宇川直宏氏より激励メッセージをいただきました!
vol. 4 2022-10-27 0
あまり知られていないかもしれないが、我が SUPER DOMMUNEは、障がい者手帳の提示によってエントランスがフリーになる(https://www.timeout.jp/tokyo/ja/things-to-do/barrier-free-place-for-dates)。そう、2019年11月、渋谷PARCOのリニューアルオープンによって、恵比寿のアンダーグラウンドな小箱からPARCO9Fへとスタジオを移転した。その際には、再開発のランドマークの一つである高層施設にスタジオを構えることが、さもジェントリフィケーションに乗っかったかのように表層だけで印象批評されたりもした。いやいやいやいやw ちゃんとコンテンツを見てみろよ!!!!!!! 迎合の欠片もないだろ!!!!!!??? 故に我々は誤想されないように"地上9Fのアンダーグラウンド"を名乗ることにした!!!!!!! しかしもっと重要だったのは渋谷PARCOが完全にバリアフリーだったことだ。そうDOMMUNEスタジオへのアクセスには、福祉仕様搭載エレベーターがあるし、ユニバーサルトイレもある。通路も広い。その機能を最大限生かし、障がい者の方々にディープなカルチャーやサウンドシステムを体感してもらう為に手帳の提示によって入場を無料にしている。そのことによって車椅子のお客さんや、白杖をついて訪れる全盲のお客さんも来場され、ファンクションワンのスーパーローBASSで一緒に体を揺らして下さっている。これぞ我々なりのオルタナティヴダイバーシティーの実践である。
そして今回、友人のかとうみほさんが、神田に「POLARIS」=という新たなオール・ハンディキャップフリーのライヴハウスをプロデュースするという!!!!!!!!!!! かとうさんは我々が東日本大震災の直後に大友良英さんと立ち上げたDOMMUNE FUKUSIMA!のプロジェクトもサポートして下さった恩人である。その後、彼女は障がい者の介護のお仕事と平行で、アンダーグラウンドのイベントオーガナイズを身をもって世に解放し続けてきた。そしてこの度、ついにこの2つのライフワークに"にじのほし”がかかるという...これは全力で応援する以外ないだろう!!!!!!!
バリアフリー新法によって、公共機関のユニバーサルデザインは法的に義務化されている。しかし民間においては未だ努力義務に留まっている。そんな中、かとうさんの取り組みは大変重要で、オルタナティヴダイバーシティーを提唱するDOMMUNEとしては大きなシンパシーを感じている!!!!!!! 障がいのある人々を特別視せずにサポートし、全ての人々にアンダーグラウンドを解放する!!!!!!!! 「POLARIS」は同志であり兄弟であり姉妹であり親子である。もちろんどっちが兄でも弟でも姉でも妹でも親でも子でもいい。障がいも健常もボーダーは曖昧だ。「世界は一家、人類は皆兄弟」と唱えたのは、戦前大物右翼であり日本船舶振興会会長の笹川良一であるとされているがw、本当はこれは孔子の言葉である。
「POLARIS」はあらゆるマイノリティの自転をサポートし、オルタナティヴな天体運動へと昇華する!!!!! そう、「宇宙は一家、生命は皆兄弟(姉妹)」なのだ!!!!!!!! 「POLARIS」のプロジェクトに何卒、愛あるご賛同を~!!!!!!!!
宇川直宏(”現在"美術家、DOMMUNE)