オリジナルトートバッグ到着。
vol. 34 2022-08-22 0
少し前に届いていたのですが
すっかり載せるのを忘れていました。
2回の試作を経て
3作目でOKかな、ということで
ドキドキしながら大量に頼んでいた
オリジナルトートバッグが届きました!
丈夫だしマチもあるし
とても使い勝手が良いです。
ちなみに試作品2つは
実家のみんなが使っています。(笑)
本番のとはちょびっと違うバージョンです。
四角の枠デザインを足してないものと、
あとはデザインは同じだけど
写真が暗いもの。
こんなに明るくしないといけないの!?
というほど明るく加工して
やっと感じが出ました。
これは出来上がりを見てみないと
わからなかった部分です。
そしてわたしは…3作目を持ち歩いています。
みなさんの目に触れる機会も多いので
あ!それだね!とよく言われるので
見本になるかなあと。
もうすでに生地もいい感じに
馴染んできました。
それから
もういらない資料は捨てていこうと
片付けをしていたら出てきた
初期の頃の
印刷屋さんから送られてきた展開図。
本当に、本の成り立ちから何から
何にもわからなくて
表紙から背表紙、裏表紙までを
1枚の紙にして繋げるのも
何度も何度も聞きながら
ちょっとずつ理解していったのも
もうすでに懐かしく感じます。
よくわからなくて
とにかく部品を送ってください!
と言われて
もう任せてしまった部分も
その割に要求が細かすぎたことも(笑)
ぜんぶぜんぶ愛おしいです。
(たまに達筆で読めなかったところも笑)
オフセット印刷のインクの理論も
理解するには時間がかかりました。
オフセット印刷は
4色のインクを版画のように別々に印刷し
その重なりとドット数の組み合わせでしかないので
暗い写真を明るくするには
藍の量を減らしていくのだけれど
藍を減らすとその分黄色くなってしまう。
(いつも藍藍って言っていたけど、
シアン、のこと、だよね…?)
明るくて、黄味をなくす、という
両立は存在しないので
(インクの全体量を減らしてしまうと
情報が少なくてのっぺりしてしまう)
その妥協点の匙加減で
決めていかなければならない。
自分のプリンターでやるプリントは
明度や彩度、色味を
簡単に自在に変えられるけれど
網点ではそうはいかない。
なんで明るくならないの!?
って最初は思ったけど
今では理解できます。
紙質によっても
どんどん色が暗く沈んでいってしまう
恐怖も味わいました。
色出しは、本当に本当に難しく
苦労して作業してくださいました。
(ここはわたしの作業ではなかった)
こうしてひとつひとつ書いていると
何が大変でどんなことに躓いたか
層は狭いかもしれないけど
次に作ろうとしている人への
いい資料になるのかもなあ、
なんて思ったりします。
ここまで全ての過程に携わるのも
なかなかないと思うので。
大変だけど幸せですね。
普通は人に渡すだけなんですかね。
わからないですけど。
とてもいい体験になっています。
いま製本中だと思います。
ここは最大のドキドキです。
ちゃんとできているといいな。
そしていつも応援を
ありがとうございます。
出来上がる前から支えてくれて
ありがたいです。
追伸
今日は1日
服を前後ろ逆に着ていました。
プライベートはこんななのに
よく頑張っていると思います…