クラウドファンディング目標達成の御礼
vol. 23 2020-10-17 0
こんにちは、『シュシュシュの娘』監督の入江悠です。
7月末から始まった映画のクラウドファンディングですが、大変うれしいことに本日、目標額を達成することができました。これまで支援してくださった皆様に、心から御礼申し上げます。いまわたしたちは撮影中ですが、皆様の応援により毎日撮影を進めることができています。撮影の合間の食事タイムでは、モリモリと美味しいご飯を食べることができています。大学生など若いスタッフが多い現場なので、お腹いっぱい温かいものを食べられることがどれほど幸せなことか。監督として、スタッフやキャストが「美味しい美味しい」と言っている顔を見ると、とても幸せな気持ちになります。
クラウドファンディングでご支援していただいたお金は、撮影現場での撮影機材費・交通費・食費・人件費・小道具費・ロケ地借用費などに使わせていただいています。今後、撮影が終わったあとには、編集スタジオレンタル費・DCP作成費(映画上映用のデジタルフォーマット作り)などに利用させていただきます。当初の予定通り、目標額の1000万円と入江悠の個人出費ですべてまかないます。
映画が完成した後は、劇場公開へ向けてプロモーションと配給が始まっていきます。わたしがこの自主映画の企画を立ち上げた最初の動機のひとつである、「コロナ禍で苦境に陥った全国のミニシアターを回る」という目標へ向かいます。目標額以上のクラウドファンディング支援金はすべて、劇場のプロモーション費に使わせていただきます。1枚でも多くのチラシ、1枚でも多くのポスターを。ひとりでも多くの映画ファンへ届けるべく、メディア取材やトークイベントを。
『シュシュシュの娘』のクランクインの直前、北海道のいくつかのミニシアターの支配人さんとお会いしたり、わたしの地元の深谷シネマの館長さんとお話ししました。もともと客席が少ないミニシアターは、上映の回にひとりでも多くお客さんが来てくれるだけで、日々の売り上げに影響があります。コロナ禍で客足が離れてまだ常連さんが戻ってこない映画館が多いなか、2021年の『シュシュシュの娘』公開時には、ひとりでも多くの方へ地元のミニシアターへ足を運んでいただけるよう、できるかぎりの宣伝とプロモーションをしてミニシアターを盛り上げていきたいと思います。ミニシアターへできる恩返しとしては、まず良い映画を完成させること。そして、一人でも多くのお客さんに足を運んでもらうこと。
クラウドファンディングは引き続き、締め切り日の10月29日(23時59分)まで続きます。ぜひ、本作を全国へ届けるためのプロモーションをご支援いただけましたら幸いです。わたしたち現場のスタッフは、映画のクランクアップを目指して、明日も撮影をします。晴れて撮影が終わり、また皆様にご報告できる日を心待ちにしています。
入江悠