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本を媒介に人びとが安心してつながり、考えを深め合い、人間関係を醸成できる場を、高円寺に。「本の長屋」のオープンをクラウドファンディングで実現!
東京・高円寺で、大正~昭和初期に建てられた4軒長屋の一角を改装し、同じ長屋で営業しているコクテイル書房とあわせて、「本の長屋」をつくります。職業・年齢などを問わず、人びとが本を媒介に安心して過ごせる居場所にしたいです。
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東京・高円寺で、築100年の長屋の一角を改装し、「本の長屋」をつくるためのプロジェクトです。長屋には、みんなで本を持ち寄る「共同書店」と、本好きのための交流の場を設けます。2023年4月オープン予定。
東京・高円寺で、大正~昭和初期に建てられた4軒長屋の一角を改装し、同じ長屋で営業しているコクテイル書房とあわせて、「本の長屋」をつくります。職業・年齢などを問わず、人びとが本を媒介に安心して過ごせる居場所にしたいです。
こんにちは。
「本の長屋」プロジェクト発起人の狩野俊と申します。ふだんは杉並区高円寺の古民家を改装した場所で、古本屋と居酒屋がいっしょになった店「コクテイル書房」を営んでいます。
お店では、文学作品や作家からインスピレーションを得て創作する「文学メニュー」や、 日本の近代文学の軌跡と寄り添ってつくり上げる「文学カレー」などを出しています。本と食べ物の融合を目指し、日々営業しております。
プロジェクト発起人の狩野俊(写真は全て、写真家・鈴木さや香さん撮影)
コクテイル書房の外観
古民家を改装した店内には本がぎっしり。お酒を飲みながら読むことができる(猫もいる)
お店で提供している「文学カレー(漱石)」
今回、「本の長屋」プロジェクトを始めるにあたって、 2つの偶然が重なりました。
1つは、コクテイル書房がある2階建て・4軒長屋の端っこが空いて、大家さんから「借りませんか」とお声がけいただいたこと(ここには以前、コティーさんという美容室がありました)。
4軒長屋のうち、向かって一番右の建物が空き物件になった(一番左がコクテイル書房)
現状はこんな感じで、暮らしていた方の跡が残る。壁や天井を剥がして柱と梁を残して修繕し、コクテイル書房と似たような空間になる予定
江戸時代以降の商家に多く見られたという、出桁造(だしげたづく)り。「本の長屋」は建築の目線でも楽しめる
もう1つは、コクテイル書房の読書会が盛り上がっていること。2022年の春、コクテイル書房の2階で読書会が始まりました。店の常連さんと飲みながら「読書会やりたいねえ」「2人いればなんとかなるんじゃない」と言って、Twitterで募集したのがきっかけです。
そこから予想外に人が集まって、「小林秀雄を読む読書会」「書評を書く読書会」「海外文学を読む読書会」「社会学を学ぶ読書会」と、次々に読書会が立ち上がりました。そして、
年齢、属性、職業の幅広く、多様な人びとが集って話をする楽しい場になっていきました。
この様子を見ながら、「町おこしにはコミュニティーが必要だ」とよくいうけど、実はそうじゃないと気がつきました。最初に人びとのコミュニケーションがあり、そこからコミュニティーができていく。
むしろ大事なのは、みんなが安心してコミュニケーションを取れる場所があることなのでしょう。
「本の長屋」は、 本を媒介に人びとが安心してつながり、さらにそこで生まれた考えを深め合い、人間関係を醸成できる場を目指します。参加する際、やりたいことなどなくて構いません。本好きが集まれば、自然発生的にいろんなことが起きていくはずです。
「本の長屋」の1階には、 「共同書店(下記ご参照)」をつくります。2階では本にまつわるイベント(読書会や作者によるトークショー、本を生み出す講座など)を開催し、コミュニティが孵卵するための場とします。
長屋を図解すると、こんな感じ(画:和田有里絵)
【共同書店とは】
・さまざまな箱店主の本がずらっと並び、1つの空間をつくります。箱店主の方には、コクテイル書房が培ってきた「本屋さんのノウハウ」を共有するので、
知識・経験がない方でもOK。さらなるスキルアップや集客のお手伝いもし、「きちんと売れる」「持続可能な」書店をみんなでつくることを目指します。
・箱店主は、
1ヶ月6000円の参加費を毎月お支払いいただきます。売り上げは基本的に全額、箱店主にお渡しします。
・個人・法人を問いません。全国の本好きのみなさん、ライターや編集者、書店員など本の周りにいて選書に興味がある方、地方の出版社のみなさん、お待ちしております。
(特徴1)本屋のノウハウと売れるしくみづくりを共有します
・コクテイル書房がもつ
仕入れや、ネット販売のルートを活用していただけます。具体的には、新刊の仕入れや、日本最大級の古本通販サイト「日本の古本屋」でのネット販売を代行します。
・2階を使った読書会、トークショーなどのイベントや、1階ギャラリーでの展示を行い、
集客に寄与します。
・箱店主に向けた「現役書店員による本屋講座」を開催。
スキルを磨いていただけます。また、定期的に箱店主同士の交流会を開催し、横のつながりをつくります。
・本の長屋のSNSで、箱店主たちの人物紹介や選書などを発信します。
・箱店主ごとの棚のほか、「食べる」「旅」といった1つのテーマに沿って箱店主が本を持ち寄り構成する「テーマ棚」を設けて、空間に一体感を持たせます。
(特徴2)部活動を実施します
以下の各部を設け、部活動に参加できます(遠方の方もリモートで参加可)。
・管理部
本の長屋の維持管理を行う。掃除はもとより、店主として、お客様への応対、日本の古本屋への出品など、本の長屋の売上を維持するかなめの部。
・広報部
本の長屋のSNSでの発信や、zineの発行など、広報活動を行う。取材時の窓口ともなり、マスコミへの対応なども行う。本の長屋の顔。
・出版部
全ての棚店主が寄稿する「本の長屋年報(仮)」の発行を担う。年に何度出版するか、ゲスト作家への寄稿のお願いなど、本の長屋の言葉を編む仕事。
・美術部
本の長屋奥にあるギャラリーの展示を担当。出版企画と連動、持ち込み作家への対応、作家の発掘など。本の長屋の美の担い手。
・BOOK倶楽部
開催されている読書会カレンダーの作成や、新規の読書会企画の窓口。トークショーなどイベントの企画も建てる。本の長屋のコミュニティを孵卵する役目。
(特徴3)「BOOK」を使い、労働と本を交換します
本の長屋では、 交換チケット「BOOK」を発行します。BOOKは部活動を行うことで入手でき、共同書店にある本と交換したり、イベントに参加したりすることができます。現在、多くのシェア型書店では、書店の維持運営は箱店主のボランティアで担っています。本の長屋では箱店主の働きに対してBOOKを発行し、労働→BOOK→本という交換サイクルをつくることで、資本主義ではない「知本主義」を育てる実験の場とします。
(特徴4)箱店主だけの特典があります
本の長屋の2階を優先的に利用でき、使用料も会員価格とします。また、コクテイル書房の2階を箱店主のみ使えるラウンジとします。昼間は仕事や読書の場、夜はお酒が楽しめます(時間ごとに料金がかかります)。その際、コクテイル書房の飲食がすべて1割引でご利用いただけます。
コクテイル書房2階のラウンジ。仕事や読書、打ち合わせなどにお使いいただけます
(特徴5)本を生み出す講座に参加できます
ライティング、編集、製本、装丁などをプロの講師から学び、将来的には 「自分で本をつくる」レベルに持っていけるような講座を開催。箱店主には優先的に参加していただけます。将来、ここから本が生まれることを夢見ています。
以上です。これはあくまで箱店主として参加いただく方のお話です。こうした施設をつくるので、ぶらっと本を眺めたり、読書会やイベントに参加したり、お客様としてぜひたくさんの方に気軽に足を運んでいただきたいです。
共同書店の完成イメージ(画:福澤香織)
(なぜ高円寺なのか?)
私は一人っ子として育ち、若いころからずっと人が苦手でした。お店を始めてからも長い間、接客に苦労しました。しかし高円寺に引っ越してすぐに、当時赤ちゃんだった子どもを抱っこしながら店番をしていたら、長屋の隣のお蕎麦屋さんが子どもを預かりミルクを飲ませてくれたりしました。他人でもそうした人間関係ができるんだと、驚きました。
高円寺はそういう人情にあふれた街です。でも決して、ベタベタしない。親しくなっても踏み込みすぎない感じが「風通しのいい田舎」という具合で、ちょうどいい。この地で「本の長屋」を、ほかの人たちにとっても心地いい居場所として、醸成させていきたいと思います。
(なぜ本を使うのか?)
「幼子に話しかけないと、その子は死んでしまう」という話を聞いたことがあります。言葉は人にとって必須のものなのです。本はどんな状況の人にも言葉を届けるありがたいものです。
多くの人の話し言葉で溢れる、そんな場所をつくっていきたいと思っています。そこは人と本にとって居心地がよく、だからこそ、いつでも帰れていつでも旅立てる、みんなの居場所になるでしょう。
コクテイル書房には、人びとが本を交換する「まちのほんだな」が設置されている
📚三砂慶明さんから、応援メッセージをいただきました📚
学生のときから20年以上、コクテイル書房に通い続けています。縁あって『本屋という仕事』の編集企画を頼まれた時、狩野俊さんの顔が浮かびました。本を売ったり、お酒をだしたり、料理をしたり、レトルトカレーを作ったりする狩野さんの仕事は全部、新しい読者に、本を読むきっかけを届けることだったからです。「本の長屋」プロジェクトは狩野さんの創る新しい本屋の未来。本を片手に深呼吸できる場所が、高円寺に生まれます。
(プロフィール)「読書室」主催。1982年、兵庫県生まれ。著書に『千年の読書ーー人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』(世界思想社)がある。
📚世田谷ピンポンズさんから、応援メッセージをいただきました📚
そこに行けば誰かがいる。そんな場所がほしいと思いながら、ずっと暮らしてきた。
それが本を介しての場所だったら言うことはない。
それに本の長屋には猫もいるのだから、こんなに素敵なことはない。
(プロフィール)歌手、フォークシンガー。2012年、『H荘の青春』でデビュー。2015年にはピース・又吉直樹との共作を発表し、注目を集める。2020年、初の書下ろしエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店より刊行。本と文学と喫茶店が好き。
プロジェクトに支援いただいた方に、ご参加いただく形態と、金額に応じたリターンを準備しています(全てのコース共通で、メールにて活動報告をお送りいたします)。
📚 箱主として参加📚
「本の長屋」の活動に、共同書店の箱店主として参加したい!という方に向けて、1ヶ月、3ヶ月、1年のお試しチケットをプレゼントいたします。
■1ヶ月参加コース|7,000円
・1ヶ月間、共同書店の箱店主として1名、活動にご参加いただけます
・コクテイル書房で使える「大正コロッケ(1個分)」のチケット(メールにてご案内)
■3ヶ月参加コース|19,000円
・3ヶ月間、共同書店の箱店主として1名、活動にご参加いただけます
・コクテイル書房の「文学カレー」1個プレゼント(お店にてお渡し)
■1年参加コース|73,000円
・1年間、共同書店の箱店主として1名、活動にご参加いただけます
・コクテイル書房の「文学カレー」12個プレゼント(お店にてお渡し)
📚 個人として応援📚
「本の長屋」の活動を個人として応援したい!という方に向けて、レトルトカレープレゼント、パーティー参加、お名前の刻印、文豪コースをご用意しました。
■レトルトカレープレゼント(松竹梅)|3,000円、5,000円、10,000円
・文学カレー(レトルト)をそれぞれ1個、2個、5個プレゼント
(お店での受け取りか、発送かを明記願います)
3種類の文学カレー(左から太宰治、夏目漱石、萩原朔太郎)からお選びいただけます
■パーティーに参加|10,000円
・「本の長屋」で開催するオープニングパーティーに1名ご招待
■刻印コース(松竹)|15,000円、100,000円
・「本の長屋」の天井に、あなたの好きな言葉とともにお名前を書きます。
(15,000円はプリントにて印字、100,000円はプロの書道家が書きます)
・「本の長屋」で開催するオープニングパーティーに1名ご招待
■文豪コース・小林秀雄|2,000円
・「書くことは無私にいたる道」と語っていた彼の想いを組み、リターンはありません。
贈与によってあなたの中の「私」が減っていくかも。
■文豪コース・太宰治|150,000円(1名限定)
・『人間失格』(初版本)1冊プレゼント
・文学カレー「太宰」1個プレゼント
・オープニングパーティーに1名ご招待
■文豪コース・夏目漱石|300,000円(1名限定)
・『こころ』(再販本)1冊プレゼント
・文学カレー「漱石」1個プレゼント
・オープニングパーティーに1名ご招待
2023年2月 共同書店の箱店主募集スタート
3月 取り壊し工事スタート
4月 「本の長屋」オープン
プロジェクトの
目標金額は、200万円です。ご支援いただいた資金は、建築改装費用(取り壊し含む)の一部に充てさせていただきます。
目標金額を達成できた場合は、さらに100万円のストレッチゴールを設定し、電気工事および本棚などの什器購入費として活用いたします。
(なんとかここを目指したいです。ご支援を宜しくお願いいたします!)
目標金額に達しない場合も、ご支援いただいた方からの資金を大切に活用し、不足分を自費で賄い、「本の長屋」をオープン致します。同様に、リターンも目標達成にかかわらずお送りし、お使いいただけるように致します。
地域に本でつながる新しい居場所をつくり、そこから人びとのささやかな生きがいや楽しさ、そして新しい経済圏が生まれることが、本プロジェクトの成功です。ぜひ、実現に向けてお力を貸してください。
「そんな生き方してどうするんだ」。今は亡き尊敬する古本屋から20年前に言われました。生き方?その言葉は長い年月をかけて、固い地層に水が染みこむように私に浸透していき、生きることの主人に自分を据える、ということが分かってきました。
今の私にとって、生きるとは変わることです。思えば、古本屋を開き、そこに酒場を併設し、古本酒場と名乗りました。コロナ禍にレトルト食品をつくる工場を設け、三足の靴を履くようになりました。今度は多くの方と、共同で書店をやっていこうと思っています。
偶然が重なって始まった「本の長屋」プロジェクトは、私の人生にさらなる変化を起こしてくれることでしょうか。そしてそこに関わる人たちにも、変化の輪が広がっていくことを願っています。長い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
「本の長屋」の場所
東京都杉並区高円寺北3-8-13
2000 円
3000 円
5000 円
7000 円
10000 円
10000 円
15000 円
19000 円
73000 円
100000 円
残り1枚
150000 円
残り1枚
300000 円