朝日新聞社によるアップリンク浅井代表に関する報道について
vol. 48 2021-12-01 0
平素より大変お世話になっております。
先日22日、朝日新聞社よりアップリンク浅井代表に関する報道がありました。当該記事におけるミニシアター・エイド基金に関する内容について間違いはありません。その上で、そこに至る経緯を報告させていただきます。
前段として、ミニシアター・エイド基金からは今年4月30日にアップリンクに対し以下の質問状を送付しました。これらの質問は、多額の支援金を多くのコレクターから受け取りアップリンクに分配した関係団体の立場として、またお問い合わせのあった複数のコレクターの意見を代表する形でお送りしました。
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和解後になされたハラスメント対策の進捗について
被害者の会との和解協議の合意時に取り交わされ御社より発表された以下の対策について、順調に履行されているのかどうか、和解後にアップリンクが十分に安全な場所となり得ているのか、可能な範囲でお教え願います。(以下はアップリンク発表より引用)
●外部の専門家による相談体制:ハラスメントを相談できる体制として、弁護士をなど専門家が参加する外部窓口を設けます。
●通報制度・窓口の設置:アップリンクの社内には、すべての従業員が相談できる窓口として、「ハラスメントフリー委員会」を設けました。
●第三者委員会の設置:元従業員の方々からの提案により定められた第三者委員会を設置し、社外の方々の視点も取り入れ、ハラスメントフリーに向けた体制を作ります。
●社内体制の改革・スタッフとの定期的な協議:企業としての組織体制を見直し、これまで曖昧だった配給宣伝、映画興行、映画関連事業など各部署の事業範囲を明確にし、そこに責任者として部長を任命し、トップダウンではなく各事業部署ごとに運営し、円滑に業務を遂行するマネージメント体制を作っていきます。
●取締役会の設置:既に社外取締役を招く準備を進めており、複数の役員で会社の経営を行なっていきます。
●アンガーマネージメントについてのセミナー、カウンセリングへの参加:代表の私は既にアンガーマネージメントのセミナーに参加しましたが、この後、ハラスメント防止に関する研修も受けてまいります。こちらは、上司となる立場のスタッフにもハラスメント防止に関する研修を受けてもらいます。また従業員全員にハラスメントとは何かという研修を行います。
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この質問状に対する回答は担当者が変わるなどして、今もまだ為されていない状態です。この回答を待ちながら、各担当者とやりとりを重ねる間に、既報の通り浅井代表から牽制とも捉えられる行為が為されました。当基金事務局としてはそのことを、大変遺憾に思っています。浅井代表にはアップリンクを支援した多数の映画ファンに十分に思いを致した上での、真摯な内省を求めます。
回答について、現在アップリンク社内で準備が進んでいると伺っています。
今回の一件を受けて、改めて再発防止と環境改善のためにも誠実な回答を求めます。
ミニシアター・エイド基金運営事務局
(大高健志・岡本英之・高田聡・濱口竜介・深田晃司)