インタビュー その2 森岡直之(チャリ改造担当)
vol. 17 2015-11-29 0
第2回は、出演も多少あるものの、主に劇中で大活躍する改造チャリを担当した森岡直之さんです。
監督のハヤト丸とは昔からの仲で、アクション練習にも一時ずっと参加していたという人ですが本業はバイク屋さん。
チャリ改造はお手の物です。
そして今作品最高にして最速のマシン(と言われている)、インターナショナルセプターの改造も担当。
現場ではシーンごとに数限られたチャリを改造し、撮影に間に合わせるという大忙し。
そんな合間を縫って、オフロードバイク経験も豊富なため、チャリシーンにも出演。
実は息子さんも村人役で出演しております。
そんな森岡さんの撮影裏話を含んだインタビューをどうぞ!
■自己紹介お願いします。
「 車輌製作を担当しました。横浜でバイク屋をやっている森岡です。」
■プロジェクト参加をきめたきっかけは?
「 川崎で肉食の集いがありまして、腹一杯肉を食べて幸福感絶頂の時に話をいただき、酔いと満腹で判断力がおかしいまま『ナイトライダー』と叫んでしまい、参加の運びとなりました。」
■現場ではどのような具体的に作業を?
「 主人公の愛車『インターナショナルセプター』及び、メインキャラ達の駆るバイク数台の製作を担当しました。あとはエキストラ的に悪軍団の一員として出演もしまして、セリフ?もいただきました。その他、最重要任務として『女優陣、オッサン達、機材』の運搬も担当しました。道中、アクアラインと首都高での大事故(の渋滞)に巻き込まれたり、ハンパないドライビングテクニックを持つ地元の道案内人の運転に付いて行けずにまかれてしまったり・・・そう、映画でもありました『トランスポーター』の仕事です。ハードな任務でした。まぁ、渋滞に巻き込まれたのはもう1台の仲間でしたが。」
■チャリ改造で気を付けた点などありましたら教えてください。
「 自分が元ネタのファンという事もあり、知ってる人が見れば誰が乗っていたバイクか分かってもらえるように作ると言った点です。」
■ズバリ、注目点は?
「 車やバイクの細かい部分です。なんといってもインターナショナルセプターのスーパーチャージャー部分です!!出演シーンでは悪軍団がチャリバイクで砂漠の様な急坂を駆け下りるシーン。悪路をモノともしない走りの安定感を見てください!」
■参加して楽しかったところは?
「 撮影中に予期せぬことが起こっても、その場でやり繰りしてチームの力で乗り越えてしまう『現場力』を見られた事。」
■大変だったところは?
「 車やバイクチャリに求められるクオリティーがどの位か?初参加だった事もあり、分からずに不安だった事・・・。」
■森岡的おすすめのシーンは?
「 リアル過ぎる砂漠で砂煙の中、身体能力のハンパない女優陣の繰り出す格闘シーンですね!」
■おススメのキャラクターはいますか?
「足の流血よりもストッキングの破れを気にしていた、さすがは女子のマミヤさん。そして、キッドとは名ばかりの、オジサンがやってるウルフキッド氏!」
■監督はどうでした?
「 抜群の存在感で現場を仕切ってました。流石です。そして気がついたら、アレレ?何で着替えてたの?メイクもしてたぞ?崖の上で腕組んで何か言ってたぞ?ってな具合でしたのでお楽しみに。」
■チームとしてスタッフキャストはいかがでした?
「 いつも一緒に働いてるんじゃないの?と思うくらい、素人目には統率が取れてる様に見えました。それは、一人一人のスキルや協調性がイイ感じの高いレベルで揃っているからなんでしょうね?初対面や久々に会っても自分の役割をキッチリこなしつつ仲間とリンクして行く様は見ていて感心しました。もちろん、場面場面では色々あったとは思いますが総じた感想でございます。」
■撮影及び作品全体としての感想
「千葉ロケのシーンのみの参加ですが、すり鉢状の地形の為実物以上に壮大見える広いロケ地に抜けるような晴れの日が多くスケール感の大きな場面がたくさん撮れていると思います。その中で、走り回る村人の群衆と追い掛け回すワル軍団の激突やかなりの時間を使って撮影された格闘アクションシーンは本当に見応えのあるモノになっていると思いますので、皆様ぜひご覧ください。」
■最後に何かありましたら
「 たくさんの方に観てもらいたいですねー。今の時代『SNSや動画投稿サイトでの拡散のテクニック習得と実行は作品に関わった人全てにマスト(義務)である。』という意識が定着して欲しいですね。思い入れ云々に関わらずギャラを受け取るからには、自分自身からもキャッチーな発信するのは当たり前という、正に当たり前な話なんですが。」