ペトリ村集会所復興プロジェクト、終了いたしました!
vol. 10 2025-04-07 0
ペトリ村復興プロジェクト、おかげさまで有終の美を迎えることができました。
たくさんのご支援をいただき、どうもありがとうございました。
120名の方からのご支援を受け、634,300円を集めることができました。
こちらをしっかりと村の共同体のために還元させていただきたいと思います。
すでにペトリ村のおばあさんたちとの連携をとり、来週日曜にはカロタセグへ出向き、
ワークショップをするとともに注文のお品をすべて受け取ってまいります。
クラウドファンディングサイトの規定上、翌月末~翌々月はじめに資金が届くことになっており、その後6月に発送をさせていただきます。
まず資金をルーマニアへ送金をしましてから、今回の支援金の中から、
既定の金額を集会所復興のために寄付をさせていただきます。
私はルーマニアを6月17日に出まして、6月19日に実家到着の予定でございます。
もしかしたら、スーツケースでお品を運んで実家から発送したほうがスムーズにいくかもしれません。
昨年一つの大きな失敗がありました。
それは、特別サイズにオーダーを頂いたお客様がいて、図案もこれと決めたものがおありでした。
その図案をアンナおばあさんの元へ送り、昨年の春に図案を受け取りました。
本当は刺繍までしてもらうはずだったのに、手が動かず、図案という形で受け取ったバトンを、姑さんにお願いをして刺繍をしてもらい、夏ごろに完成しました。
一部、姑さんができなかったステッチを秋から私が刺繍をしはじめ、
それができたのがもう冬のはじめでした。
完成作品の画像をお送りしたところ、思ったものと違ったというお声。
よく見ると、お花が1つでなく、2つありました。
イーラーショシュは型を使いますので、恐らく図案を作るものからしてみれば、布そのもののサイズが大きくなったので、余白に入りきらないという事情があったのだと思います。刺繍をしながら、そんな図案の違いに全く気が付かなかった自分、そして、そういう作り手の事情と刺繍を知らないお客様へ対する説明をはじめにしなかったことが悔やまれました。
結局、お客様はもし不本意な品を受け取り、今後それを目にするのがつらいので、この作品は受け取られませんでした。そしてお支払いされた金額の返金にも応じられず、そのお金を寄付するなり、私の活動に使うなりしてほしいとのご希望でした。
お金をどうしたらいいか、というモヤモヤした気持ちを持ちながら過ごしていた冬に、
あの集会所の火災が起こったのです。私はすぐその金額を寄付しようと思いました。
それでも、よく考え、その金額を寄付だけでなく、
私も集会所のために何か仕事ができないかと思いました。
それが、今回のプロジェクトの発端でした。
こちらの企画書を作り始めたのが、昨年12月の半ば。
まだ未知の計画だったので、何度も修正を繰り返し、企画をサイトに掲載できるまで1か月を要しました。
資金が集まるのかと不安だったこともありましたが、
たくさんの方のご厚意に後押しをされ、気が付いたらたくさんの資金が集まっていました。
ひとりの力では到底することのできないことが、たくさんの方との協力によって可能であるということを身をもって知りました。感謝の思いとともに、一人ではなく、多くの方々といっしょにこの活動をしているという実感が湧きました。
集会所の寄付の一番目の支援者は、そのブックカバーを注文された方です。
それから、これまでもワークショップや私の活動を支えてくださった方々、
そして新しくこの活動を知った方々・・・。
皆さまの愛あふれるご厚意に、こころから感謝の気持ちを込めて。
谷崎 聖子
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