土曜で観にきてください♪
4月19日(金) 19:00〜
4月20日(土) 9:30〜
会場: 風屋 (高山市石浦町7-466)駐車場あります。
定員: 各回20名 満席の場合、当日券はありません。
入場料: 一般前売1500円、当日1800円
高中小学生 前売・当日500円 未就学児無料
チケット取り扱い: 風屋、にじ
ご予約、お問い合わせ:
つきいちシネマ tsuki1cinema@gmail.com / 090-4466-5363(すぎうら)
にじ
nijicinema@gmail.com / 080-3019-9201(たいら)
あらすじ:
24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。
監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
編集:ジョジアンヌ・ザルドーヤ
オリジナル音楽:オリヴィエ・ダヴィオー
サウンド:ステファン・ブエ、ベンジャミン・ボベー
ミキサー:オリヴィエ・グエナー
制作:Les Films du Poisson、Sampek Productions
共同制作:ARTE France Cinema
配給:ユナイテッドピープル
原題: La Cour de Babel