「そこにあるものを買う」時代から「あったらいいな」を作る時代へ
vol. 5 2018-11-13 0
プロジェクト開始以降、様々なご支援、ご協力をありがとうございます。
おかげさまで現在達成率43%のところまで参りました。
ですが、目指すところははるか先、300%です。
更なるご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、様々なコンテンツが溢れる昨今ですが、年間のゲームの開発本数がそのくらいかご存知でしょうか?
増えてる?
そうですね。ソーシャルゲームはそうかもしれません。
ですが、コンシューマーゲームに限定すると、実はゲームボーイが発売された翌年の1990年と同程度まで落ち込んでいるのです。
据え置き機と携帯機と合わせて424本。(2016年)
最も多い2000年の1094本と比べると半分以下です。
基本無料で気軽にスマホでできるソシャゲに淘汰された結果……ともいえるかもしれません。
PCゲームはどうでしょうか。
steam、PLAYSM、Originなどの登場でずいぶん入手しやすい環境になったはずなのですが、国内市場ではオンラインゲームとして開発されているビッグタイトルも含め据え置き機と同じタイトルが開発されている現在です。(ここではいわゆるエロゲは除外させていただきます。あれはまた別の市場です)
つまり、PCゲームと据え置きゲームの市場が少ない牌を取り合って食い合いをしているのが現状です。
インディーズゲームを活発に開発しているのは海外勢ですが、それもsteamの敷居が下がったことにより、レッドオーシャンと化しています。2017年統計で1日16本リリースされるとなると、そうならざるを得ないでしょう。
私はこの話にツクールシリーズがリリースされたときのことを思い出しました。
その弊害についてはここでは触れないことにします。
決して弊害ばかりとも言えないことは確かだからです。
さて……前置きが長くなりましたが、国内のゲーム開発事情は厳しさを増すばかりです。
高騰し続ける開発費と縮小し続ける(とは言い過ぎかもしれませんが拡大しない)市場。
大手は本数を見込めるナンバリングタイトルを出すことで何とか生き残り、業態を変え、姿を消したメーカーは数知れず。
今、「欲しいゲーム」はなかなか手に入りにくい時代に突入していることにお気づきですか? 「ソシャゲは豊富にあるから」「発売されたゲームを遊べばいいし」
確かにそうかもしれません。
ですが、それ、本当にあなたが欲しいゲームですか?
昔がよかった、とは言いません。
昔だって「これじゃない」ゲームはたくさんありました。
ですが、クリエイターが何かに挑戦したり、クリエイターが好きなことを思いっきりやったり、その挙句理不尽すぎて笑いが出るようなゲーム、少なくとも国産では見かけません。
海外ではたくさんあります。国内でもフリーゲームでならあるでしょう
ここまで引っ張ってきて言いたい結論は一つです。
今は、待っていても「あったら買うのに」なゲームが作られることはありません。
私はたまに「こんなゲーム(続編)作ってください」と署名を集めてメーカーに送るといった光景を見かけるのですが、申し訳ありませんがそんなことで希望のゲームは出ません。
理由は簡単で、利益にならないからです。もっと悪いと、回収すらできないからです。
開発費を都合できるならあるいは可能かもしれません。ただし、個人が集めるにはかなり難しい金額が必要になります。
ゲーム一本作るのに、億単位の資金が必要であることを、案外皆さんご存知ではないのです。
もっとも、どんなゲームを作るか、にもよるのですが。
最も安いのがノベルゲームでしょうが、それでも一千万単位で資金が必要になります。
つまりどういうことかというと、その金額を回収した上で利益を出さなければならないメーカーは必然的に流行りにのっとったゲームを作るしかないというわけです。
ですが、インディーズならあなたの「あったら買うのに」が叶えられるかもしれません。
多種多様に開発されているインディーズゲームは、開発者が何にも縛られずに自由に開発するものです。
そしてクラウドファンディングなら、その開発に間接的にではありますが携わることができるのです。
ヨナオケイシさん、高見龍さん、増子津可燦さん、むらさきひろふみさん、佐藤豪さん、海田明里さん。
それぞれが素晴らしい経歴と才能の持ち主で、一つの時代を作り、なおかつ現在も走り続けている人たちです。
ですが、この6人が同じプロジェクトにかかわったことは過去ありません。
これから先もあるかどうかわかりません。
まず最初の一作目を作れるかどうかは、このプロジェクトにかかっているのです。
あなたが欲しいと願うなら、この6人が勢揃いしたゲームをあなた自身が作ることができるんです。
資金を提供するというのは、そういうことなのです。
皆さん自身が、「フクロウさん」を作るんです!
どうか、たくさんの人に広めてください。
できれば支援をお願いします。
私はどうしても作りたくてプロジェクトを二回にわたって立ち上げました。
今度は、皆さんが力を貸してくださる番です。