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コミュニティカフェ 「ニュー喫茶 幻」をクラウドファンディングで実現!
ニュータウンの少子高齢化・空き家の増加が全国的な問題になっています。住宅ばかりで店舗がない、均質なニュータウンで多様性の開花を目的としたサイケデリックなコミュニティカフェ「ニュー喫茶 幻」を作るアートプロジェクトです!
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1986年愛知県生まれ、埼玉県在住の現代美術作家です。 高度経済成長期と自身の関わりをテーマにした作品を作っています。 2008年名古屋芸術大学卒業、2018年東京藝術大学大学院修了。 現在は株式会社RFAのスタッフとして埼玉県の鳩山町コミュニティ・マルシェの運営を行なっています。 主なグループ展にあいちトリエンナーレ2013、六甲ミーツアート2016、 中之条ビエンナーレ2015・2017など。
ニュータウンの少子高齢化・空き家の増加が全国的な問題になっています。住宅ばかりで店舗がない、均質なニュータウンで多様性の開花を目的としたサイケデリックなコミュニティカフェ「ニュー喫茶 幻」を作るアートプロジェクトです!
photo=yuba hayashi
初めまして。菅沼朋香です。
私は 愛知県豊田市のニュータウン出身の現代美術家です。
私が生まれ育ったニュータウンは、駅から遠く、住宅ばかりでお店がほとんどない新興住宅街でした。
同年代のサラリーマンの家庭ばかりが住んでいたので、子どもの将来は大企業のサラリーマンに就職できたらいいな、という価値観が自然と出来上がっている地域でした。
幼い頃は近所の友達とよく遊んでいましたが、成長するにつれて学校の成績や親の出世などが筒抜けに比較されてしまう暮らしに生きづらさを感じて、就職とともにに家を出ました。
それからはずっと、 ニュータウンとは対照的な街中の古い商店街のアパートに住んでいました。
左|6歳の頃、自宅の前にて
右|25歳の頃、名古屋市円頓寺商店街のアパート前にて(photo=saori ohata)
私の作品のテーマは 「高度経済成長期」です。
私は物心ついてからずっと、不景気な時代しか経験したことがありません。
小学1年生の時にバブルが崩壊し、就職した年にリーマンショックが起きました。
新卒で広告代理店の営業職に就職しましたが、毎日数字を追いかけて馬車馬のように働いても一向に景気の良くならない現代社会に疲れ果ててしまいました。
△新卒で就職した広告代理店でのサラリーマン時代(photo=saori ohata)
そんなある日、古い喫茶店に立ち寄ったことが 高度経済成長期に目覚めるきっかけになりました。
時が止まったかのようにゆったりと時間が流れる空間、老若男女のとりとめのない世間話、アールがかった棚やカウンター、ベルベットのソファー、カラフルでポップなデザインの照明やゴージャスなシャンデリア…。
効率化とは程遠い、豊かな空間に胸がときめきました。そのような喫茶店の多くは昭和の高度経済成長期に作られたものでした。△2012年に制作した小冊子「今年は昭和87年」より
そして、自分が生まれるより前の 「今日より明日がもっと良くなると誰もが信じていた時代」に憧れるようになったのです。
そんな 幻のような時代を独自の解釈で作品化しようと、これまで屋台や喫茶店をモチーフにした作品を制作してきました。
△「まぼろし屋台」の記録(予告編)
△「まぼろし喫茶」あいちトリエンナーレ2013
そんな私が、ふとしたきっかけで 埼玉県のニュータウンに移住することになりました。それは、進学した東京藝術大学大学院の修了制作展でのことでした。
修了制作展では、 「ニューロマン」というタイトルで高度経済成長期と自分の関係をテーマに人生の再現ドラマを展示していました。
△「ニューロマン」展示風景
修了制作で発表したのは 「ニューロマン 第一章 都会編」。誕生から「まぼろし屋台」を作るまでをドラマにしました。
△「ニューロマン 都会編」ポスター
△「ニューロマン 都会編」ドラマ
そして、 未だ見ぬ未来の予告ポスターとして「第二章 国際編」「第三章 移住編」も展示しました。
△未来のポスター
この 「第三章 移住編」のポスターを偶然、建築家で東京藝術大学建築科准教授の藤村龍至さんが見て、埼玉県の鳩山ニュータウンへの移住を勧められたのです!
△「ニューロマン 移住編」ポスター
藤村さんは埼玉県所沢市のニュータウン出身で、埼玉県を中心とした ニュータウンの高齢化問題の研究に取り組んでいます。
日本の高齢化率は世界一で、2025年にピークを迎えるとされていますが、 特に埼玉県は2015年から2025年の10年間で高齢者の人口増加率が全国No.1になると推計されています。
出典:平成28年度彩の国さいたま広域連合政策課題共同研究研究報告書
高度経済成長期に東京都のベットタウンとして開発されたニュータウンの住民が一斉に高齢者になり、局地的な超高齢化を引き起こしているのです。
鳩山ニュータウンは 埼玉県の中部に位置する、比企郡鳩山町にあります。
出典:平成28年度彩の国さいたま広域連合政策課題共同研究研究報告書
最寄りの鉄道駅はなく、東京へのアクセスはバスと電車を乗り継いで池袋まで1時間半ほど。。現在では埼玉県一の高齢化率(45.3%)となってしまっています!
こちらが町の中心部の様子です。西友とファミリーマートが一件だけ。
約3000戸の一戸建てが立ち並び、 空き家が111件も確認されています。
鳩山町では 空き家対策として地方創生加速化交付金を活用してニュータウン内に移住推進と企業支援を目的とした拠点を整備しようとしているところでした。
それが、 鳩山町コミュニティ・マルシェです。
藤村さんは私に、 鳩山町コミュニティ・マルシェで働きながら「第三章 移住編」へのステップアップをしてみてはと提案されました。
また、 ニュータウン自体が高度成長期に作られたものなので、自身のルーツとして作品化すると良いのではとアドバイスをいただきました。
ニュータウンに違和感を感じて家を出たのに、なぜ再びニュータウンに移住しなければならないのか・・・。・゚((T◇T゚)゚・。
移住を決意するまで相当な葛藤がありましたが、 大きな課題に真剣に取り組む藤村さんと協働したいという気持ちと、自身のルーツであり高度経済成長期に生まれたニュータウンと向き合い作品化してみたいという思いで昨年3月に鳩山ニュータウンへ移住しました。
こうして始まったのが 「ニューロマン ニュータウン編」です!
△「ニューロマン ニュータウン編」ポスター
こちらが、引っ越し先のお家です。
空き家になっていた一軒家を賃貸で借りました。
とても良い大家さんに恵まれ、無事に引っ越しを終えることができました。
大人になって再度ニュータウンに住んでみると、子どもの頃に感じていたような生きづらさはなく、ゆったりとした時間が流れていました。
また、コミュニティ・マルシェの仕事を通じて鳩山町や近隣地域にお住まいで魅力的な活動を行なっている方と沢山知り合えたことにより、ニュータウン=均質というイメージが少しずつ変化していきました。
さて、自分はこれからニュータウンでどんな作品を作って行こうか。
そう考えた時に、再びニュータウンに住むことになり、ニュータウンの現状と向き合うことによって自分なりの考えにたどり着きます。
それは、 ニュータウンが自立して賑わいのある街になるためには、単なる都会のベッドタウンではなく、街の中に様々な事業や活動を行なっている人達が必要なのではないか、ということです。
家ばかりの均質な街並みの中で多様性を開花させる活動が必要だと感じました。
そして、多様な活動を行う人が集まるようなインパクトのある面白い場所があったらいいなと思いました。
そこで思いついたのが 「ニュー喫茶 幻」プロジェクトです!
自宅の一室を改装し、スナック風喫茶店「ニュー喫茶 幻」を完成させます。ここをコミュニティカフェとして運用することで、これまでのニュータウンではありえなかったコミュニケーションの場を創出します。ニュータウンに住んでいる人や「ニュー喫茶 幻」に来る人の才能を発見し、ニュータウン内に多様な事業を生み出すハブとなります。
この場所から広がっていく多様性そのものが作品となっています!
こちらは、改装前の自宅の一室です。
最初に描いた「ニュー喫茶 幻」のイメージはこんな感じです。
スナックのようなカウンターがあり、壁全体にサイケデリックなペイントがあります。
△作品のイメージ
△壁のペイントのイメージ
壁は自分でペイントして
カウンターと棚は 藤村さんの建築設計事務所 RFAで設計してもらいました。
レーザーカッターで切り出した木材を
RFAのスタッフとオープンデスクの学生さんとでセルフビルドで組み立てました。
こうして「ニュー喫茶 幻」のカウンターができました!
後は、水回りの工事を残すのみ!
ですが、ここで1つ大きな問題があります。
保健所の営業許可取得です。
鳩山ニュータウンは閑静な住宅街を守るために 第1種低層住宅地域に指定されているので、住居以外の用途を厳しく制限されています。
例えば飲食店を開業したい場合には
・自宅兼店舗であること
・住居と店舗の入り口が完全に別になっていること
・自宅のキッチンとお店のキッチンが別になっていること
これらの条件を全てクリアしていなければなりません。
考えただけでも高額なリフォームが必要となってしまいます・・・
そこで、「ニュー喫茶 幻」プロジェクトでは、 コストを最小限に抑えた設計で飲食店営業許可取得を実現したいと考えています。
今回のクラウドファンディングで支援していただいた資金は、 営業許可取得のための水道工事費用に当てさせていただきます。
そして、 第1種低層住宅地域で飲食店を開業するモデルケースを作り、新しいコミュニティ作りにチャレンジしたいと思います!
飲食店営業許可を取得のための工事を行い、8月中のオープンを目指します。
自宅兼店舗であること、席数が限られていることを考慮して、まずは お知り合いの方(とそのご紹介の方)とクラウドファンディングで支援してくださった方を対象として週一日程度(日時はご予約優先)の営業からはじめたいと考えています。
そして、その他にもこんな運営をしたいと思っています!
1、自分でお店をやってみたい方へのスペース貸し出し
一日店長など、 お店をやってみたい方にカウンターを貸し出します。
また、 実際に自宅を改装して店舗にしてみたいという方の相談を随時承ります。
2、クリエイターや外部の人が集まる場所作り
近隣や県外のクリエイターの方から、ニュー喫茶幻で何かやってみたいというお声をいただいています。今まで鳩山ニュータウンと関わりのなかった方にもぜひお越しいただきたいと思っています。
3、高齢男性が集まれるイベントを企画
鳩山ニュータウンには、 一人暮らしで外出機会が減ってしまっている高齢の男性が多くいます。そんな方々が歩いてこれるような、バーイベントを開催したいと思っています。
・排水、給水、給湯配管、手洗い器×2個、二層シンク 500,000円
・リターンにかかる費用(送料+制作費) 106,500円
・クラウドファンディングにかかる手数料(手数料+税金) 73,500円
それを超えて、達成率が110%までいった場合は看板制作の費用に使わせていただきます!
さらに、130%まで行くようなことがあったら・・・
道路沿いの窓をすりガラスから透明のFIX窓に変えて、周囲からの見通しをよくしたいと思います。
■「ニュー喫茶幻」サイン入りポストカード
「ニュー喫茶」幻のオリジナルポストカードにサインを入れてお送りします。
■「ニュータウン」カセット
「ニューロマン ニュータウン編」のテーマソング「ニュータウン」(菅沼朋香作詞作曲)を収録したカセットです。※返礼時にMP3データのダウンロードURLも併せてお送り致します。
■「ニュー喫茶 幻」グラス(限定30個)
「ニュー喫茶 幻」の金色のロゴが入ったオリジナルグラスです。
■「味園EXPO」トートバッグ(限定 ロイヤルブルー10個/ブラック6個)
菅沼朋香デザイン。音楽イベント「味園EXPO」のオフィシャルトートバッグです。
■「六甲山は泣いている」ソノシート付きブックレット
六甲ミーツアート芸術散歩2016出品作品「六甲山は泣いている」のソノシート付きブックレットです。作品映像は こちらからご覧いただけます。※返礼時にMP3データのダウンロードURLも併せてお送り致します。
■小冊子3冊+ポストカード2枚
「バックトゥーザ昭和」(2011年)、「今年は昭和87年」(2012年)、「ボロかわいい昭和」(2014年)の3冊の小冊子と「ギター流してこんにちは2016」「ギター流してこんにちは2017」(中之条ビエンナーレ2017)のポストカード2枚のセットです。
■ご来店時にボトルキープ
ニュー喫茶幻にご来店頂いた際に、ボトルを1本入れさせていただきます。
■ドリンクチケット10枚
ソフトドリンク&アルコールどちらでも使えるドリンクチケット10枚です。
※【2018.06.05更新】「ご来店時にボトルキープ」のリターンに選べる内容を追加しました!「ご来店時にボトルキープ」「ドリンクチケット10枚」「1日スペース貸出」の中から、いずれかをお選びいただけます。
■「ニュー喫茶 幻」1日スペース貸出
1日店長、イベント利用、撮影など「ニュー喫茶 幻」を1日スペース貸出します。
※【2018.06.05更新】「ご来店時にボトルキープ」のリターンに選べる内容を追加しました!「ご来店時にボトルキープ」「ドリンクチケット10枚」「1日スペース貸出」の中から、いずれかをお選びいただけます。
■ニュー喫茶幻貸切(6席)+鳩山ニュータウンツアー
ニュー喫茶幻の貸切(6席)ウェルカムドリンク付きと鳩山ニュータウンを歩いて巡るツアーのセットです。ニュータウンの街並みをご案内いたします。 ※現地までの交通費は含まれません
■あなたの町のご当地ソング作ります
「ニュータウン」や「六甲山は泣いている」のようなご当地ソングを制作します。
このプロジェクトは、目標額に満たなかった場合でもすべてのリターンが実施されます。
目標額に満たなかった場合には「ニュー喫茶 幻」で定期的に自主イベントを開催して募金を募り、年内オープンを目指します。
ご来店時のサービスのリターンにご支援頂いた方には少しお待たせしてしまうこともあるかもしれませんが、必ず実現いたしますので見守っていて頂けますと幸いです。
ニュータウンに移住してちょうど1年が経ちました。
はじめは「ニュー喫茶 幻」でどんな運営をしたいのか漠然としていましたが、鳩山町コミュニティ・マルシェやまちづくり関係で出会った方、「ニュー喫茶 幻」の内覧会に来てくださった方など、いろいろな人に出会うことで、やってみたいことが具体的になってきました。
△2017年11月に開催した内覧会の様子。ご近所や遠方から、入れ替わり立ち代わり38名もの方がきてくださいました。
この1年で面白い人にたくさん出会い、まだまだこれからたくさんの出会いがあると思います。
そしてその中に「ニュー喫茶 幻」という場所があったら、もっと面白いことが起きるのではないかと思っています。そのために、このプロジェクトを実現していきたいと思っています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
何卒ご支援の程、よろしくお願いいたします!!
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