イベントを終えて
vol. 12 2020-01-17 0
こんにちは。Magadipita7号編集長の藤内です。
先週の土日二日間、フリーマガジンMagadipita主催のイベント「カケル空間〜選ぶを感じる〜」が無事終了いたしました。
中目黒という立地のおかげもあり、目黒川沿いを散歩する方々の「ふらっと」来場も多く、2日間で総勢250名の方々にお越し頂きました。
クラウドファンディングをはじめ、多くの方のご協力と応援あったからこそ、今回のイベントを開催することができました。ご支援ありがとうございました!
7号制作後、「選択」をテーマに私たちが7号で伝えたかったことをMagadipitaらしく空間で伝えてみたい、という想いからこのイベントの開催に至りました。
人はときに無意識になにかを選択しています。
それぞれの「選択」について考えてもらうにはまず、「選ぶ」ことを意識する瞬間が必要なのかもしれない。
「感覚」にアプローチすることで、「選ぶ」ことを意識する瞬間を作りたいと考えました。
こうして「選ぶを感じる」をイベントのテーマとし、見るだけでなく、触って聞いて手を動かして楽しめる体験型のコンテンツと7号をわかりやすく伝える展示をお届けしました。
「選ぶを感じる」
・電話の展示 〜伝え方の歴史を振り返る〜
糸電話、ガラケー、スマホ。
3つの電話を用意し、来場者に手にとってもらいながら、それぞれの電話でどのようなコミュニケーションが可能か考えてもらいました。
時代が流れていくに連れて技術はますます発展していきます。
一度立ち止まって、その影響について考えてみる。そんな空間を作りました。
・交通手段の展示 〜通り道を「音」で感じる〜
誰もが耳にする日常に潜む音たちに焦点を当てたこの企画。
渋谷駅からイベント会場までの道のりを音にしてみました。
用意した音は、タクシー、電車、歩きの3種類。
地図上には音の源たちの景色を展示しました。
感性を研ぎ澄ますと、新たな一面が見えてきます。
道の選び方ひとつとっても、早さ、安さ、楽さだけじゃない自分なりの選び方ができたら。
いつもの帰り道にも心踊る瞬間があるかもしれません。
・音楽の展示 〜お気に入りの数字から音楽に出会う〜
音楽や映画アプリで自分の「好き」が自動的に表示される今。
「好き」に包まれた環境から飛び出して新たな出会いや発見をしてほしい。そんな想いから、直感で数字をえらび、Magadipita編集員のオススメの曲に出会える体験を作りました。
この企画が、みなさまの新たな「好き」の発見の手助けになりますように。
・色の展示 〜「好き」の理由を考える〜
初めは真っ白だったキャンバスも、二日目の最後にはたくさんの色、そしてたくさんの想いでいっぱいになりました。
多様な選択が尊重されている今の時代。
「自分とは違う選択をした」と言う結果ではなく、「なんでその選択をしたのか」と言う理由に想いを馳せてみる。
そうすれば、たとえ選んだことは違っても、その人の選択を近くに感じれられるはず。
「選ぶを考える」
Magadipita7号は私たちMagadipitaからのメッセージ。
「選ぶ」について考えるヒントになりますように。
そう考え、イベントでは改めて7号の企画を空間の中に展示しました。
また、7号のベースとなっている物語は、「10年後の自分に手紙を送る」ところからはじまり、「10年前の自分からの手紙で、なにを大切にしているかと問われ、大切なものは変わらないことに気づく」ところで終わります。
たまたま通りかかった方にとっても、このイベントが"大切にしていた選び方に気づく"きっかけになってほしいという思いから、選ぶを表す(表現する)場所として1年後の自分に手紙を出せるブースをご用意しました。
「最後に」
時代の変化の中で、選択はますます難しく複雑に。
でもその選択の積み重ねが私たちを、社会を、未来を作り上げていく。
だから時には立ち止まって、「選択」を見つめ直してほしい。
何かを選ぶ時に想像力を働かせることで、他の人を思いやることができるかもしれない。
いつもとは違う視点で選んだり、自分とは異なる選択肢を理解しようとしたりすることが、今ある問題を解決する一歩になるかもしれない。
目の前の選択に向き合うことが、より良い時代を作っていくから。
私たちMagadipitaはそう信じています。
「選ばれたものを与えられることが多い日常生活の中で、「好き」を選ぶことがとても新鮮でした!」
「日々の生活をリフレクトできた時間になりました」
「「選択」っていう重たく考えてしまいがちなことを、やわらかく、でも深く、違う視点で見つめ直すことができて、いい体験になった」
来場していただいた方々には「選ぶ」について自分の身近なところとリンクさせて考えてくださった方が多く、
Magadipitaのコンセプトの一つである「日常生活を切り口に伝える」ことができたと思っています。
繰り返しになりますが、本イベントは、皆様のご支援が大きな支えとなりメンバーの想いとエネルギーとが表現によって昇華され、
そしてたくさんの方々が来てくださったからこそ形になりました。
みなさんと「選ぶを感じる空間」を創るインタラクティブなイベントがMagadipitaメンバーにとっても、かけがえのない経験となりました。
これからも、MagadipitaはみなさんにSerendipityをお届けし続けます。
応援よろしくお願いします!
次号もお楽しみに。
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