【KAMADOのこと vol.19】応援メッセージ( NO.5 )
vol. 19 2019-06-15 0
今年に入って「ILUCA magazine」の編集長に着任したカッキーさんと一緒に仕事をすることになりました。ライターとして足を踏み出したばかりのわたしを、期待を持って迎えてくれて。
「ILUCA magazine」は、詩人、アーティスト、建築家、デザイナーなど多くの著名な方のインタビューを公開しています。消費されやすいウェブメディアでカッキーさんが意識しているのは“ストーリーのある記事”。最近のスマイルズ 遠山正道氏のインタビューでは、実現させるまでのハードルをひょいと超えてしまうことにまず驚いて。大勢の取材対象者の方と、実際の交流を重ねて信頼関係を築くことのできる才能や、どんなときでも情熱をもって伝えることを怠らない。そして“ライターやカメラマンと一緒につくる”ことを大切にしているカッキーさん。頼りになるし、なにより相手から受け入れられる人柄を持ち合わせているからこそ、みんなから親しまれているのだと思います。
なんというか、カッキーさんはガツガツしていないのにエネルギッシュ。静かに息を整えながら、膨大な熱量を放つ人なんです。
アートが大好きで、人が大好きで、行動力がある。初めてニューヨークを訪れ、「MoMAでみたイザ・ゲンツケンの一本のバラの彫刻を見て、“このバラのようになりたい”って思ってがんばることに決めた」と聞いたとき、もう、すごく素直な人だと思って。そこにはしんどいことが裏側にあって、いろんな経験を経てのことで。そんな自分自身と対話できる、それを人に伝えられるカッキーさん好きやわ、って(笑)。
この世界で、発信することは容易なようで困難なことです。「たしかなもの」を臆せず、前向きに発信することはとても難しい。人は勝手なもので、当事者でないと簡単に批判したり否定できたりするのが現実です。でも、それでも立ち向かう、チャレンジする人をわたしは心から尊敬します。
「この人のやる仕事だから、信頼できる」
カッキーさんが培ってきた人との信頼関係でKAMADOは進んでいくと思うんです。
全ては、そこに尽きるのかなと。
世界がうつくしく花開くように、これからは「アート」や「人」が与えてくれる普遍的な感覚、“直感”をベースに一人一人が心豊かな社会を築いていく時代だと感じます。そんなイメージを共有しながらKAMADOを通して世界がポジティブに繋がっていくことを願っています。
林 真世
1984年福岡県生まれ。家具メーカーや飲食業のマネージャーを経て、ライター業へ足を踏み入れる。個人でイベントを主催するなどおもしろいことを計画するのが好き。現在はIT企業でディレクターをしながらフリーライターとして活動中。