表紙のお話。
vol. 22 2022-07-28 0
何となく漠然だけれど
本の表紙は
「果てしない物語」みたいな
イメージにしたいなあと思っていて。
(わたしは児童文学が大好き)
数ヶ月前に
日本橋の丸善に行った時
とてもかわいいアートブックのコーナーがあって
テンションが上がって
パンフレットをもらってきていたのです。
ああ可愛い。
このテイスト大好き。
大好きなミュシャや
ウィリアム・モリスをはじめ
クラシカルなテイストの
草花、虫などの昔の辞典など
素敵な装丁の本の数々を見て
これは自分の本も
植物か何かのパターンしようと
心に決めていました。
本のデザインなど
やったことがなかったのですが
自分でもできるかなあ…?
と勘を頼りに
最初に作ってみたのがこれです。
それで、これは
何となくいけるかもしれない、と
自分で遂行することを決めました。
そこからはもうご存知の通り
とんでもない凝り性なので
どの素材にするかで
候補の柄を永遠ピックアップしていって
この調子でこれだけでも30ページ分…
膨大な選択肢でした。
何日見続けただろうか…
これだけで1週間から10日は見ていました。
フォントも結局
何日かかけて1周したのち
気に入ったものがなかなか見つからず
新たに買い足して。
出来上がった時
で、できた…パタ…
となったのを覚えています。
だからとてもとても愛おしいです。
中の見返しの色紙も
何度神保町の竹尾見本帖本店に
通ったことか。
普通紙に印刷した表紙を持って
実際に何度も合わせて
候補紙を10枚まで絞って買って。
(これでも相当絞った方…)
何度も何度も実際にめくってみて
やっと、This is it! と決めました。
読んでるだけで
汗出てきますでしょう?(笑)
なのでお手に取られた方は
ぜひそっと、めくってみて欲しいです。
愛情が詰まっています。
以上、表紙のお話でした。
買って欲しいなあ。